ちょっと口角を上げて歩いていこう

自分の中で日々の忙しさに差ってあまりないのだが、だんだん気持ちに余裕がなくなってくると考えることがある。

「1日を全うするって本当に大変な作業だな」

気付けば朝で、働き始めたら時間に追われていて気付けば夕方で。帰って晩御飯食べたらもう明日も迫っていて。布団に入ったらまた朝が来て。

1日の回転速度ってこんな速かったっけって驚かされるのは自分だけだろうか。

好きな言葉の1つである、”明日を死なないを積み重ねる”とはよく言ったもので、毎日毎日を必死に生きている感覚だ。

でもだからこそ定期的に思う。

「え、みんなこれを何食わぬ顔してやってるのすごくね？」

通勤ですれ違う人、入ったお店で働いている人、テレビの向こうで活躍している人。みんなさも当たり前かのように日常を過ごしている。こっちは感情がグルグルしているというのに。

そんな姿を見て「すごいな」と思うと同時に、勝手に元気づけられている自分がいる。自分も負けていられないな、って。こういうマインドでいられるうちはまだ大丈夫だ。

みんな何食わぬ顔して平気で日常を過ごしているのは、みんなが強く、たくましいだからだろうか。

もちろんそれもあるかもしれない。だけどそればっかりじゃないと思う。きっと、自分の願望も込みになるけど”みんな感情がグルグルしている”んだと思う。でもそんな中で理性やら強がりやらそれが普通なんだと言い聞かせたりしながら、何食わぬ顔して日々を過ごしているんだろうな。

だから自分にも言いたいし、みんなにも言いたい。
「今日もお疲れ様。良く頑張りました」って。

と同時に思うことがある。

自分が見ず知らずの誰かが何食わぬ顔をして日々を全うする姿を見て元気づけられているのと同じように、自分が何食わぬ顔して道路を歩いたりレジに並んだり電車に乗ったりしている姿を見て、

「あー、自分も頑張らなきゃ」

って思っている人がどこかに1人はいるんじゃないかって。思い込みかもしれないけど。

そんな時、覇気の無い顔をして歩いている人を見たらどうだろう。自分ならつられて気分落ちちゃう気がする。たまに魂抜けたような顔して歩くときあるけど。

でもそこで、ちょっと笑顔だったり元気な表情をしていたら、それもプラスの意味で影響されると思うんだ。常にニコニコはちょっと怪しく思われるかもしれないけど笑

だから、ちょっと口角を上げて生活していきたいなって思う。

その表情、姿を見て少しテンション上がる人がいるかもしれない。
そもそも自分の口角を上げることで、一番元気づくのは自分自身だ。

ちょっと口角を上げて歩いていこう。
これが自分への宣言だ。