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「JUMP SHOPに並んでいる」ことに気づいた件。

先日、名古屋の栄を車で走っていると、平日の午前中にも関わらず、行列を見かけた。「何かのイベントなのかな」と思って行列を見ながら信号待ちをしていると、順番が来た人が「JUMP SHOP」に入っていった。ちなみに名古屋の栄と言うのは、愛知県で一番の繁華街である。そこに、雑誌「ジャンプ」のアンテナショップ「JUMP SHOP」がある。以前は平日から行列ができることなどなかったのだが、よく考えてみると「ああ、外国人旅行者さんね」と気づいた。インバウンドである。あらためてコロナ禍前に戻ったのだなあと実感した。

実際に飲食店など外食産業は、この「インバウンド消費」のおかげで大変活況だ。日経MJの「飲食業調査(2023年度)」では、回答296社で売上高は前年比12.8%増の8兆3994億円で、2019年度以来、過去最高を更新した。外国人観光客(インバウンド)の増加が影響したことも、その理由の一つとしている。愛知県では有名な「世界の山ちゃん」を展開するエスワイフフードでは、なんと売上高が1.8倍になった。使用していない電車の駅のホームなどに「期間限定店舗」を出店したりとユニークな戦略がインバウンド客に刺さったとみている。

他にも有名なところでは、ラーメンの「一蘭」(福岡市)や、「人形町今半」(東京・中央区)、牛かつ店などを展開する「ゴリップ」(京都市)なども50%近い売り上げ増加を果たしている。山ちゃんと同じように、インバウンド消費の影響は大きかったとしている。

今年についても各社外食産業は売上げ増加を予想しており、インバウンド消費の影響も引き続き強いと考えている。

というわけで、訪日外国人の重要性は増すばかりなのだが、日本の基幹産業である自動車業界が不正に揺れているなど、日本経済に心配な点は多いわけだが、そういった事を補うための施策の一つに、絶大に人気のない岸田首相は「観光立国」を掲げている。「観光立国」と言うと、ギリシャのように「古くからある歴史的財産」だけを頼りに国を運営する感じがして、少々衰退を感じてしまうのだが(ギリシャの方すいません、あくまで個人の感想なので大目に見てください)先述の「JUMP SHOP」しかり、「ポケモン」「ハローキティ」など、日本のインバウンド需要には、古くからある歴史財産だけではなく、今生きている人たちが生み出した「知的財産」の存在も大きいことを考えれば、この「観光」も、自動車産業と並ぶ日本の「基幹産業」になりえるのではないかと、個人的にはポジティブに考えている。

皆さんは「インバウンド」どう思いますか?

今日はここまで。

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