データの力で業界の変革に挑戦する:入社1カ月のデータエンジニアから見たキャディ

2024年01月からキャディ株式会社に入社しました森岡です。データマネジメントチームの一員として、社内のデータ基盤開発に従事しています。
ここでは、なぜキャディに入社したのか、キャディで何をやっていくのかを書いていこうと思います。


自己紹介

経歴

大学では微細藻類の代謝生理学と遺伝子工学が専門でしたが、流行りに乗ってIT企業に就職し、もうかれこれ4年くらいデータエンジニアとして働いています。

最初の会社では、主に公共交通業界や小売業のお客様向けにデータ基盤の設計・構築・運用、BIダッシュボードの管理・作成・レポートなどなど、様々な経験を積ませていただきました。
この頃から、"データ利活用を推進することが私の仕事。そのために必要なことはなんでもやる!"という気概で働いています。

次の会社はデータエンジニアリングおよびデータマネジメント領域に特化したITコンサルティング企業でした。業務としてはデータ戦略の策定支援やデータ基盤の改善、運用、保守などを担当していました。これまで独学で身につけてきたデータエンジニアリングを体系的に学び直すだけでなく、コミュニケーションやドキュメントの書き方など、基本的でありながらも極めて重要なスキルについて自身の未熟さを痛感しながら学ぶことができました。

これまで様々なお客様のデータ活用の支援をしてきました。どれも非常に楽しかったですし、学びも多かったです。しかし、もっと深く、もっと主体的に事業に関与したい思うになり、転職活動をはじめ、キャディに入社しました。

なぜキャディを選んだのか

以下の3つを転職活動の軸にしておりました。
①自社プロダクトを持つ事業会社であること
②社会の大きな課題を解こうとしてる事業であること
③いままでの蓄積で価値提供しつつも、新しい領域にチャレンジできること

ただ、これを満たす会社は探せば結構あります。
その中でなぜキャディを選んだのかについて深堀りたいと思います。

めっちゃ熱いことやってる

「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションのとおり、キャディといえば製造業です。現代社会において、製造業と無関係な人間はほぼいないでしょう。スマホやPCなどの電子機器、自動車、家具、そして、これらを作成するための製造機械など、製造業が生み出すモノの質やコストの影響を我々の生活はモロに受けているからです。

詳しくは触れませんが製造業が持つ様々な課題の中で、キャディは特にサプライチェーンにイノベーションを起こすことで、製造業全体の底上げを目指しています。具体的にはMANUFACTURING事業とDRAWER事業の2つを展開しています。それぞれの事業の解説や意義については弊社CEO加藤の記事を読んでいただければと思います。

ここで、現在私が配属されている事業部であり、爆速成長中のDRAWER事業にフォーカスしようかと思います。DRAWERは簡単にいうと「図面とそれに関連するデータ」を「活用可能に」するためのSaaSプロダクトです。

より詳しくは、弊社白井によるこちらの記事がめっちゃ熱いのでぜひ読んでいただければと思います。面談の際にこの記事を共有してもらったのですが、めちゃくちゃ志望度が上がりました。

面談でDRAWERの説明を受けたとき、私は「これってデータマネジメントじゃん」と思いました。製造業のサプライチェーンの中でサイロ化してしまっているデータを統合・管理・活用することで、資産としての価値を最大化する。DRAWERとは製造業のデータマネジメントを実現するプロダクトなんだと、しかも上の記事にあるようにすでにお客さんのニーズにぶっ刺さっていて、お客さんの行動や文化を変えるパワーを持っている。熱いですよね…

最高に面白そうなフェーズ

入社を決めるにあたり、もう一つ大事な観点として「私が会社に対し価値貢献できるか?」というのも考えました。

DRAWERは2022年6月の正式ローンチからまだ2年もたってないプロダクトです。しかし、事業は爆発的に急成長しており、今まさに成長痛に直面しています。実は、現在所属しているデータマネジメントチームも、私が面接を受けた前月にできたばかりでした。

そのような環境の中では、課題が山積みになることは想像できますし、データ基盤開発に幅広く携わってきた経験を活かせる場面は多いだろうと考えました。

まとめると、事業が社会に提供できる(している)価値と私が会社に提供できる価値の掛け算が一番大きそうだなと感じたので、キャディへの入社を決めました。

実際働いてみてどうだったか

入社1ヶ月の感想

まだ入社して1ヶ月ですが、めちゃくちゃ濃密な時間を過ごさせてもらっています。まずはデータ基盤開発の足元を整えていっています。具体的には次のようなタスクを行いました。
・データレイヤーの基本原則の提案・策定
・dbtの導入を含む開発環境の整備
・現行のview/tableをdbt管理下への移行
働いてみての感想は、めちゃくちゃ楽しい。入社前に想像していた通り、やるべきこと&やりたいことが山積でワクワクしながら働けています。

一緒に働く人たちにもすごく恵まれているなと感じます。皆さん親切で、困りごとは丁寧に教えてくれます。他の方の仕事に対し「気になります!」と伝えたら、わざわざハドルミーティングを開いて説明してくれたりなど、ありがたい限りです。

また、部署間の関係が非常に良好で、お互いに褒め合い尊重しあっているなと感じました。入社初日の懇親会で「キャディの営業はめっちゃ優秀。だからこそ、もしDRAWERが売れなかったら、それを営業のせいにすることはできない。」とテクノロジー部門のマネージャーが言われていたのが印象的でした。

我々は製造業のインフラを作っている

「どうやら想像していた以上に大変な事業のようだ」
これは現在の素直な感想です笑

製造業において図面はあらゆる業務・コミュニケーションの起点になっています。もし、DRAWERのシステムが落ちて図面が見れなくなったら、もう仕事になりません。また、図面は製造業において最も機密性の高い情報の一つです。それほど重要な情報を預かるDRAWERに求められるセキュリティレベルは、当然めちゃくちゃ高いです。しかも、爆速で事業が拡大しており、誰でも知っているような大企業もDRAWERを利用しています。

このような事柄を見ていると、まだまだ発展途上ではあるものの、IT業界にとってのGitHubがそうであるように、DRAWERは製造業におけるインフラなのだと感じます。製造業の中でのキャディの責任と期待の重さに背筋が伸びる思いです。

今後何をするのか

事業の成長サイクルを加速させる

まだまだ最低限ですがデータ基盤開発の足元が整ってきました。次は、データ活用のsmall winを積み上げいき、信頼関係を構築していこうと思っています。そして、どんどん利用者とユースケースを拡大させていくとともに、安全で便利なデータ基盤を整備することで、DRAWER事業の成長サイクルを加速させていきます。

データプロダクトでお客様に価値提供する

これは私個人の目標というか妄想なのですが、データやダッシュボードをちゃんとプロダクトとしてDRAWERに組み込んでいきたいなと思っています。すでに述べたようにDRAWERは「図面とそれに関連するデータ」を「活用可能に」するためのプロダクトです。どのデータを、どのように加工・集計し、どのように見せれば、お客様のビジネス価値につながるのか。また、データの品質、セキュリティ、可用性をどう維持するか。そもそも、製造業におけるデータアーキテクチャはどうあるべきか…夢が広がりますね。

最後に

すごく魅力的な環境だと思っているので、少しでもそれを皆さんに伝えられたら幸いです。また、お察しのとおり、やりたいことに対しリソースが全然足りていません!もしこのnoteをご覧になって少しでもご興味お持ちいただけたら、カジュアル面談申し込みページよりご連絡ください!是非お話ししましょう!

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