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人材派遣営業のコツ② 基礎知識編 part7 「様々な派遣形態を知る」

今日のnoteは人材派遣営業のコツシリーズ第二弾、基礎知識編のpart7として、「様々な派遣形態を知る」ことの大切さをお話しします。

「ひたすら具体的」というのがこのシリーズの狙いなので、知っておくべきことについて超実践的に解説していきます。

コツコツと積み上げていけば、つらくなく、楽しく貢献できる人材派遣営業になれること、間違いなし!周りに、人材派遣営業をしていて、辛そうにしている人がいたらこのnoteを紹介してください。

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派遣形態×職種専門性で大まかに掴む

このnoteにたどり着いた、マニアなあなた(と言うか、何らかの形で派遣に携わってそう・・・)は大丈夫だと思うのですが、派遣サービスの働き方をしっかり区分けできていないまま営業デビューしてしまっている方も見受けられるので、今日はそのあたりを解説していきます。

派遣形態4パターンと職種に特化したサービス展開(もしくは得意分野や毛並み)による違いを大まかに掴んで営業に回っていただきたいです。


派遣形態は大まかに分けると4パターン

①登録型派遣
登録型派遣とは、派遣期間を設けるタイプの、一般的な派遣です。通常「派遣」といえば、この登録型派遣を指すことが多いですし、僕もそういう使い方をしています。

派遣会社と派遣スタッフが雇用関係を結び、実際の指揮・命令は派遣先企業からなされます。

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派遣期間と雇用期間は基本的にリンクしています。また、派遣期間が満了し、更新がされなければ、派遣スタッフはまた新しく仕事を探すことになります。このとき、契約満了から新しく仕事が決まるまでの給与は支給されませんし、今の派遣会社にこだわらず、他の派遣会社、直接雇用など幅広く仕事探しをする方のほうが多いです。

その辺の身軽さはメリットでもありデメリットでもあると言えます。


②紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、派遣期間が満了した後に、正社員や契約社員などの直接雇用として派遣先企業に入社することを前提とした働き方です派遣期間は、試用期間と同じような位置づけになります。

派遣期間が終わり、派遣先企業と派遣スタッフの双方が合意した場合は直接雇用に切り替わります。働く側と雇用する側のミスマッチが発生しにくい採用方法といえるかもしれません。

派遣の契約の中でも限りなく、紹介事業に近く、面接や履歴書の提出も問題ないため、非常に特徴的な派遣形態だと言えます。


③常用型派遣
常用型派遣とは、派遣スタッフが派遣元企業へ常に在籍し、仕事があるときもないときも給与をもらえる働き方です。(昔は特定派遣と呼ばれました)雇用期間については派遣期間と同一もしくは一定の期間で区切られていることもありますが、定年まで雇用契約を結んでいるパターンが王道です。共通して、派遣契約が終了して次の派遣契約に就くまでの間の待期期間にも給与が発生するという部分が特徴の仕組みです。

登録型派遣では、派遣期間が満了すると派遣元企業との雇用契約もいったん終了しますが、常用型派遣では、派遣期間が終わっても、派遣元企業との雇用契約は継続します。

常用型派遣スタッフとして働けば、正社員と同じように賞与や昇給、福利厚生を受けられる(ことが多い)というメリットがあります。


④無期雇用派遣

さて、ここが少々ややこしくて・・

無期雇用派遣というのは、概念としては常用型派遣の一種です。ただ、この言葉は2015年の派遣法改正による雇用安定措置が対象外になるということで急激に広まった働き方であり、登録型派遣と同じ時給の条件のまま、3年目以降に定年まで雇用契約を結ぶ形態で、賞与などの正社員的なメリットはなく、待期期間も「平均賃金の60%」の給与支給などに設定してある企業もあります。

また、事務系の派遣会社では、好待遇ではないものの月給制、賞与あり、ですが、いわゆる常用型派遣という言葉で僕のように派遣業界が長い人間がイメージするよりは、待遇が低い無期雇用派遣という位置づけのサービスも展開されています。(なんと、ややこしい!!)

ですので、派遣形態が4パターンというよりは、3.5パターンという感じかもしれません。


職種特化型と総合型、そして総合型にも得手不得手がある

派遣形態が4パターン(3.5パターン)あり、それぞれ総合的に扱っている派遣会社と特化した派遣会社があります。(僕が知る限り、紹介予定派遣に特化している会社は昔、北陸で営業していた時に1社だけ見たことありますが、少ないです)

で、さらに、知っておいていただきたいのが、この3.5パターンにかけ合わせる形で、職種にも特化している派遣会社がと総合型の派遣会社があります。

職種に特化しているパターンは、エンジニア系、事務系、ブルーカラー系、メディカル系、販売系・・・などなどがあります。

そして、総合型でいろいろな職種をやっているという派遣会社も、特に事務系かブルーカラー系に強いか程度の得手不得手や得意分野があることが多いです。

かなりざっくり解説していますが、このかけ合わせの結果、

・常用型×エンジニア系の会社
・登録型×事務系の会社
・登録型×ブルーカラー系の会社
・登録型×販売系の会社
・常用型×メディカル系の会社

などの王道から、あまり見かけない掛け合わせまで、様々な派遣会社が存在しています。


最後に

人間の視野ってとっても狭いもので、自社のサービスややり方が派遣事業の全てに思ってしまいがちです。当然、ユーザーであるクライアント企業においても自分がメインで使っている派遣会社の仕組みが当たり前と捉えるものですので、前提条件がずれてくることもありますから、そこは派遣会社側が一言で派遣と言っても色々あることを理解しておいた方が良いです。

そして自身の派遣ビジネスへの視野が狭まりすぎないように、意識として、他の業態や得意分野の派遣会社営業と交流を持つのも良いかと思います。(自戒をこめて)

では、また明日!!




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