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「みちづくり」は「まちづくり」(その1)

先日、新潟県宅地建物取引業協会三条支部さんの研修会にお声がけいただき「三条市の道づくり」について講演してきました。

その際「三条市がここまで道路行政をがんばっている、これからさらにがんばろうとしているのは知らなかった」とのコメントをいただきました。

私自身「情報発信がまだまだ足りなかったか・・・」と反省しましたので、数回にわけて三条市の「みちづくり」についてお伝えします!


1.国道403号三条北バイパス

実は新潟市中央区から長野県に至る道である国道403号。

そのうち「三条北バイパス」事業は、田上町から三条市塚野目までの約8.3kmが事業区間です。

2022年12月に加茂市下条から三条市下保内(保内工業団地周辺)まで開通し、2024年3月23日(土)午後2時に、三条市塚野目(県道塚野目代官島線)までの約3.2km区間も開通しました。

私も開通後、プライベートで通りましたが、すごく便利・すごく早くなったと実感しました。

今回の開通がゴールではなく、今後は、三条市役所に向かい、市道新保裏館線(市役所前通り)まで接続する事業の早期着手に向けて、国や県に働きかけていきます。

2.八十里越(国道298号)開通に向けて

映画にもなった司馬遼太郎の「峠」の舞台、八十里越。三条市の下田地区と、おとなり福島県只見町を結ぶ道路です。

「国道289号を整備して、八十里越も早期に開通させよう!」と要望活動をはじめとする様々な動きを行っている「国道289号線建設期成同盟会」は、昭和40年代に立ち上がっています(同盟会の初代の会長は田中角栄です!)

その後、1986年(昭和61年)度に国が「八十里越を開通させましょう」と事業決定しました。1989年(平成元年)度から工事が着工しており、もうちょっとで40年の大事業です。

私が子どものとき(ですので30年以上前から)「あと10年で開通する」とずっと言われていましたが、昨年(2023年)12月、国の方から

2026年(令和8年)秋から2027年(令和9年)夏

と具体的な開通時期がいよいよ示されました!

この八十里越は、観光や産業、物流といった面からの効果が期待されますが、実は「命の道」でもあります。

というのも、今、福島県只見町の救急車は、約95分ほどかけて福島県会津若松市内の救急病院に搬送されているのですが、八十里越の開通後は、県央基幹病院の方が近くなるのです(約75分)

冬期間が雪のため工事ができない難しい区間ではありますが、先人達の思いをしっかり受け止め、1日でも早く開通するように、引き続き動いていきます!

3.国道8号 栄拡幅

国道8号の三条市栄地区、一ツ屋敷田と千把野の間、約3.2kmは、いまだに片側1車線の区間です。

その区間内にある工業流通団地も、おかげさまで契約済み・内定済みで面積ベースで95%以上埋まりまして、これから工場などの建築も進んでいきます。

この片側1車線の区間を「片側2車線に!」と私たち三条市はずっと国に対して要望してきました。

このたび2022年(令和4年)度に国から「4車線になるよう工事をします」と事業化していただき、今は測量設計や、地元のみなさま・沿線企業などへの説明を行っている段階です。

1日でも早い4車線化工事完了に向けて、引き続き要望活動を続けていきます。


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