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こんにちはー!
今日のnoteは、営業=ユーチューバーというお話です。


営業という仕事は誤解されている

最近、学生の相談に乗りました。
全然知らない方なのですが、noteの問合せからメールをくれて、仕事選びに悩んでいるとのことでした。人材サービス業界も興味あるとのことだったので、お役に立てるかなーと思って相談に乗ったのです。

その方が悩んでいる内容は、人材サービス業界や教育業界などに興味があるが、新卒で入社したら営業職に配属される会社が多そうということでした。営業という仕事はどうしてもしたくないとのことです。

営業という仕事を20年近くしている僕としては、多少複雑な気持ちもありますが・・・w
そもそも、ある業界やサービスに関心があるのに、そのサービスをお客様へ勧める仕事営業はしたくないというのがどうも・・・腑に落ちません。


でも、もう少し詳しく話を聞いていくと、その方が営業職をどのように捉えているか見えてきました。

・必要か不要かに関わらず、商品を売りつける
・ノルマや数字に追いかけられる
・ノルマや数字を達成できないと激しい叱咤を受ける

おおむね、こういうイメージを持っているようでした。

・・・・間違ってはないw
いや、間違ってます!
そのイメージは、営業のやり方や管理の仕方(の一種)であり、営業という仕事そのもののことではないからです。


営業=ユーチューバー

どういうことか。
それは、ノルマや数字が厳しかったり、不要なお客様に売りつけるというやり方ではない営業もあるということです。
ノルマも数字の管理もなしで営業という仕事をすることはできるのです。

ちなみに、その方は営業職は嫌だけど、情報発信には興味があるらしく、自分の使っているアイテムを紹介するようなYouTubeチャンネルを持っているそうです。
その話を聞いて、僕はその方に伝えました。
「営業してるじゃん・・・!」と。

営業の本質は、困っている人にそのサービスの存在を教えてあげることです。
「おいしいイタリアンのお店知らない?」と聞かれて「〇〇というお店、おいしかったよ!」と教えてあげる
パートナーを喜ばせたくて、素敵な商品を教えてあげる
家族のために、便利な商品をおススメする
そういった行動の結果、「ありがとう」と言ってもらえたりする。
これが、営業という仕事です。

なので、この方はYouTubeチャンネルですでに営業をしているのです。直接お金をもらうか、広告料としてお金をもらうか程度の違いはあれども。(ちなみに、今のところ、収益化には至ってないそうです)

例えば、このYouTubeチャンネルを登録者や再生回数にノルマを設定し、厳密にPDCAを回し、ノルマを達成できない時に自分に厳罰を科せばw、この方がイメージしていた営業職そのものになります

営業=ユーチューバーというタイトルにしましたが、別にYouTubeに限らず、全ての仕事にそれをお知らせしたりお勧めするという機能があります。(営業職ではなく、口コミや宣伝がその機能を担っていることもあります)サービスを知らない誰かに届けようとする限り、全ての仕事は営業であると言えるかもしれません。(言いすぎ)


営業という仕事も変わらないといけない

営業の本質はノルマや数字が厳しいとか売りつけるということではなく、困っている人に役立つサービスを教えてあげることであるというのは、おそらく間違ってはいないです。

です・・が・・・
今回、相談に乗ってみて、営業という仕事は、ノルマが厳しい、売りつけるなどのイメージが先行してしまうくらい、営業の管理や仕事の進め方が一元的でノルマや結果重視の傾向があることも否定できないなと改めて思いました。

お客様のありがとうの数しか数えないとか、一切のノルマは存在しないとか、お客様に提案した回数のみで評価されるとか、もっと多様なスタイルの営業職がないと「営業の本質は・・・」とか言っても説得力が無いよなと思いました。(販売職はノルマなかったり、多様な評価方法があったりしますよね。不思議!)


僕も含めて、ゴリゴリと売り上げることで評価されてきた先輩が、その成功体験を捨てて、新しい営業の魅力を引き出すような手法にチャレンジしていかないと営業という仕事がより人気のない仕事になってしまうのではないでしょうか。
今、営業マネージャーをしている人は、ほとんどが売上や売る力を評価されてそのポジションにいるはずなので、そういう多様化や変化が起こりにくいのかもしれません。
頑張れ!ベテランの僕ら!w


最後に

今日は、学生の就職相談に乗ったことで、営業という仕事への誤解を改めて感じたというお話をしました。
その誤解を分析する中で、営業という仕事も変わっていかないといけないだろうな・・・とも思いました。

月末に、ノルマのためだけにお客様に商品を買ってもらうことを自慢したり(よく考えたら何を自慢してるんだw)、プロセスや顧客満足は関係なく結果だけで評価されてきた僕のような営業からすると、何か懐かしい宝物を捨てるようなノスタルジー?があるのですが、、、(ゴリゴリ営業も残っていいけど)営業という仕事も、いろいろなスタイルや手法を取り入れて多様化していかないと、振り向いてもらえない仕事になってしまいそうです。

では、また!




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