「祖母の背中を見て学んだこと」 No.127
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2021年5月8日 「DAYONE日記」No.127
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。
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人間というのは、普段できていることは当たり前だと思う生き物だと思います。
毎日、体が元気に動くことも当たり前だと思っているのではないでしょうか?
でも、それは、病気したり怪我をして動けなくなって初めて、元気で体が動くことのありがたみに気づくことができるのです。
自分の体が元気で動くということ、五体満足であるということに感謝できるのです。
なぜ、こんな話をするのかというと、私自身がずっと当たり前だと思っていたからです。
朝、当たり前のように起きて、当たり前のように会社に行って、当たり前のように会社から帰ってきて、当たり前のように夕食後を食べて寝る。
そして、また、当たり前のように明日が来るという日常。それが、本当に当たり前だと思っていたからです。
でも、実はそうではないということに、あることをきっかけに気づくことができました。
それは、私の祖母の経験で気づくことができたのです。
私の祖母は、本当に元気な人で、いつも周りを元気にするような力を持っている人でした。とにかく、明るい人でした。
そんな祖母の身に事件が起こったのです。
それは、ある日突然起こりました。
蜘蛛膜下出血です。
簡単にいうと、脳の中の出血です。
祖母が倒れ、緊急入院。
一命を取り留めましたが、体に障害が残るような形になりました。つまり、今までのように自由に動けなくなったのです。
リハビリもしたのですが、少なくとも誰かの補助がなければ、生活できる状態ではありませんでした。自分で動けず、車椅子での生活になったのです。
そして、病気をしてからの祖母は、今まですごい明るかった性格から段々口数も減り静かになっていったのです。
見た目も含め急に歳をとり始めたのです。周りを明るくするというよりも、穏やかに見守るようなタイプになっていったのです。
今思うと、祖父は自分が何もできないという辛さがあったのかも知れません。それが、段々性格に反映され、見守るようになったのかも知れません。
でも、少なくとも人はそのように動けなくなって、初めて動けることのありがたみを感じることができるはずです。
祖母にそのことを聞きたいと思ったのですが、今はもうこの世にいないので聞くことはできません。
でも、今思う事は、日常生活の中で当たり前にできていることに感謝をもつことが大事だと思います。
だからこそ、「自分の体はいつまでも元気でいたい」思えるし、体には気をつけようという風に意識も出てきます。
自分の生活を振り返ると、当たり前になっていることが多いことに気づきます。
だから、この祖母のことを思い出すことで、「自分は何も不自由なく生きていることに感謝しよう」という気持ちになれるのです。
カッコいい言い方をすれば、「自分の感性や感情を呼び戻す」というイメージです。
でも、本当に毎日、不自由なく生きていること、当たり前にできていることをありがたいと感じることができれば、自分の感性は確実に豊かになっていくはずです。
そして、その感性を豊かにしていくことで、日々の充足感も感じることができるようになるし、人生ももっと豊かになっていける気がします。
人生は、どれだけ感性豊かにして心を満たすことができるかが大事だと思っているので、これからも日々に感謝しつつ、当たり前の感覚になりそうなら、祖母のことを思い出し、心を豊かにしていければと思っています。
何気ない日々に感謝して、本日は終わりします。
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