人材派遣利用マニュアル ~派遣を利用する前に~ ①派遣のメリット
人材派遣利用マニュアルの記念すべき第一弾!
~派遣を利用する前に~編です。
「ひたすら具体的」で「生々しく」人材派遣利用の教科書を作るという狙いなので、僕の独断で、派遣先企業が知っておくべきことについて超実践的に解説していきます。
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派遣利用のメリット 5選
そもそも、どんなものにも、見る角度を変えればメリットが沢山あります。
何の興味もないYouTubeチャンネルを読書に集中するために流したり、掃除したくないからあえて狭い家を建てたり、深く眠りストレスを貯めないためにお酒やめたり(全部、僕)なにがメリットって言えるか分からない部分もあります。
ここでは、代表的なものを挙げてみます。
①迅速な人員調達が可能
供給する側である僕らが、かなりの自信を持てるメリットが「迅速な人員調達が可能」ということです。
正社員で採用すると早くても2,3か月くらいは採用に時間がかかります。
それと比較すると派遣サービスは、早ければ2-3営業日くらいで配属できることもあります。
②柔軟な人材活用によるコストメリット
今後、解説していくことになりますが、2020年の派遣法改正により、同一労働同一賃金という観点から、派遣スタッフの待遇は改善されました。
その結果、派遣料金そのものも値上がりしています。
特に、労使協定方式という待遇決定方式の場合、いわゆる正社員の平均的待遇以上にするというルールになっていることから、平均以下の待遇の企業などからすれば、派遣料金のほうが直接雇うよりも高く感じることも多いと思います。
そして、間違いなく、パートアルバイトを雇うことができるポジションなら、そのほうが安いことのほうが多いでしょう。
そう考えると、「高いじゃねぇか」っていう話なのですが、その一方で、派遣の契約は、例えば3か月や半年ごとの更新を繰り返し、不要な時点で更新しないことでコストをコントロールすることができます。
正社員は生涯賃金が2億~3億などと言われているくらいなので、仮に派遣スタッフと同等程度の待遇で採用したとしても億単位のコストとなるという性質があります。
期間が決まっていたり、いつかは終わるプロジェクトであったりすれば、コストメリットは大きいです。
③キャリアディベロプメント機能がある
これは、僕がこだわっているメリットなのですが・・・
例えば、半年のプロジェクトのために契約社員を雇い入れたとします。
少しずつ仲良くなっていったその方が、契約終了となる1か月前・・・正式に終了の告知をした後、しんどくないですか?
就職活動とか始めるわけです。一般的な企業が次の面倒を見ることはできないでしょうから、ただ応援することしかできないですが、なんとなく、「なら、お前らが雇えよ」っていう声が聞こえてくるような気がしちゃったりしませんか?
下手すれば、雇われていた契約社員も、最後のほうはやる気なくなってしまうかもしれません。
しかし、人材派遣というサービスは、そのビジネスモデル上、次の派遣先を紹介することが前提となります。(そうしないとビジネスがスケールしない)
派遣スタッフもまた、次の派遣先をスムーズに紹介されるべく、手を抜くこともないですし、その一方で、次の仕事は派遣会社が確保するので、転職活動ばかりに時間を割く必要もありません。
また、派遣法にも以下のような努力義務が規定されています。
派遣元事業主は、派遣労働者又は派遣労働者として雇用しようとする労働者について、当該労働者の適性、能力等を 勘案して、最も適合した就業の機会の確保を図るとともに、就業する期間及び日、就業時間、就業場所、派遣先における就業環境等について当該労働者の希望と適合するような就業機会を確保するよう努めなければならないこと。
(厚生労働省告示 「派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針」 より抜粋)
期間が決まった需要に対して、次のキャリアデペロプメントを見据えた形で支援があるサービスは、僕の知る限り人材派遣のみだと言っても過言ではなく、社会全体の生産性にとっても、派遣先企業にとっても大きなメリットと言えます。
④採用の手間が(ほぼ)ない
迅速な人員配置にも近いニュアンスがありますが、雇い入れの際の手間、勤務中の手間、終了時の手間がほとんどありません。
もちろん、派遣契約に関わる手続きはそれなりにありますが、
社会保険関係の手続きも不要ですし、住所も電話番号も知らずに(むしろ、無理に知ろうとしてはいけません)、面接もしないで(むしろ、面接による選考は違法です)勤務してもらえます。
健康診断を1年に一度受けてもらわなくても、派遣会社が対応しますし、有給を5日取ったか管理しなくても派遣会社が教えてくれます。
退職の時も社会保険脱退や退職金など、特別な手続きはなく、派遣会社の支払いが無くなるだけです。
派遣会社に任せてしまえば、雇用に関わる手続き的な手間はほとんどありません。
⑤チームの生産性向上と効率化
派遣社員を迎え入れることで、例えば事務系のお仕事などであれば、ルーティンワークを集中的に対応してもらうことで、従業員がより高付加価値な業務に集中するということができます。
同じルールで雇い入れた正社員に対して、(特に日本型メンバーシップ雇用だと)極端にルーティンワークだけを命じることは、マネジメント上難しい場面もあると思いますが、外部社員である派遣社員であれば、いい意味で割り切って仕事をアサインできます。
そうすることで、チームの生産性向上と効率化に寄与することができます。
最後に
今日は、まず、派遣を利用する前に・・・ということで、派遣利用のメリットをまとめました。
この中に、あなたが派遣を利用しようとした理由があれば、メリットを享受できる可能性が高いので、迷わず、派遣会社に問合せして大丈夫です!
派遣会社に問合せというか!!(一応、迷惑かけないように所属している会社名をはっきり名乗ってはいないので)もしよければ、↓問い合わせ先か、TwitterのDMをください!
逆に、「優秀な人材が確保できる」とか「自社で募集しても採用ができないから」という理由で派遣を利用しようとしていたら、要注意!
決して、ダメではないですし、間違いではないですけども、ある程度派遣サービスの大枠を理解しておかないと、派遣営業ガチャ(たまに、本気でハズレの営業担当が来る会社もあります・・・ごめんなさい・・・)に失敗すると、メリットをしっかり活かせない状況なのに、派遣料金だけかかり、定着が悪く、教えるばかりで手間がかかる・・・・ということになります。
そのあたりは、次回の「派遣のデメリット」でお話しします。
メリットとデメリット、サービスの大枠を理解して複数のメリットをイメージできる状態で問合せすることをおススメします!
次回まで待てない方は、↓問い合わせ先かTwitterのDMから連絡ください。無料で相談に乗ります。
では、また!
転職エージェントや人材派遣会社を利用する中で、不満、不便、不安を感じている方、就職してお悩みがある方、これから転職を考えている方、どちらでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。
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