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人材派遣営業のコツ① きつい問題 part2 「激務なのに待遇が悪い問題」

今日は、人材派遣営業のコツ第一弾ということで「人材派遣営業、きついよ」問題についての続編です。

周りに、人材派遣営業をしていて、辛そうにしている人がいたらこのnoteを紹介してください。

前回のnoteはコチラ↓

代表的な以下のきつい問題に対して、乗り越えるというマッチョな方法ではなく、ゆるーく、正しく正面から向き合うという方法をお伝えしていくというものですが、今日はその2番目です。

・無形商材かつ人を扱うので大変。
・激務なのに待遇が悪い。
・休日出勤が多く、休みが少ない。
・労働時間が長すぎる。
・ノルマが厳しい。
・営業のやり方がきつい。
・企業と派遣スタッフとの板挟みがツラい。


薄給だよね!!

人材派遣業界の平均年収は400万~600万円と言われており、間違っても高くはないです。(ってか安いよね!ねっ!

大手企業と中小企業で差がある部分もあると思いますが、人材派遣業界の年収が低いのは押しなべて共通です。その理由は、ずばり!!利益率が低いからです。

入社するまでは、もっと儲かってるんだと思ってた・・・派遣会社ぼろもうけみたいに言ってた奴、出てこい!!!

真面目な話、人材を派遣するためには、広告費などの採用の費用や人件費(営業や内勤の給与)、派遣社員の教育費、福利厚生費、社会保険、有給休暇、その他諸経費・・・などの費用がかかります。

そして、2018年度の派遣会社の事業所数は、38,128か所(派遣協会HPより)でアメリカの派遣事業所の2倍以上、セブンイレブンの2倍弱あります。多すぎます。競争過多!

さらに、法律でマージン率の公表が義務付けられている稀有な業界です。

マージン=派遣料金ー派遣社員の賃金

なんですが、そんな価格構造を開示してるサービスありますか。そして、それで何が分かるんだと。←怒

高級車ほど利益率が高い(儲かっている)し、iPhoneのほうが利益率が高い(たぶん)ことでもわかるように、ブランディングやもしくは接客そのものや、付帯するサービスに付加価値があれば別に利益率だけでは語れないはずなのに、利益率が高ければ悪い会社みたいな露骨なミスリードをされている気がして気分がわるっ・・・おっと、話がそれていくし、それだけで10000字書けそうだからやめておきますw

えっと、つまり、意外と経費かかるし、プレーヤー多いし、マージン率開示してるし・・で、儲かりにくいわけです。

ですので、営業マンの基本給も低く設定されがちで、出来高によって歩合給やボーナス、昇給に反映されるような会社も多々あります。

意外かもしれませんが、派遣会社の従業員より、派遣社員のほうがが給与が高いなんてことは珍しくありません。僕なんか15年やってますけど、まだ、僕より高い給与の派遣社員を担当しています。


なのに激務!!

この後、休日出勤が多い、ノルマがきつい、労働時間が長ーーーい!と続くので激務の攻略法は今後の別の回にに説明します。

が・・・・とにもかくにも、激務であることは否定しませんw

今回は、激務の中身ではなく、「なぜ、激務なのか」という理由をお伝えします。

①働くという人生の多くの捧げる重要な領域に携わるため
②派遣社員を雇用しているから

いたってシンプルな話ですが、働くということはとても重要で、働けないことになって悲しい選択をする人もいるし、働くことを通じてすごく幸せな人生を送る人もいます。とても社会性が高いんですね。

少し極端ですが、お医者様や警察官、消防士などが、「いやー、激務で辞めたいわ」って言うと少し違和感・・みたいな話で、激務になりがちなのはその使命に対してある程度やむを得ないかと思います。

そして、働くということに携わる業界の中でも、派遣会社というのは多くの派遣社員を雇用します。そして派遣社員から見たら、営業担当などの前線にいる人が雇用主そのものです。社長は孤独だが、従業員の生活を預かっているみたいな話で、そういった雇用主としての仕事やあり方を求められるため、結果として激務になりやすいわけです。


めっちゃ損じゃん!!!

派遣業界が薄給なのは構造上やむを得なくて、激務なのはその使命から仕方ない・・・だとしたら・・・そう!!めっちゃ損なんです!コスパ、費用対効果みたいな面で言ったら、圧倒的に悪い仕事なんです。

僕は一概に悪いこととは思ってないですが、人材派遣業界に入るなら(入ってしまった?なら)それなりの想いは必要になると思っています。

「働く人が少しでも自分の力を活かすことができる世の中にしたい」とか「とにかく人が好きで、人生の岐路でお手伝いをしたい」とか「企業と働き手とともに成長していきたい」とか・・・

少子化の世の中で、(現在は新型コロナの影響はあるものの)働き手が貴重になってある程度は仕事も選ぶことができる世の中で、あえて人材派遣業界で活躍し続けていくにはこんな想いが支えになる場面が沢山あるのではないでしょうか。

とはいえ、最初からそのような想いを抱いて業界に入ってくる人ばかりではないとも思います。僕なんて、単純に儲かると思ってた節はありますし、もっと先輩の世代であれば、事実、今のように社会保険や有休のルールを守らないことで儲かる業界だった時代があり、それだけを魅力に感じて業界入りした人もいます。

安心してください!人材派遣業界は、「怠惰を求めて勤勉に行き着く」みたいな人がいて、最初は邪なw考えで入社してきたのに、いつの間にか、業界を良くしたい、働く派遣スタッフを少しでも幸せにしたいと思うようになっていった先輩が沢山いますから。きっと一生懸命仕事しているうちに、大切にしたい想いが芽生えることがあると思います。

もちろん、そのままの業界でいいとは思っていません。もっと付加価値の高いサービスを提供して、生産性も高めて、頑張ったら金銭的にも報われる業界になっていかないといけないと思います。

だから僕は、希望や想いを抱いて人材派遣業界に入ってきてくれた人にガッカリされたくないと思って活動してますし、そんな想いもないけど入ってきてくれた人のことをサポートしたいと思っています。



最後に

「今は薄給だけど、良くしていきたい」という元も子もないことを話してしまいましたw

激務については、激務にならないように成果を出すヒントをこれから、またお話ししていきたいと思います。

ただ、業界自体には想いを持って入ってきた人でも会社選びを間違えると「こんなはずじゃなかった」という想いをするかもしれないので、1つだけ、こういう派遣会社からは逃げたほうがいいという特徴をお伝えしておきます。

それは「薄給をそのままにしていいと思っている」派遣会社です。

見分け方は、派遣サービスを売り込むときに、「正社員を雇うよりも安いですよ」とか「他の派遣会社より安くしますよ」とか言って売り込んでいる会社です。付加価値を生み出す気もないので、派遣料金も利益も上がっていかないので従業員の給与も間違っても上がっていかないです。ましてやその考えであれば、運よく儲かったとしても従業員に還元するとは思えません。(見分けようとしなくても何となくわかるものですが・・・)

従業員それぞれがサービス提供者であることを理解して、できるだけの待遇アップをしたいと願いながら挑戦している企業を選んで欲しいと思います。

そういう会社の単純な見分け方は残念ながら思いつかないので、人材派遣業界に関心があったり、すでに所属している派遣会社に疑問があったりする人は是非ぜひTwitterDMか↓問い合わせから連絡ください。

必ず役に立てるとは言えないけど、情報交換しましょう!

では、また明日!




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