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実行計画の作り方 具体的な参考資料付き #105

4月といえば何を連想しますか?
寒い時期がようやく終わった。桜がきれいだ。温かくなってきた。
いろんな変化が見られる中、ボクは『新年度始まるよ!というか早く始めなよ!急げ急げ!』と春から急かされているような気になります。それでも陽気な空気に押されてぼーっとしてしまうことも多いんですよね(笑)

4月はそんな変化とともに上位方針インプット祭りです。
新しい方針が次から次へと上から降って来ます。それら全部受け止められるわけもなく、ただただ雹の如く強烈に降り注いでくるものを安全地帯からぼーっと眺めている今日このごろです。

方針が降りてきたらようやくボクら中間管理職の出番です。
上位方針を受けてチームメンバに方針を噛み砕いた実行計画を落とし込まなければなりません。『実行計画』というワードにはいろんな定義がありそうですが、ここでは『チーム(部とか課)全体に共通して落とし込める計画』とします。

つまりボクが言う実行計画はToDoリストではありません。
イメージとしては上位方針=羅針盤、ToDoリスト=Navi、そして実行計画=地図ですね。衛生から撮ったような少し雑な地図です。『このゴールを目指していて、今はこの辺にいるから、じゃあもう少し早くいかなきゃ行けないね』という判断を各メンバができるためのものです。

おそらく上位方針だけだと『ゴールは示されたけど、そこにどうやって行けばいいのよ?』という感情になります。WhatやHowが足りないんですね。逆にToDoリストだけだと、『それなんのためにやるの?』となります。WhyとWhatが不足しています。その間を埋める大まかな地図である実行計画を与えることで、メンバは自らToDoリストを作成し、実行に移すことが出来ます。つまりチームオリジナルなWhatを作り上げることなのです。

つまり実行計画がなければ『どうやってゴール目指せばいいのーーーー!?』という路頭に迷った羊たちが一斉に放射線状に散っていくのです。各々『ゴールはこっちだ!』と考え、各々が自由に行動するので活動が非効率となり、個人スキルによったアウトプットしか出せなくなります。ではどのようにして実行計画を作るのか。これまた難しい作業です。

ボクは1枚のスライドでメンバに実行計画の概要として落とし込みます。もちろん作戦ごとに細かい内容のスライドは準備していますが、最も大切なのはこの冒頭の1枚のスライドです。観点としては5つ。

①キーメッセージには一番大きな目標を書く。
②重要な方針(上位方針連動)
③Whatを3つの作戦として落とし込む
④四半期ごとに状態性を置き、進捗が遅れているのか進んでいるのか確認できるように
⑤各作戦に実行リーダーを示し、そのリーダーに進捗管理してもらう

さてここからは実際にボクが作った実行計画のフォーマットを参考に見ていきたいと思います。

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