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本気出せ—雇用形態に上下はない— #1207

お元気ですかー?
今日は、「本気出せ—雇用形態に上下はない—」というテーマで、本気出すのが一番うまくいきそうじゃないですか?というお話をします。

派遣が下なわけでも楽なわけでもない

僕は人材派遣サービスの現場で20年活動しています。
特に登録型派遣の経験の中で、上手くいかない派遣スタッフさんに共通の特徴があるのではないかと考えています。(もちろん、全員ではない)

まず、多くの人が誤解しているのは、派遣スタッフが行う仕事が「下」だとか、なんとなく「楽」だという考え方です。実際には、派遣スタッフは多岐にわたる業務をこなし、しばしば正社員と同等、あるいはそれ以上の責任を担うことが求められます。
確かに、傾向としてはコアな業務より周辺業務の対応となることも少なくないですが、産休の代わりや正社員にはその専門家がいないというニーズの派遣もたくさんあるのです。少なくとも派遣だから業務量が少なくて暇ということはありません。(もし暇な仕事があれば派遣だからではない)

問題は、派遣スタッフ自身がこのような誤解を持ってしまうことです。「楽」な仕事のはずだからコスパ良くやりたいとか、一生懸命やるのは損だとか思ってしまい、仕事に対するモチベーションが下がり、結果としてパフォーマンスも落ちるという負のスパイラルに陥りがちです。

雇用形態に関わらず本気出したほうがいい

そんな姿を見てしまうと僕はこう思います。
雇用形態に関係なく、本気で仕事に取り組んだほうがいいのでは?と。

何度も言いますが、仕事の難易度に合わせてのみで雇用形態が選ばれるわけではありません。その意味で職場での評価を高める上でパフォーマンスが高いことは非常に重要です。
そして、どのような仕事でも、どのような雇用形態でも、評価が高い方が信頼が得られて自由度は増しますし、仕事の選択肢もらえます。
派遣で働く方(アルバイトや契約社員も)は、仕事を「コスパ良くこなそう」とか「楽をしよう」と考えるのではなく、「この業務を通じて何を学べるか」「どう貢献できるか」にフォーカスするほうが健康的ではないでしょうか?
もちろん、正社員とは違い、出世のために滅私奉公する必要も、契約を超えて仕事して残業する必要はありません。「せっかく8時間働くなら有意義な仕事をしよう」と考えて取り組むイメージで働いてみてください。僕は派遣での仕事が上手くいく人のスタンスはそのようなバランス感覚の中にあるのではないかと考えています。

他の派遣スタッフさんにも迷惑

また、業界を良くしたいと言いがちなウザい系おじさんとして苦言をしておくなら、雇用携帯に関係ないことを雇用形態に紐付けて手を抜くと、派遣という働き方全体のイメージを貶める結果となります。
派遣という働き方に紐付けて勤務時間中の仕事に真摯に取り組まない人が一部にいると「派遣は真剣に仕事をしない」という偏見を生み出してしまいます。
これは、他の一生懸命働いている派遣スタッフに不利益をもたらすことになりますし、なにより失礼です。雇用形態に優劣はないのです。

最後に

仕事への取り組み方一つで、ほんの少しの違いで、キャリアは大きく変わります。雇用形態による差別は不当であり、すべての職業において尊重されるべきです。
派遣で働く方も、自らを低く見ることなく、与えられた仕事に誇りを持ち、全力を尽くして欲しいなと思います。
日々の業務に誠実に取り組むことで、言い訳したり、言い方が酷い人に傷ついたり、評価に不安を感じたりすることも減るはずです。
周りを気にしすぎず、目の前の仕事に全力を尽くすことが働く人が幸せに過ごすために大切な姿勢なのではないでしょうか。

では、また!





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