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商社営業職から業界未経験でエンジニアになるまで。

はじめましてRyotaroです。


タイトルの通り、商社営業マンから独学でプログラミングを学習し、未経験でエンジニアに転職することが出来ました。独学から転職まで約8ヶ月(長いほうかな?)掛かりました。
現在はバックエンドエンジニアとして受託メイン/自社開発企業に勤めております。

エンジニアとしてのキャリアをスタートして1年と3ヶ月(執筆時)になります。
最近になって、何をどう学習したのか、どれぐらい時間を費やしたのかリアルな経験談を聞きたいといったメッセージをちょくちょく頂くようになりました。

使用した教材はどれも超有名で紹介され尽くしているので、
当時の気持なんかも振り返りながら書いてみました。


●エンジニアになるまでの経歴


2018年4月〜2021年7月
大学法学部を卒業後、専門商社で営業職として働いておりました。

社会人1年目

研修や先輩社員について国内営業
OJT方式で商品知識の学習や基本的なExcelとPowerPointの学習、見積りの作り方などの作り方を学びました。
 

退職までの残りの約2年間

 同期や先輩の転職や移動に伴って、国内営業から国外営業に変わり取り扱い商材や業務内容がガラッと変わりました。
・国外からの輸入業務
・配送管理業務
・不具合発生時の対応
・各プロジェクトの管理業務

急なアサインだったので、仕事以外の時間は英会話学習、貿易実務学習と新商材の学習に充てておりました。我ながらハードに頑張ったと思います。。。

転職のきっかけ

たくさんの運もあって、社内でも取り扱い金額やアサインされている案件数は、トップクラスでした。

が、古い会社であるのでかなり年功序列色が濃く昇給や昇格は入社順でした。また、輸出入がメインサービスだった為コロナの影響をかなり受けてしまい業務成績に関係なく残業などの手当全て廃止となってしまいました。

ここから転職を考え始めました。
コロナに左右されない、明日もしクビになってもすぐ雇われるようなスキルを身につけたいと思いました。

ここでたまたま見たProgateのWeb広告を見てプログラミングは面白そうだなと思いHTMLとCSSのコースをやってみて「文系でも意外といけるちゃう?」と思いエンジニアを目指そうとなりました。

●ざっくりとしたスケジュール

2020年7月後半〜2020年9月
プログラミング学習、ポートフォリオ作り
2021年3月~2021年6月
転職活動
2021年8月
エンジニアとしてのキャリアスタート

平日は朝1時間半前後、夜は3時間前後学習してました。
土日は、それぞれ8時間ほど学習に充てていたと思います。

当時の仕事の特性上、朝6時や夜の10時から会議なども多々あったので、夜ふかししたり、朝早く起きたり、休日の学習時間を増やすなどしてました。

●スケジュール詳細(教材なども)

2020年3月 きっかけなど

使用教材: Progate  
※クリックすると公式サイトに飛びます。 

コロナが流行り出したタイミングで当時の会社からも外出自粛命令が出ており、この時に何か暇つぶしがないかなと思い見つけたのがPrgogateでした。Prgogateは、誰もが通る道No1だと思います。

HTMLとCSSを上級編まで2周(道場編は1周)を1週間で
Rubyの全コース1周を1週間で行いました。

この時は、まだエンジニアを目指すといった気持ちはなく、
当時の仕事が佳境に差し掛かったので仕事に集中するためこれ以上時間を使うことなく解約しました。
7月勉強開始と書いておりますが、記事を書きながら思い出したので追記しました。

2020年4月 転職意欲マシマシ

コロナの影響が出始め、前述の通り手当が全て廃止、昇給も一律で行わない方針が出されました。絶対転職しようという気持ちになりました。

2020年7月後半 Progate入門

使用教材: Progate  
※クリックすると公式サイトに飛びます。 

HTMLとCSSの中級編まで2日で2周しました。
道場編はやってません。

かなり分かりやすくサクサク進めることが出来るのが特徴ですが
「Progateを何周もするな」とのアドバイスがたくさん見かけたので止めました。

このタイミングでフロントとバックエンドが存在するのを知り、なんとなくシステムを作りたいからバックエンドということでおすすめの言語や教材を探しました。

この時は主にProgateに掲載されていた先輩エンジニアの体験談とamazonのレビューを参考にして教材を決めておりました。

2020年8月〜2020年10月 プログラミングの基礎固め

使用教材: プロを目指す人のためのRuby入門

プログラミング言語はRubyに決めて、いわゆるチェリー本に取り組んでいました。執筆時までに幾つかの技術書を読みましたが、今でも自分的良書TOP3に入ります。

2ヶ月で3周しました。 1週目は、流し読み 。手元でコードを書くなどは一切行わず何が書かれているのかを覚えるためにさらっと読みました。

とは書いていますが、本は隅から隅まで読みたい性格なので書籍の1/3までは注釈なども読み、コードも全て写経するを行っておりました。

1/3までたどり着いたところで
「先週読んだ箇所を全然覚えていない」「忘れた箇所を復習している間に今やっていたことを忘れている」「プログラミングの全体像が見えてこない」となり方針転換しました。

2周目と3周目は自分の手でコードを書きプログラミングの基礎文法や挙動を覚えることに意識しておりました。
特に3周目はサンプルコードを書き換えるなどして、挙動がどう変わるのかを確認しながら進めておりました。

僕は人より記憶力、理解力が無い自信があったので3周しましたが結果として正解でした。

Progateから数段もレベルが上がり大変ですが、プログラミングの根幹部分で重要なパートだと思います。次の学習としてフレームワーク学習を行ったのですが、生のプログラミングの知識があってこそなので、この部分はしっかり勉強した方が良いと思います。

Tips
3周でしたが実際は何度も読み返していました。
書籍に入る直前にProgateのRuby編を取り組んだり、どうしても理解できない箇所はYoutubeなどの動画教材を使うなど補助学習を行っても良かったのかなと思います。

以降の学習に進んでも都度都度、忘れたところは見返す辞書的に使い本当にお世話になった書籍です。

2020年11月〜2020年12月 FW学習

使用教材: Railsチュートリアル  
※クリックすると公式サイトに飛びます。 

こちらもど定番教材です。フレームワークの基礎知識〜アプリの作成、Web上への公開まで無料で、評判も高かったので教材として即決でした。有料版も有りますがもちろん無課金でした。

こちらは1カ月半で2週しました。
Ruby学習に時間をかなり時間を割いたので、基礎知識がついているし大丈夫だろうとRails学習は初めから写経を行いました。

サンプルを写しているだけですが、実際にアプリを動かしたりWeb上に公開したり出来るので一番楽しいパートでした。

使用教材:Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門
※クリックすると公式サイトに飛びます。

半月で1周読みました。
読んだだけでテストを実際に書くことはこのタイミングで行いませんでした。

2021年1月〜2021年2月 ポートフォリオの作成

ポートフォリオの作成開始。
Railsを使って、基本的なCRUDを実装しました。
当時作りたかったサイトに合わせて、ほぼRailsチュートリアルのコードを真似してコードを書きました。

上記に加えて、編集機能や画像アップロード機能なども実装しました。この辺はRailsチュートリアルには無かったので、自分の実装したいことを説明している記事はないかと検索しまくりました。

検索の際は、表現を変えてみたり英語で検索してみたりと調べました。

使用教材:使えるRSpec入門
※クリックすると公式サイトに飛びます。

ポートフォリオには、テストコードも組み込みました。
前に紹介させて頂いたチェリー本の著者の伊藤淳一さんの記事です。

TIPS
伊藤淳一さんのQiitaには、上記以外にもRubyやRailsに書かれている記事が多数あり、片っ端から読みました。めちゃくちゃクオリティが高く、初心者の僕にもかなり理解しやすく書かれており、かつ無料で本当に感謝しています。

楽しい反面、1番苦しい部分でした。
「おしゃれにサイトを作るデザイン力が無い」「書籍で学んだこと何も覚えていない」「周りの駆け出し凄すぎ。。。」とかなりネガティブな自分と
「自分のサイト作るの楽しい」「T●itter作れるんちゃう?笑」と楽しんでいる自分といったりきたりでした。

2021年2月 サーバー公開へ

使用教材: Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築

 1周目はRubyの学習時と同じように概要を掴むように読みました。
2周目は、手を動かしながらで読みその際に自分で作ったポートフォリオを使いました。

自分の基礎知識の問題か難しいと感じましたので、もっと初心者向けの教材など探せば有ると思います。

注意です

無料で公開まで行えるはずが、設定をミスってAWSに2万円ほど課金してしまいました。。。
書籍内の参考画面と実際の画面が異なっていたのですが「多分、大丈夫だろう」と進めてしまったのが原因です。2、3日凹みました。
設定やプランはしっかり見直してください(自戒も込めて)!

公開するだけなら Herokuなど簡単に行えるものも有りますが、AWSを使っている企業は少なく無いので学習しておいて損はないと思います。

実際面接した企業のうち半数から、
「AWSは使っていますか?」「AWSの〇〇は知っていますか?」
と質問されました。

2021年3月〜6月 転職活動開始

ワークポート、Wantedly、doda、Greenの4媒体に登録しました。
履歴書作成は、転職サイトのサポーターのアドバイスを参考にしました。

転職活動開始時にVue.jsの学習開始。
使用教材: 超Vue.js 2 完全パック
ReactやVueが流行っているとの記事を見かけ、えいやでVueを選択しました。
HTML/CSSとVue.jsを使って自己紹介サイトを作ってHerokuでアップしました。アップ完了時が4月頭だったと思います。

TIPS
JavaScriptの学習をすっ飛ばしてVue.jsに取り組んでいたので、ほとんど理解しないままGoogle先生の力を借りて作っていました。余力がある方はJavascriptから学習したほうが良いと思います。

60社前後に応募して、面接まで進んだのが10社ほどだったと思います。

2021年6月 内定Get

内定(このタイミングで他社の面接を辞退しました)

内定先がPHP、Reactを扱う会社だったので入社までは言語のキャッチアップに時間を使いました。

いきなりどちらの業務にもアサインされることはないと思うのでこの時間をDockerなどの開発環境(ツール)の学習に時間を割いても良かったと思っております。

2021年8月 エンジニアへ

内定を頂いた会社でのエンジニアのキャリアスタート

●最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます。

僕がエンジニアを目指した時より、技術もエンジニアの質も上がっていて大変だと思いますが毎日頑張り続けたなら結果はついてくると思いますので諦めず頑張ってください。

気張らず頑張ってくださいと言っても、自分もそうだったように気張ってしまうと思います。僕は意識的に休日の1時間だけは好きな海外ドラマを見たり、音楽を聴きながら雑誌を読んだりしていました。

長くなりましたが誰かの役に立てたのであれば嬉しく思います!
それでは失礼します。


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