いい姿勢とは??
姿勢がいいと疲れにくい、見た目もいい。姿勢が悪いと疲れやすいし、なんとなく覇気がなく見えてしまう。。。
気にされてる方、施術を受けにこられるお客様にも多いですが、そもそもいい姿勢とは??を今回はご紹介したいと思います!
理想のアライメントとは?
「良い姿勢」は、体のパーツの並び(アライメント)によって判断がなされ、定義的には、矢状面(しじょうめん)=真横から見て、体の重心線上に各パーツがまっすぐ並んでいる状態をいいます。
上の図のように、耳垂・肩峰・大転子・膝関節前部・外果前部が一直線に並んでる状態です。呼び名がややこしいですが、要するに耳~肩~股関節~膝~くるぶしが一直線に並んで配列されてると、良い姿勢と言えそうです!
重心線とは?
重心線とは、重心(質量中心)を通る、地面に対して垂直な線のことを言います。人間の体も、常に重力の影響をうけています。重心線に沿って無理なく立てていると重力の影響を受ける面積は少なくなるので、体の負担は軽くなりますが、体のパーツが重心線から逸脱してると、バランスがとれずに、体勢が崩れてしまいます。。
そのため、人間の体は無意識に、筋力を使って体勢を維持しようとします。ずっと俯いてると、首の後ろ側が痛くなってきますよね。。
俯いた状態では、頭の位置が重心線から逸脱してしまうため、首の筋肉が頑張って支え、重力に対抗してくれているんです。その結果限界が来ると、「これ以上は無理・・」と痛みを感じる物質が分泌されます。
また、このように筋肉を使うとエネルギーを消費してしまうんです。。運動と違うのは、姿勢を正さないことには、この筋肉は働きっぱなしになり、エネルギーを届けようにも、筋肉が頑張りすぎて回りの血管を圧迫してしまうので、届きにくくなってしまう。。
この辺の話はまた別の記事にしますが、重心線から逸脱した、悪い姿勢が続くとどんどん負のスパイラルに陥ってしまうんです。。
そもそも不安定な人間の体
人間も昔は動物と同じように、4足歩行でした。環境の変化に応じて進化していき、二足歩行になったわけですが、骨格的に見ても、絶妙なバランスで二足歩行してます。。人間の頭はおよそ5キロ、両腕は8キロ、といわれていますが、それらを支えているのは筋肉なんです。
筋肉がなかったら、、頭は、ちょっと動けばポロンと落ちちゃいますし腕なんか、そもそも、くっつかないです。。「ワンピース」の「ブルック」ってどうなってるんでしょうね?恐るべし魂の力。
抗重力筋とは?
前述のように、骨格だけでは不安定すぎる人間の体を支えてくれてるのは、筋肉。この筋肉たちのことを「抗重力筋」といいます。そのままの名前ですね!主要な筋肉(主要姿勢筋といいます)としては、頚部伸筋群・脊柱起立筋群・大腿二等筋長頭・ヒラメ筋などが上げられます。
肩こり、腰痛、頭痛etc・・・原因は姿勢にあった
知らない間にも働いてくれて、立ったり、歩いたりを支えてくれている抗重力筋ですが、ずっと同じ姿勢がつづいたり、負荷がかかりすぎると、さすがに疲れてきてしまいます。。
前述しましたが、限界がくると「痛み」などによってSOSを発信してきます。これが、「肩こり」「首こり」「腰痛」などの正体なんです!
じゃあどうすれば??
抗重力筋の負担を減らし、「こり」や「痛み」につながらないようにするためには、より「重心線」に沿った姿勢(=いい姿勢)をキープしていく必要があります。
現代の生活では、パソコンやスマホなどで姿勢が崩れやすく、全身を運動する機会も日常生活では少なくなっていますよね。。
その結果、多くの人は「外側の筋肉」メインで使ってしまっています。。対策としては、「内側の筋」を活性化することです!
「内側」を使えば、より重心線に近い部位を使うことになるため、体勢をたもちやすく、「外側」の筋とのバランスもとれてるので動き方自体がなめらかに動かせるようになります!??どうやるの?の具体的な方法は、また次の記事に詳しく載せますので、今回はここまで!
最後までごらん頂きありがとうございました!