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withコロナ初のスポーツ観戦で感じたこと

7月10日、プロ野球は今シーズン初めて観客を動員しての試合を開催しました。私はひょんなきっかけからZOZOマリンスタジアムで開催の千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの試合に伺うこととなりました。

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スタジアムの外は普段と比べますと、人の数は少ないですがフードトラックも運営しており雰囲気は通常に似たものがありました。

スタジアムに入る際には、検温、消毒、そして係の方々はフェイスシールドで対応。チケットも電子機器で翳してもらうだけのため、直接触れることはなく入場出来ました。

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試合が始まるまでは注意事項が常時流れている状態。そしてスタジアム内ではアルコール販売は中止、そして売店も半分ほどしか開けていませんでした。

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試合開始時には特にセレモニーなどはありませんでしたが、千葉ロッテマリーンズの場内アナウンスを担当している谷保さんからのメッセージ。これをSNSに掲載したのは、お茶の間で応援しているファンの方にも届く素晴らしい発信に思えました。

実際に試合が始まってみると、応援団はなし。そして通常のイニング間の催しも限定されていました。ワンストライク、ワンストライクに巻き起こる拍手。劇やコンサートにきているような雰囲気。そして選手の「声」、そしてフィールド上に鳴り響く「音」がコンテンツに。さらには相手選手のHR時にはなんとなく伝わってくるみんなの溜息がもれる感じ。個人的にはマイナーリーグ観戦のような感覚に似ている印象でした。

イニング間ではテクノロジーを駆使した試みもいくつかありました。そこにスポンサーも付けて、実際にスタジアムに来ているファンだけでなく、家から楽しんでいるファンも「ライブ空間」に入っていける新たな形。

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体感としては、いざ試合が始まってしまうとそこまで違和感はなく試合を楽しめる印象。各観客は間に2席ほど空けて座ることから会場で歓喜の瞬間に拍手だけに留まってしまう寂しさはありますが、それでも生スポーツ観戦の良さは存分に感じることが出来る空間だったと思います。

今後観客動員が制限された中ではおそらく今までとは違った戦略が求められるのかもしれません。今まではライトなファンにも楽しんでもらい、リピーターとなってもらうことに趣も置かれていたと思いますがおそらく来場する約5千人はどちらかと言えばコアファンの皆さま。

試合後も長蛇の列が出来て、チームストアに多くの人が訪れていました。久しぶりに中に入りましたが、雰囲気がだいぶ変わっていて非常に良いスペースでした。

この歴史的な日を現地で経験することが出来て、印象に残ったのは球団関係者の「もっと面白いことしたいですね」の一言。課題や物足りなさを語ったらキリがないですし、球団スタッフからすればやれたら良いことは無数にあると思います。

出来ること、出来ないことをしっかり見極めまずは安全第一で更に進化していくであろうwithコロナのスポーツ観戦を学び、見守っていきたいと思います。

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