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派遣スタッフの教科書~派遣で働くコツ~ 【実践編】①「派遣会社の選び方」

こんにちは!
派遣スタッフの教科書と銘打って、人材派遣で働く方向けのTipsを紹介していきます。
今回は【実践編】編の第1弾!
「派遣会社の選び方」
行ってみましょー!

「ひたすら具体的」で「生々しく」派遣スタッフの教科書を作るという狙いなので、僕の独断で、派遣で働く人が知っておくと良いことについて超実践的に解説していきます。
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※僕は事務系の一般派遣の営業経験が長く、ここでは主に登録型の人材派遣についての解説が中心になります。



派遣会社選びは2段階

実は派遣会社の選び方には2段階あります。
まずは、派遣会社の種類を知ること。そして、自分に合う派遣会社の種類が決まったらそこからさらに具体的に希望に合う利用の仕方が出来そうな派遣会社を選ぶことです。

今日は派遣会社の種類を解説し、具体的な派遣会社の決め方と利用の仕方は次回「派遣会社の使い方」というタイトルで解説します。
派遣会社は使い倒しましょう!


派遣会社の種類を知る

さて、派遣会社にはどのような種類があるでしょうか。
今回は事務系とか製造系の派遣会社を利用する、比較的一般的な状況を想定します。
技術者系の派遣や無期雇用派遣のみの派遣会社については僕は専門ではないので、ご了承ください。
一応、以前派遣会社営業のために書いたnoteに大きな分類での派遣サービスの区分けを解説しています。

もしよかったら、参考にしてください。

その上で、今回はいわゆる一般派遣を行っている会社を4つのパターンに分類して説明します。

①大手派遣会社

まずは大手派遣会社です。
事務系、製造系、医療系などある程度の職種の得意不得意はありますが、ほぼ全業種の求人があります。
具体的にやりたい仕事が決まっていない方は特に、大手派遣会社を選択肢に入れることをオススメします。

大手派遣会社の強みは
・求人数が圧倒的に多い
・福利厚生がしっかりしている
・大手企業の求人を扱っていることが多い
・仕事や営業所が全国にある

というものが挙げられます。


一方で、会社の規模が大きいので流れ作業になりがちな部分、従業員が多いので知識や能力、親身さなどにばらつきがある部分が弱みと言えるかもしれません。


②職種特化型派遣会社

2つめは、職種特化型派遣会社です。
医療系、営業系、主婦パート特化など特定の業界や働き方に特化しているタイプです。

強みとしては
・一定の分野で求人数が多いので目的の仕事が見つけやすい
・専門知識を持つスタッフが多い
ということが挙げられます。

一方で、一定のスキル(経験)がないと紹介されにくい場合があるという部分は弱みと言えそうです。
特化しているということは、経験者の求人は多く未経験・経験者が浅い求人は少ない可能性が高いです。未経験からスタートしたい方には向かないかもしれません。


③資本系派遣会社

3つめは資本系派遣会社です。
金融や航空やメーカー・・・色々あるのですが、大手企業のグループとして派遣会社を営んでいるタイプです。
○○企業のグループ会社で働きたいとか、○○業界で働きたいと明確な考えがある方にオススメです。

強みとしては
・グループ企業の求人が多い
・福利厚生やルールが徹底されている傾向にある
・他の派遣会社から派遣されるよりも同一グループであれば選考が進みやすいことも

ということが挙げられます。

ただし、グループ企業への派遣を8割以内にしなければいけないという決まりが派遣法で定められており、必ずしもグループ企業に派遣されるとは限りません。ただ、大手企業同士で取引があることは多いですから比較的名が知れている大手企業に勤められる可能性が高いです。
またグループ企業と同じ福利厚生を受けられることが多いという特徴もあります。

一方で、時給が安くなることが多いです。
グループ内で派遣会社を持つことで単価を抑えながら派遣スタッフを確保できるという理由で派遣会社を運営する会社もあるからです。
また、親会社相手の派遣契約であることで力関係が派遣会社が下になりすぎている会社もあります。これは逆に親会社と対等以上な力関係の派遣会社もあるので、会社ごとに注意したほうがいいかもしれません。

また、派遣法の改正などの影響でグループ内に派遣会社を持つメリットは少なくなってきており、資本系派遣会社は減少傾向にあります。

④地域密着型派遣会社

資本系ではなく独立企業によって設立された規模は大きくない派遣会社です。昔からの付き合いが長い企業や地域に根差した派遣先などアットホームな就業場所やアットホームな派遣会社のサポートを求める方にはいいかもしれません。

強みとしては
・地方の求人に強い傾向にある
・対応が臨機応変でスピードがある

ということが挙げられます。

一方で、求人数が少なく時給があまり高くない傾向にあることが弱みと言えるかもしれません。昔からの付き合いが長い事や会社としての知名度が大手派遣会社と比べると低くなるので高時給の求人が少ない傾向にある地域密着型派遣会社は少なくありません。全く同じ会社、仕事内容でも派遣会社が違うことで時給が異なることもありますので、条件を重視する方にはオススメしにくいかもしれません。


最後に

まずはこの4パターンから希望に近い派遣会社を選びましょう。
そのあと、具体的な会社を選んでいくのがオススメです。

具体的な派遣会社を選んでいく過程では、「派遣会社をどのように利用したいか」ということが大切になります。

そのあたりについては、次回、「派遣会社の使い方」というテーマで解説していきます。

では、また!





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