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”脳は主語を理解できない”らしい

私たちは日々情報の海の中を泳いでいる。
目の前で起こっているもの、テレビで流れてくるもの、スマホに映るもの。

自分に関係する大事な情報から、自分には関係ないけど目に入ってくる情報まで。気づいたら「情報の波」に溺れそうになっていることもある。


”脳は主語を理解出来ない”

最近、そんな言葉を目にした。

「ほんとかな?」

と思ってちょっと考えてみた。

真っ先に浮かんだのはサッカーのW杯
日本代表が熱く盛り上げてくれた記憶に新しい大会だ。
連日連夜夜更かしして、早起きしてテレビやスマホの画面にかじりつくように見ていた人も多いのではないだろうか。

ただ極端な話、サッカーをやっているのは自分じゃない。
選手たちだ。

だけど私たちは日本代表が勝てば自分のことのように喜んで、負けるとその日1日まるごとテンションが下がるくらい落ち込んでいる。

主語を「自分」にしていると言っても過言ではない。


もう1つ例としてあがるのが誹謗中傷スキャンダルだ。

SNSでは誰もが公に向けて発信を出来る時代になった。そしてその発信は意図せず目に入ってくることもある。日々、パーっとTwitterをスクロールしているとたまに誹謗中傷のコメントが目に入ることがある。別にそれは自分に向けて言われているわけじゃないのに、ちょっと心が苦しくなることがあるのは私だけだろうか。

スキャンダルとかもそう。
スキャンダルを起こしたのは当事者であり、それを解決すべきなのは当事者間。多少知名度があるからニュースにはなっているのかもしれないが、言ってしまえば視聴者は「外野」だ。それなのに、スキャンダルには必ず何かしら「外野」からの否定的なコメントが入ってくる。自分が被害を受けたわけでもないのに。それを見るとまた勝手に胸が痛くなる。

どちらも自分には関係ない話だけど、勝手に攻撃したりダメージを受けたりしている。

「脳は主語を理解出来ない」という説は、どうやら本当かもしれない。

*

ここで私が「note」という居場所が好きな理由を1つ説明しよう。

それは素敵な言葉で溢れているからだ。
「素敵」という月並みな表現になってしまった。もう少し言語化してみたい。

温かい言葉で溢れている。
前向きな言葉で溢れている。
優しい言葉で溢れている。
苦しんでいるけど戦おうとしている言葉で溢れている。
夢に向かってキラキラしている言葉で溢れている。
自分の失敗を参考にしてほしいという言葉で溢れている。

こういった言葉たちは読んでいてすごくうれしい気持ちになる。
時に武者震いするとき、鳥肌が立つときもある。
別に自分に向けて書かれたものじゃないということはわかっているのに、まるで自分だけに向けられた言葉のように感じることもある。

だから好きだ。

これもある種、「脳は主語を理解出来ない」一例だろう。

ここに1つの答えがあると思っていて。

どうせ、脳は主語を理解出来ないならその特性をプラスに使いたいよね、という話だ。プラスの言葉、前向きな言葉、戦っている言葉、そんな言葉たちをいっぱいいっぱいシェアしていけば、自然と周りにもそういった気持ちになる人で溢れるよね、ってこと。

別に綺麗な言葉じゃなくてもいいと思っていて。
思ったことをありのままに、だけど否定せず、けなさず、ありのままを受け止めて前を向く。そんな言葉たちをいっぱい使っていきたいなって思ったんだ。

これをこれからの発信の方向性の1つにしていきたいな。

自分のシェアで、見ている人の気持ちをハッピーに。
略して、

シェアハピ。


・・・あれ聞いたことあるな。(笑)


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