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「もどること」を放棄した人たちがハラスメントの温床をつくる

facebook post 2月 2024年より


コーチングは、組織のハラスメントを防ぐ予防薬。


コーチングは、組織のハラスメントを防ぐ予防薬だと思ってる。コーチングでは相手と伴走するけれど、ビジョン・目標へ本人がうまく進めない時は、 初手にもどる方へ共に逆走もします。戻ってから見つめたりやり直した方がいいことも多いです。

もどる力。

組織では前に進むことだけが「成果」。前に進まない人は「成長しない人」とみなされがち。でも、組織の動きと個人の動きがズレているなら、お互い対話しながら「もどる」。そうすればズレが見えてくる。「あ、ここから認識や頑張り方がズレてた。ここ再確認しよう。」と。

立ち戻る・振り返る・もう一度設定し直す。粘りづよく伴走・逆走また伴走。それがコーチングのプロセスです。

誰かのせいにしたくなったら仕組みを疑え、だっけ。一旦もどることで治すべき組織の歪みにも気付けたり。「もどること」を放棄した人たちがハラスメントの温床をつくるのだから。

人材戦略と人的資本経営は何が違う?


囲い込む、誘導する、釣る、獲得する・・・組織内で使われる これらはぜんぶ 人ではなく狩りや猟がメタファーの表現です。

そんな表現が飛び交う職場が、人をコストとして扱うところか、人を資本で扱うところか、どちらかすぐにわかりますね。

「人的資本経営」が言われ出して久しいけれど、人材戦略とはまったく違うルールだとは認識されてはいません。人をコストとしてではなく、人を資本として価値を引き出すのが人的資本経営。

人的資本経営では、個人と組織は、お互い選び選ばれ、学び学ばされ共に価値を創出する関係性。組織と人はあくまで「対等」です。

若い方に限らず、どんな人もいつでも遅くはない。前に進んだり戻ったり、一緒に伴走してくれる職場なのかどうか。自分の価値を守ってグングン伸ばすためにも、シビアにクリアに判断してほしいと思います。



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