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リ・スタート

普段何気なく使っている言葉たち。
もちろん意味に合う通りの使い方をしているが、その意味をさらに「どうしてその意味なんだろう?」と考えることって意外とない。


リスタートって今更ながらにいい言葉だと思う。
それこそ何を今更、何をいきなりという感じだが、そう思うんだ。

リスタート。
分解するとリ・スタート。
英語にすると、「Re・Start」。
「Re」は再び、という意味。
再び、始める。

人生というのは奥が深い、と思っている。
根本は瞬間瞬間の出来事でしかない。「今」の積み重ねだ。
過去に戻ることができないし、未来に飛ぶこともできない。
だから瞬間で切り取っていくとバラバラのように見えるかもしれないけど、でもよくよく長い目で見れば1つにつながっていて。

そんな風に長い人生を送っていれば、少なからずどこかでくじける時もあるだろう。壁にぶつかる時もあるだろう。立ち止まる時もあるだろう。そして過去をねたむときもあるだろう。

じゃあ立ち止まってしまったらそれまでの過去は意味がなかったのだろうか。失敗してしまったらそれまでやってきたことは無駄だったのだろうか。

たしかにその「瞬間」を切り取ったらそれはダメだったのかもしれない。経験しなければよかったことなのかもしれない。

だとしらその結果が出るまでの過程は”無駄”だったのだろうか。

私はそうは思わない。

その過程があったから「ダメだった」という結果が出たのであって、結果が出なきゃダメだったのかどうかもわからない。というかそもそも限られた自分の人生に無駄な時間があったと思いたくもない。その瞬間にはそうは思えなくても、人生をかけて過去にあったすべてを意味あるものに変えていきたい。

かの偉人、トーマス・エジソンも言っている。

「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ。」

と。

そういった意味で私たちの人生は”生まれる”というスタートの瞬間からは「リスタート」の連続なのかもしれない。

何回止まっても、後ろに下がるわけでもスタート地点に戻るわけでもない。またその場からやり直すんだ、と。



言葉というのは不平等だと思う。

どうしてそう考えるか。

1つの言葉に意味は定まっている。
その点では平等なのかもしれない。

だけどまずその言葉をを受け取れる人と受け取れない人がいる。
それだけじゃなく、もし受け取ったとしてもその言葉に解釈を与えるのは自分自身そこで幅が広がる。

言葉って意味を踏まえたうえでもその解釈次第で1にも10にもなると思うし、プラスにもなんならマイナスにもなると思っている。
そういった点で不平等になりかねない。

せっかくなら私はいっぱいの言葉を受け取っていきたい。
そしてそのすべての言葉を前向きに解釈していきたい。
さらにその解釈をいろんな形でアウトプットしていきたい。

誰かの気づきのきっかけになったらなって。

そう思っている。

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