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【桜の躍進】2022/3/6 セレッソ大阪vsFC東京 

セレッソ大阪を前向きに応援するTwitterアカウント@ryo_crz8では想いが140文字に収まらないので、今年から観戦記を書くことにしました

▼ 2022/3/6(日)14時 kickoff
▼ ヨドコウ桜スタジアム
▽ セレッソ大阪 vs FC東京

フォーメーション

セレッソ4-4-2  FC東京4-3-3

セレッソは前節(ルヴァン)鹿島戦から中3日で6人入れ替え。
替わって入ったのが、加藤・清武・原川・丸橋・鳥海・キムジンヒョン

対するFC東京はコロナの影響でベストな布陣とはいかないものの、ほぼレギュラー格が復帰。レアンドロとエンリケ・トレヴィザンが復帰するとJ屈指の布陣を擁する

前節のセレッソ

今年のJリーグは、上位と下位に分割されたあとは混戦を予想しているが、セレッソ・鹿島・FC東京は特に補強がうまくいった3チームだと思うし、上位に食い込んでくるはず

その中で、注目していた鹿島との1戦だったが、桜のワンダーボーイ北野颯太くんの1点を守りきり、あの鹿島に2017年4月以来の勝利となった

セレッソはカップ戦で大きくメンバーを変えてきたが、昨年から目指してきた小菊監督のサッカーが見えた気がした。長くなるので割愛するが、北野・上門が前線からハイプレスするとともに、相手のハーフスペースまで消すというハードワークで相手の好きにさせないサッカー

セレッソのボランチは戦術眼があるので、FW、サイドハーフがある程度コースを切ってくれると取り所をつくって回収できる。これが前半20分くらいまでの話

ここで言いたかったのは、FWはかなりのハードワークを求められるので、後半はメンバー交代が必須だし、鹿島戦の最後にバテていた北野くんがFC東京戦にスタメンで来た時には少し不安だった

前半の両チームの狙い

小菊セレッソになってからは『相手に合わせて、どこを狙うか』が明確に決まっているように見える。今回は本職ではないSBで出ていた渡邊凌磨の右サイド。ただこの狙いは結果的にはあまりうまくいかなかった

セレッソは去年から主に4-3-3で前からくる相手にめっぽう弱い。逆にいうと、そこを裏返すことができると一気にチャンスになるのだが、前半ではビルドアップが全くと言っていいほど機能しなかった。これは構造的な問題で、セレッソが狙うビルドアップのパターンが少なく、そこに松木・安部がかなり効果的にチャレンジできていたから。
今回は特にファールで潰してくる相手とセレッソの選手の相性の悪さもあった。ファールをもらえればまだ良いが、それでもプレーが止まってしまう

失点

前半22分に失点。アダイウトンは少し雑なプレーをするのでレアンドロよりかはマシだったけど、あのパワーとスピードは通常1vs1で止め切れるような相手ではないのでカバーが必要。
松田陸と丸橋が非難されがちだが、あの場面に至るまでうまくいかなかった中途半端なビルドアップを続けてしまったことに問題があるように思う

後半はできていたので小菊監督は修正力があると思うけど、欲を言えばピッチ上の監督がいればより早い段階で修正できたかも。去年で言えば、藤田のような。鈴木徳真はできそうなので今後に期待したい

後半

後半開始時

後半立ち上がりからセレッソは選手交代。丸橋に変えて山中。加藤に変えて上門。小菊監督にしては早い時間の交代。見ている方もびっくりする程寒い前半だったので、上層で行っている街コンへ配慮したのだろうか。

FC東京・青木の退場も、数的優位活かせず

60分。青木が2枚目のイエローカードで退場。いつもよりファールはとってもらえている感じはしたのでレッド出るかなぁ、と思っていたけど。ここから数的優位の時間が30分以上もあり、ボールも回り始めていたので十分逆転のチャンスはあった

どんなチームでも10人になってしまえば、防戦一方になるものだがほぼ同数で戦っているようだった。もちろんそれはFC東京の運動量にもよるが、ドン引きの相手に対して鳥海・西尾を残し、ボランチも後ろに入っていたため、立ち位置のところでも数的優位をつくることができなかった

63分。新井、鈴木徳真を投入

63分

新井の投入でチャレンジする機会が増えたが、これは数的優位を活かしたものではなく新井のスピードを活かした個人技によるもの。新井が入り、チャンスもかなり増えたので、ジョーカー的役割を示してくれたことは収穫ではあったが、周りがもっと相手をずらすことで、1vs1で勝負をする場面よりもっと新井の良さを活かした展開をつくれたのではないかと悔やむ

試合終了

何度も決定機をつくるもクバ神・スウォビィクに何度も止められた。ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン、松木の3人で10分以上時間を消費され、悔しい敗戦。1点が遠かった。リーグ戦では今季未勝利となっている

攻撃について

原川、山中のフリーキック。上門、新井、奥埜の決定機。丸橋、陸のクロス。清武のボレー、など惜しい場面は何度かあった。正直スウォビィクは良いGKだし、サッカーの勝敗は紙一重で、ゴールも入らない時は仕方ないと思うけど、数的優位にしてはチャンスの数は少なかった

上門と中原に高いクロスを放り込んでも役割が違うし、新井は左でのクロスの上げ方に苦戦しているようだった。清武、徳真、原川、中原のワンタッチでリズムは作れていたので、まずは攻撃の形を整理をして、質を高めていって欲しい

交代策

最近のセレッソは、SB1枚、ボランチ1枚、サイドハーフ1枚、FW2枚の交代が多いけど、サイドバックの交代がもったいない気がしてきた。前までは、

「前半松田陸からの→後半毎熊晟矢なんて脅威でしかない」

と思ってたけど、小菊セレッソの戦い方は前線がハードワークするからその枠に使うと走力が落ちる。加藤、メンデス、上門、北野、清武は全員走れる選手だけど、サイドハーフもかなり疲労するので、交代枠は前4枚とボランチの方が理にかなっている

右サイドの陸と毎熊はともに良い選手なので、違ったシステムでの共存もいつか見てみたいところではある

今後は

次節は3/12(土)Away清水エスパルス戦。西尾と乾が怪我で離脱。DAZNで見返すと西尾くんがずっと痛そうなままプレーしていた

鳥海と船木についてはレベル的には問題ないので、清水戦さえしのげればセンターバック事情は解決できるはず。鬼門と言われてるけど、昨年清水エスパルスを見続けた身としてはチームとしての相性は悪くないとみている

あとは外国人選手が少しずつ入国しているので、勢力図も変わってきそう。順位表については最初の方は見ても意味がないので、こちらも気にしていません

引き続き、セレッソ大阪の勝利を願って。勝った時も負けた時も、前向きにセレッソについて書いていきたいと思います

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