川上村のレタス農家でバイトしてる話 その2
レタスバイトが終わった。結局3週間近く滞在することとなった。この3週間はひたすら真面目に働いて、頑張りとおすことを1つの目標としていたが達成できたと思う。
今回はその3週間を通して印象に残ったことをいくつか書いてこうと思う。
・無心になること
・贈与について
・頑張ることと努力することに違い
無心になることについて
農家ではレタスの収穫は基本的に朝終わるため、午後は草取りがメインであった。
草取りは苦痛な作業である。レタスを踏まないように腰を曲げながら雑草を探し、見つけたらさらに腰をかがめてとる。これを炎天下で4時間やる日もあった。
本当に疲れるし腰が痛くなる。まだ仕事が終わらないのか考える日もあった。
しかし、私はその疲労感や痛みがむしろ気持ちよかった。働いた感を感じられたから。 そして何より無心になれたからである。
無心になることで雑念が浮かばなくなる。不安が感じられなくなる。退屈さも感じなくなる。
めちゃくちゃ楽しくはないけれど、やることがあり、無心になれたことで余計なことを考えなくてすんだ。
無心で入れることは幸福度マックスを10とすると5くらいのものだ。このレベルにコントロールできる環境で暮らしていける方法を模索していきたい。
贈与について
この記事で書いたことだがお金にならないものの大切さを知って、自分でも実践できるところまで落とし込めたらいいなぁなんて思っている。
卒論も贈与について書こうかなぁ
頑張ることと努力することに違い
頑張るっていうのは、目の前のタスクを集中してやり切ることだと思う。
努力するっていうのは頑張ることでもあるけどもっと限定された意味であると思う。自分で問題を見つけ改善し続けながら、成長していくイメージ。
他人に受け入れてもらったり、認めてもらうためには努力が必須だと考えていたけどそれも違うかなって思い始めた。
農家では別に何かを改善しなくてもいいし、与えられたタスクを必死にこなすだけで認められたように感じたからだ。
最終出勤日に近づくにつれて、まだいて欲しい的なことをよく言われた。まぁやらしい話かもしれないけど、そうやって自分を欲してくれるのは素直に嬉しかった。
最後に
こんなことを感じながらレタスバイトを終えた。今は福井県のとあるシェアハウスにお邪魔させてもらって、街の様子やそこに住む人、自然を観察しながら新たな生き方を模索している最中だ。また気が向いたら記事をかこうと思う。
以上です。ありがとうございました。
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