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人は変化が苦手ではない説

今日のnoteは人は変化が本当に苦手なのかを考えてみます。

正直、僕の所属している会社でのさらに僕の周りでは結構頻繁に出るフレーズで「人は変化が苦手だからね」というものがあります。

今日は久しぶりに電車に乗ってたんですが、久しぶりの電車も、外での仕事も、久しぶりの仲間とのコミュニケーションも楽しかったし、よく考えたらそもそも、僕自身は変化が苦手だなんて思ったことがないぞ・・・毎日同じほうが嫌だけど・・・・と思ったのが考えてみるきっかけです。


変化が苦手な理由

とりあえず、めっちゃググる!

人が変化が苦手な理由!

・人には恒常性ホルモンというものがあり、下がった体温を無意識に上げようとするように変化しないようにする防衛本能がある
・変化とは分からないということで人は分からないことを恐れる
・変化した後で良くなったら今まで変化しなかったことを後悔してしまうから
・現状維持バイアス(=大きな状況変化ではない限り、現状維持を望むバイアス。未知なもの、未体験のものを受け入れず、現状は現状のままでいたいとする心理作用のこと。)が働く

まぁ、大まかにこんなところです。

・・・・・・ん?変化に最も適応した種が生き残るんじゃなかった?

そしたら、今生きてる僕らは一番変化してきたんじゃないのん?

恒常性ホルモンは分かるけど、それが仕事や日常生活の変化まで嫌うんかい?

現状維持バイアスもまぁ毎日、地震があるのでは・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルってしててもちょっとアレなので、まあわかるけど、なんでそれで仕事での変化まで拒むバイアスに・・・?

なーーんか納得いかないんですよね。まぁ結構堂々と主張されているのでそうなんでしょうけど・・・エビデンス的なもんあるんですかね?あるんでしょうね。でもなー・・・


人は分からないことを怖がる

「変化とは分からないということで人は分からないことを恐れる」

僕はこれが一番理解できるんです。わからないことを恐れるのは本能だと直感的に理解できます。

木陰で葉っぱが動いて、その裏側に何がいるかわからないから怖いと感じる的な本能がなければ人間なんてすぐに滅びるでしょう。

一方で、変化そのものを恐れていても取り残されて滅びるわけです。おそらく、変化そのものではなく、変化の先が分からないということそのものに恐怖を感じるということではないでしょうか。


先が分からないほどの変化って何?

となると・・・仕事上で、先の分からない変化とは何かということになります。

・・・・・・・・・・・・・・・なくね?

少なくとも僕らみたいな現場の一兵卒や現場の課長レベルでは、そんな先が見通せないほど難しいことってないです。

少し勉強して、経営層や上司がどのような考えで意思決定や戦略策定をしたのかをコミュニケーションをとれば(イントラなどでオープンにしている会社も多いですよね)先が見通せないような話ではない(ある程度、先が見通せないビジネスは純粋なギャンブル)はずですし、分からないなら聞けばいいです。

んー・・・先が見通せないのがビジネスだから、怖いんだよね!とか言いたかったけど、そこまでの話でもなさそうです・・・


会社がどうしたいのか分からない

ここまで書いて思い出したのですが、僕の所属している会社の場合、チームメンバーから「会社がどうしたいのかが分からない」という意見をもらうことが頻繁にある気がします!

そうだ!分からないパターンがあったぞ!!!

このパターンで共通するのは、僕から見ると中間管理職のうちの誰かが、「会社の言っていること意味わからねぇ・・・」って思ってるまま(ひどい人だとそのまま分からないとメンバーに言ってる!!)に指示をしていることかと思います。

この場合は、

トップや経営層は意思決定もプロセスもオープンにしている⇒管理職はそれを理解できない、もしくはする気がない⇒当然メンバーも分からない⇒不安で動けない

という現象が起こっています。運よく僕は理解できているような場合だとこの形が見通せます。

不安で動けない様子を見て、管理職が「こいつらは変化が苦手だからな・・」とか言ってるわけですね。

お前らが理解することと説明することが苦手なだけだろうが!w

これは、僕がよく見てきた光景というだけで、経営層が意思決定プロセスをオープンにしていないから全員(もしくは勘のいい一部の人以外)が理解できずに分からない⇒動けないという図式になっていることもあるかもしれません。


少なくともビジネスレベルでは変化が苦手なんてない

仮説:たぶん、ビジネスの現場程度の話では変化が苦手なんてことはない!

一旦仮説を立ててみました。厳密にいえば変化が苦手なのではなく、先が見えないから不安で動けないだけなのだろうと。

自分自身の現実に置き換えてみても、変化を避けるというよりも、地図がなかったり、思考が足りなかったり、情報が足りなかったり・・・未来が見通せないときに足がすくみます。

処方箋としては

経営層は、意思決定プロセスをオープンにする

中間管理職は、理解できないときは理解できるまで確認&勉強し、賛同しかねるときは納得いくまでディスカッションする

メンバーは、理解できないときは質問、賛同しかねるときはディスカッションする

ということを徹底するのが良いと考えられます。

それでも動けない、変化ができない人がいるのであれば、僕の仮説は外れでやっぱり人は変化が苦手なようにインストールされているんだと思われます。(無責任w)

先が見通せる情報量で思考して、そして理解して説明するプロセスを徹底することはトレーニングにもなりそうですし、試してみるのもいいのではないでしょうか。(無責任ww)

僕は明日から意識してみようと思っています。

では、また明日!



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