「スマホのカメラで十分」という方にはわからない話。という件。
キャノンは8月30日、フルサイズセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラ新モデル「EOS R5 MarkⅡ」を発売した。前モデル「EOS R5」から4年、大幅に性能アップしての登場である。7月17日の発表から話題となり、ECサイトなどでは売れ筋ランキング1位となっている。
「EOS」シリーズの中でも「5」を関するモデルは、中級から上級の写真愛好家向け主力モデルとして多くのファンの支持を得てきた。歴代モデルは上位機種譲りの多機能性と高画質、比較的扱いやすいボディによる機動性、アマチュアでも入手しやすい価格設定といったトータルバランスが高い支持につながってきた。新型もこうした魅力をしっかり踏襲している。
一般に搭載される映像エンジン「DIGIC X」のほかに、様々な解析処理を瞬時にできる専用プロセッサー「DIGIC Accelerator」を搭載し全体の処理が大幅に高速化した。被写体の自動認識はもちろん、オートフォーカスの高速化や追随性の向上にもつながっている。
搭載するセンサーも一新し、被写体の自動判別からピント合わせ、ピントの追随まで非常に高速かつ正確になった。
秒速30コマの高速連写や8k対応の動画撮影、カメラ内部での高画質化など、最新の技術を惜しげもなく投入している。まさに死角のないオールラウンダーカメラに仕上がっている。
ただ一つ残念なことは、前モデルよりも大幅に価格が上がってしまったことだ。「EOS R5」が45万円ほどで購入できたのに対し、この「EOS R5 MarkⅡ」は60万円を超えている。しかしながら発売当日はほとんどのお店で売り切れ、次の入荷は半年待ちとなっているので、ユーザーは性能を考えれば価格も納得という事なのだろう。
カメラに60万円と聞くと「カメラはスマホで十分」と考える人にとっては、理解できない価格だろう。しかしながら使用すればその違いは大いに判ると思うし、写真を趣味にする人の気持ちも理解できるのではないかと思う。
まあ、今のスマホカメラの性能もすごいんだけどねww。
以前にこのnoteでも「アナログカメラ」について書いたが、趣味とは言え「本気のアマチュア」はしっかりお金をかけて楽しむものだ。それはカメラに限った事ではないと思う。プレステ5が価格上がったのも「ゲームに本気のアマチュア」に買ってもらえればいいという意向なのだろう。あくまで個人の感想だけど。
しかし、今ちょっと円高になったとはいえ、長く続く円安傾向で、こういったデジタルガジェットは海外で好調に売れているらしい。そりゃ高性能マシンが安く手に入るんだから、外国の人からしたらウハウハだよね。
また、フラッグシップモデル「EOS R1」も11月発売予定となっているが、こちらはなんと100万円越えの高級品である。こうなると「プロ」仕様となるんだろうけど、欲しい人は買っちゃうんだろうなあと思う。でも、好きなら買うべきだよね、と私は思う。人生好きに楽しめばいいのだ。
今日はここまで。
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