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#空想恋愛

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ある日の恋、ある日の言葉、ある日の気持ち。綴ります。#7Days_Story
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全て上手くいくわけじゃない、互いに通じ合えない日だってある。それでもこの関係を続けられる要因。それは互いを信じているから。そして互いの味方でいてあげること。つまり『好きだよ』ってこと。言葉でもいい、見つめあって眼で伝えるのもいい。時々でいい。気持ちを忘れないために。

Ryo.
9か月前

このご時世だし仕方なく遠距離通話に。どうせならと思って、配信アプリで限定枠を設けて彼女と歌い合うことに。カラオケもろくに行けてなかったから地味に緊張していた。歌声を聴いて思った、自分はこの声に惹かれたんだなと。彼女のこともそれ以上に好きなのは間違いないけれど。ある夜の出来事。

Ryo.
3年前
1

ずっと一緒にいたい、線香花火を見つめながら彼女は呟いた。社会人になり遠距離が続く中で、久し振りに見る彼女はどこか違っていた。コロナ渦の影響もあってオンライン上でしか会話できていなかったからなのかな。共に決心をしないといけない時期なんだと思う。次のステージに向けた、大きな一歩を。

Ryo.
3年前
12

彼女はニッと笑った。蹲るように寝ている彼の姿を見たからだ。顔を洗いキッチンに立ち、いつも通り味噌汁を作る。中々目覚めない彼の頬をペチペチと叩いてから食卓についた。私の方が早く出るんだからね、と呆れ顔で言葉にする。あれ、彼休みだったっけ?今は自分のことで一杯みたい。

Ryo.
3年前
8

若いうちは知らないことの方が多い、当然の話だ。世界にあふれる情報にいちいち感化されず、自分の信じる道を手段を使って創っていく。居場所はどこにでもあるけど、気分が変わりやすい人間のことだから本当のそれを探し続けるのだろう。実際の所飽きないからやるのであって、ダメならやりはしない。

Ryo.
3年前
11

人は誰かに見られていないと生きていけない生物みたいだ。人は繋がりなくして歩むことは相当難しい。人を選ぶのはまた人なのであって、第三者的目線に立つ人が評価をしてあげないと人である意味が無くなってしまうからだ。その為に自由という表現が世の中にあって、そこに我々はとどまっている形。

Ryo.
3年前
18

毎日noteが365日を迎えました。途中の何日かはサボり気味ではありましたが、その日その時感じたことを自分の言葉でつぶやきにして書いてきました。続けることは諦めるより何倍も難しいのだなと。考えることをやめることは己を無いものにしているのと同じ。自分を作るには必要不可欠だから。

先日会社で強めの理不尽な目に遭いました。本部へ報告したところ次の日にはすぐに動いてくれましたが、内容が内容なだけに心の負担が想像以上に大きい。もうすぐ毎日投稿が365日になるタイミングでそれどころじゃない感情に覆われて、最悪生き方を変えないといけなくなりそう。非は1%もないのに。

Ryo.
3年前
10

#5 変化のない生活を好まない彼女は頻繁に部屋の模様替えをする。時々それに僕も加担してやるけど、互いにこだわりが強いからか置いた場所を変えられるとイラッとする。ここに決めたんじゃんって彼女は怒ったりするけど、内心僕も怒ってるんだよ。まあ彼女が好きにやってくれたらそれでいいけどね。

Ryo.
3年前
12

#4 イベントものには積極的に参加する間柄。食、歌、クラストマーケットなど。情報を拾ってくるのは大体彼女で、行こ行こと無邪気な少年のように承認を求めてくる。訪れる場所にはハズレがなくて、僕の方が彼女より楽しんでいることもある。誘ってくれる時点でもう既に嬉しいけどね。

Ryo.
3年前
7

#3 最初は1人だった。ある食事会で初めて会った時によく利用するカフェに訪れていることが分かった。そこから2人で会う時間が増え、いろんなカフェを巡るようになり、彼女のことをより知るようになった。当初の気持ちは聞いたことないけど、彼女も興味を示してくれていたのだろうか。

Ryo.
3年前
15

#2 言葉なんかいらない。長く一緒に居れば大体のことは雰囲気でわかる。経験で培った2人だけの約束を胸に秘めて仕事へ出かける。帰りはほとんど彼女が先。クックパッドのアプリとにらめっこしながら新しい料理を考案しようと躍起になっているのが毎日の流れ。いつもおいしい料理をありがとう。

Ryo.
3年前
9

2#1 僕の部屋には観葉植物がある。その一番細い枝に毎年短冊をつける彼女。両面に書くのがお決まり。表はいつまでも一緒に居られますようにと。裏を見て驚いた。私も彼を幸せにできますように。恥ずかしがり屋の彼女ならではのアタックの仕方に少々キュンときてしまったようだった。🎋

Ryo.
3年前
13

#13 あの後、2人の4年記念日を祝してマスターがケーキを出してくれたんだけど、苺かチョコレートかの論争になった。一番ヒヤヒヤしたのはマスターだった気がする、ゴメンね。って振り返ったある日のことはまだ夢みたいだ。キラリと光る彼女の指輪が僕を現実に引き戻してくれていた。(完