自分以外の生活を感じる
自分の中で「歩く」って趣味の1つだ。
そんなことはこれまでも記事にしてきた気がする。
歩いている自分の思考が整理される。
何も考えない時間にすることが出来るし、
かえってめちゃくちゃ考え事できる時間にもなる。
座ってじっとしているより、すごく有意義な時間になる。
だから自分の中で、
「煮詰まってるな」「調子よくないな」
という時は、自然と靴を履いて外に出ていたのが昔からだ。
ただ、歩く楽しみって他にもあって。
新しい発見ができるのも歩く醍醐味だ。
世の中にはまだまだ知らない部分が多すぎる。
知れば「これめっちゃ素敵やん」と思うはずなのに、
踏み込まないから気づけないことが多い。
それらを知らないまま人生を終えていくのってもったいない。
いろんな部分をこの目に焼き付けておきたい。
だから知らない土地に行ったら、特に予定がなくてもウロウロ歩き回るのが好きだったりする。遠回りがご褒美だったりする。
ここからが本題なのだが、
それと似た感覚でもう1つ歩く醍醐味がある。それが、
「自分以外の誰かの生活を感じられること」
ちょっと変なことを言っているかもしれないが、割と本気。
今から当たり前のことを書くけど、
日本には1億という数の人がいて、きっと私たちはそのうちの1%未満の人としか関わらないで一生を終えていく。
それは当たり前のことなんだけど、たまにすごい不思議な気持ちになる。自分が関わっていないだけで、自分以外の人にも家族がいて生活圏があって日常がある。自分が行ったことないお店がたくさんあって、自分が持っていないものを持っている人がたくさんいて、自分が足を踏み入れたことのない土地で生活している人がたくさんいる。
だから歩き回っている中で、自分が関わったことのない人の生活が「そこ」にあると感じる瞬間が好きだったりする。なんかいいな、って思う。
たまに「人生大変だなぁ」と思うことはあるけれど、歩き回って、いろんな生活を感じるとかえって自分がちっぽけに感じて、
「ま、何とかなるか」
ってなることもしばしば。
会えない人、行かない場所の方が多いまま一生を終えていくのはしょうがないことだけど、
せっかくならたくさんの人に会いたいし、
たくさんの場所に行ってみたいなと思う今日この頃。
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