リョウ(ryo)

誰かに届けばと、エッセイと歌詞を書いてます。

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最近の記事

blind by you

It's just regret and it's difficult, my life is. (僕の人生は後悔と困難ばかりさ) However, I met you. (でも君と出会えた) This can only be called a miracle. (それだけは奇跡としか言いようがないよ) If I go back to baby, I want to experience the same regrets again. (もし赤ん坊に戻っても、ま

    • Loved one.

      I don't expect evaluation from others, like a employment exam. (就職試験のような他人からの評価なんて気にしないさ) But become sensitive only to evaluation from loved one. (でも大好きな君からの評価だけは気にしてしまうんだ) I'm already used to the time to wait for notification from you

      • 「あたし可愛い?」 今言おうと思ってたのに なんで先に言っちゃうんだ、そうやっていつも先回りする 生温かい風が吹いて古傷が疼く 回顧して愛と知って、後悔と言ってももう遅いかい?と 風にのせて去っていく 大人なんだって言い聞かせたって また同じく傷ついて むず痒い傷口が嬉しくって その代償は見ないフリして 「あたしのこと好き?」 今言おうと思ってたのに なんて言ってたって信じてくれなくて、いつも先を歩く 今だけ楽しければいいと口癖のように 逢いたいっ

        • ピザ

          「ちゃんと均等に分けてね。」 高校生の時、部活仲間6人でファミレスのピザを注文した時、仲間の一人に言われた言葉だ。自分がピザをカットする係に任命された経緯は覚えてない。意外にプレッシャーだなと感じたことは覚えている。この後他の一人が衝撃的な言葉を放ったためだ。 「俺あんまりお腹空いてないから小さめのでいいよ」 どうすればいいんだ。均等に分けたら多すぎる人が出てくるしその一人のために小さい一切れを分ければ他の5人のピザはどうしても不揃いになってしまう。 そのときはその意

          記憶

          右ポケットに入れたiPhone6s。この4.7インチの画面に夢中になった思春期の三年間。 今になって同級生と話すとほとんど何も覚えていないことを指摘される。 「人に興味がないんだろう。」とも言われた。決してそんなつもりはなかったが、そう言われても仕方ないんじゃないかと思うくらいこの小さく大きい世界から流れる音楽、映像に夢中だった。たった5〜10分の作品ばかりだが、自分の価値観を壊すには十分だった。 遠い日のことを考え過ぎて歩けなくなった。 自分の未来、何が正解かわから

          針を落とす

          以前こんな記事を読んだことがある。 「コーヒーにお湯を注ぐ、レコードに針を落とす。自ら手間をかけることで素敵なひとときとなる。」 コーヒーも音楽も今や片手一つで楽しめる時代。コーヒー豆を挽き、フィルターにお湯を注ぎドリップする。レコードをセットし、針を落とし裏返してまた針を落とす。現代では無駄な手間とも言える。だが僕はこのひと手間により能動的な空間が生み出され、生きている実感が生まれると思う。便利な世の中だからこそこの無駄な手間が必要だと思う。そのためこの記事を読んでとて

          針を落とす

          目には見えない。

          18の頃、夜の喫茶店でひとり頭を抱えていた僕に、「一番大切なものは目には見えないんだよ」と星の王子さまは語りかけた。 学生生活の中で人間関係に悩んでいたあの頃、ちょうどその日は恋人と会っていたが意思の疎通がうまくいかず、駅で別れてからもその日の反省をしながら自分の頭の中を具現化するようにぶらぶらと繁華街を歩いていた。 ふらっと入った本屋、まだ時間もある。何か立ち読みでもしようと本を眺める。その時「星の王子さま」というタイトルが目に入った。確か絵本だったような、小説の棚に置

          目には見えない。

          時計

          「明日やろうはバカ野郎」 なんて言われても今日やっても明日やっても同じ事だってあるし、正直ただの理想論だとずっと聞き流していた。 だが最近この言葉についてよく考えるようになった。 「バカ野郎」なんて言われるとつい反抗したくなってしまう性格なので突っ放していたが、真意としては時間や機会の大切さといったものなのだから良い言葉ではあるのだろう。 時間というと時計やカレンダーをよく見る。時計は淡々と針を進め回っていき、一日経つとまた同じ場所に戻ってくる。(針の位置なら半日だが

          幸福

          「リンゴは本当に赤いのか?」 僕とあいつはここにある真赤なリンゴを本当に同じ色として認知しているのだろうか。僕から見える赤は他のみんなから見える赤、世間が定義する赤色と本当に同じなのだろうか。以前そう考えたことがある。 どうやっても自分自身の目でしか色を判断することはできない。他人の目にどう映るか知り得ることはない。 ある本で、優秀な科学者達が集まり人間の幸福について研究しているという節を読んだことがある。その中では、幸福とは主観的厚生であるとし、様々な人へのヒアリング

          天才

          学問、スポーツ、芸術あるいは仕事など、さまざまな分野、いわば人を評価するためのものさしとして世間的である枠組みにおいて、特に秀でた能力を持つ者を「天才」と呼んだりする。 字面から勝手に意味を読み取ると、「天から授かった才能」であり人智を超えた能力であるような印象を受ける。 だがしかし、実在する人間に対して使われる場合は「天才(天から授かったか)のような能力を持つ人」という意味で使われるのが普遍であり、実際に天から授かった才というよりは努力、遺伝、もしくは周囲の環境がもたら