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二匹の狼の話 〜Tale of Two Wolves

ある晩、勇敢なチェロキー族の老人が、
人の心の中に起きている戦いについて、孫に話しました。
「これは、私たちみなの心に住む、2匹の狼の戦いだ。
一匹は悪い狼。
それは怒りであり、ひがみ、嫉妬、悲しみ、後悔、欲、傲慢、自己憐憫、罪悪感、恨み、劣等感、嘘、うぬぼれ、優越感、そして、エゴ。
もう一匹は良い狼。
それは喜びであり、平和、愛、希望、安らぎ、謙遜、優しさ、慈悲、共感、思いやり、そして、信頼」
孫は少し考え込み、そして、祖父に尋ねたのです。
「どっちが、勝つの・・・?」
チェロキー族のその老人は、あっさりと、答えました。
「お前がエサを与える方だよ」

"The Tale of Wolves" を自己流訳。原文はNanticoke Indian Association HP参照


一日の終わりの静かなこの時間。

Instagramに投稿されていた、「二匹の狼」という物語に目がとまりました。この物語を通じて、子供と哲学的な議論をしてみては、という投稿でした。チェロキー族とは、アメリカのインディアンの一民族だそうです。

この物語、どう思われましたでしょうか。

私は、哲学的な議論の進め方がよくわかりません。ましてや、子供と一緒に?!

恐らくですが、結論を出す必要はなく、思うところを、そのまま言葉にしていく作業なのでしょう。(「哲学的な議論」の勝手なイメージ)

心の中に住む狼、少し怖いね。
目には見えるんだろうか、何色で、どんな顔をしてるんだろうね。
彼らは、どんな風に戦っているんだろうか。
傷ついているのか、そして、その傷口はどうやって癒るのかな。
彼らは何を食べるのかな。どうやって、エサを与えたらいいのかな。
エサをあげるときに、噛まれたら嫌だね。痛そうだね。
エサをあげずに負けた狼は、どこに行くのかな。
勝った狼は、独りになっちゃうのかな。

哲学的議論って、なんだろう。

私の心に住む狼は、勝ち負けがついていません。
勝敗がついていなくても、愛すべき狼たちとも思う・・・

みなさんなら、どんな風に哲学的な議論をされるんでしょう。。


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