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右肩上がりではない世の中で嘘をついてはいけない理由

今日のnoteはなぜ僕が噓をつかない営業を続けているのかをお話しします。

「売上のために嘘をつくの嫌だなー」っていう人には何かしらのヒントになると思います。

あと、営業じゃなくても、嘘つくのやめようかなっていう内容になっていると思います。


そもそも嘘つけなかった

以前は「営業の技術」は正しく使おうよ!という観点で嘘をつかない営業について書きました。↓

でも、これって結構後付けで、そもそも僕は入社してからしばらくしてから嘘を付けなくなったんですよね。精神力なさ過ぎてw

そして、噓つかなくなってからのほうが売上上がるし、仕事も楽しいという発見をしたというだけ。

この時は、良かれと思った嘘か悪意のある嘘かなんて見分けつかないんだから嘘ついた時点で詐欺だから、嘘つくのやめよーよ!ということを書きました。


そもそも嘘をつくのはもっと致命的な選択なのでは・・・?

最近は、僕は嘘をつくのは詐欺がどうのこうのとか、差別化として・・ではなくて、根本的にとんでもなく致命的なのではないかと考えるようになっています。

その理由は

「どうやって応援してもらうの?問題」

です。

よくわからないw 頑張って説明します!


時流に乗ってなくない?

まとめると、営業パーソンが嘘をつく理由というのは、ひとえに売れることが正義だったからにほかなりません。そして、モノやサービスの足りない右肩上がりの時代であれば、嘘をついても一回売れてしまえば次のお客様に売るだけなので良かったし、それこそ資本市場において合理的な選択だったともいえるわけです。

しかしながら、僕の所属している会社でも言われるようになったので、かなり本流のトレンドだと思うのですがSDGsに代表される持続可能な社会というキーワードがあります。

僕はこれが声高に叫ばれているということが、非常に重要だと思っていて、それって資本主義や合理主義の限界が近づいているのではないかってことですよね?

経済が右肩上がりで、資本市場が社会問題をすべて解消してくれるのであればこんなこと言われないわけです。右肩上がりどころか持続すら危ぶまれているのがつまりは、時流なのではないでしょうか。

これからは、とにかく売れることが正解、右肩上がりが当たり前、競争して勝つ・・・そういった価値観が否定されていく可能性が高いです。たぶん僕たちはバカなので限界をどこかで感じないと持続可能な社会なんて自制ができないと思いませんか。決して全世界中が本気とはいいがたいとは思いますが、明らかに今までと違うトレンドが始まっていると感じます。

右肩上がりでないのなら、プラットフォーム系の会社を除いて、大企業であることはマイナスになりそうですし、右肩上がりでないのなら、お客様の数も無限に存在する前提も崩れていくことでしょう。

もっと細かいスコープで、お客様それぞれのニーズにこたえていくか、しっかりとした社会貢献のビジョンを描いて、それが応援されるような形でお客様が増えていくのがこれからの、無限の成長を前提としない世の中ではないでしょうか。←これが、「どうやって応援してもらうの?」問題


重ね重ねですが、営業が嘘をつくというのは、あるお客様に噓がばれたら次のお客様が存在することが前提になっています。

・・・・これって、明らかに時流に乗ってないですよね。


悪貨は良貨を駆逐する

また、業界によるとは思うのですが少なくとも人材サービス営業において、お客様が爆発的に増えることはないです。ってか減ります。

減ることそのものも持続可能な社会を目指す理由の1つですから当然です。

お客様が増えないということは、もし僕の主張が間違っていて、嘘をつくことで売上をある程度上げ続けることができてしまう(嘘がなかなかばれずにいられたということですね)と、場合によっては嘘つきの人材サービス企業ばかりが残り、正直な人材サービス企業がいなくなってしまいます。

いわゆる「悪貨は良貨を駆逐する」という状況ですが、望ましくないことこの上ないですし、お客様が右肩上がりに増える時代じゃないからこそ、サービス提供には”品”が問われると思いませんか?

(関係ないけど「悪貨は良貨を駆逐する」ってそもそもはそういう意味じゃないんですね。)


やっぱり嘘はダメ

これからはおそらく、持続可能な社会を担えるかどうか、資本市場の外でも貢献できるかどうかが求められていきます。

そんな世の中で、平気で噓をつくような企業や個人が受け入れられるはずがないですよね。

個人だって、きっと汎用的なスキルがだんだん不要になっていき、才能とか個性とかそんな名前のものが評価されるようになっていくことでしょう。その中で嘘ついちゃったら、もう評価することもできない。(しかもその評価は正しい正しくないや良い悪いではなく、普遍的かとか好きか嫌いかですよね)

営業が嘘をついてはいけない話をしようとしたら、話が大きくなってきてしまいました!w まあ、嘘は今どき逆効果だよ。という話ですww


最後に

今日のnoteはちょっと説明が難しいなと感じました。(5000文字くらい書きたくなる)でも一筆書きの毎日投稿でやってますので、そのままアウトプットしてみます。

そして、1つ自分でも誤魔化し気味に見えるであろうことがあります。

それは「そもそも持続可能な社会で、営業が右肩上がりに売り上げる必要があるのだろうか」ということで、これは大いなる自己矛盾です。

持続可能な社会を目指す、僕の所属している会社が右肩上がりの売上目標を掲げるという矛盾ですね。

一旦の結論として、僕はこれを現時点では矛盾とはとらえていません。

これから先の未来を長い目で見れば社会に必要な良質な企業と良質な営業(という概念があれば)は右肩上がりに売り上げる必要はなく、他の尺度で測られるべきだと考えています。

ただ、僕らには現時点でほかの尺度が定着していないですし、悪貨に良貨が駆逐されるリスクも残る状態である資本市場にいます。

ですので、僕はこのように結論付けています。

まずは良貨側になり、悪貨を駆逐する。それまでは右肩上がりに成長をする。そしてその成長の中で、本当に大切にするべき尺度を見つけ出し、持続可能な未来へ続く社会へ貢献をしていく。その時には、売上が下がって喜ぶ時代が来るかもしれない。

・・・・人材サービス、なくなってたりしてw

まぁ、その時は知見を活かして、より社会の役に立つことをしましょうか。

では、また明日!



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