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「インバウン度」って言い方、いいね。という件。

訪日外国人の都道府県別「訪問者数」と「消費単価」をかけて、どの都道府県がインバウンド効果で稼いでいるかを数値化した「インバウン度」としてランキングしている記事を見つけた。

観光庁「訪日外国人消費動向調査」の「都道府県別集計2023年4~12月期」によると「訪問者数」に「消費単価」をかけて算出する「旅行消費額」のランキングは以下のとおり。

1位 東京
2位 大阪
3位 京都
4位 福岡
5位 北海道
6位 千葉
7位 沖縄
8位 愛知
9位 神奈川
10位 山梨

いかがだろうか?
上位3つは納得の順位だ。4位福岡、5位北海道、7位沖縄は、東京や大阪を経由しない単独の旅行先として選ばれており、その道県独自が魅力的だと言える。

訪問者数は国際線のフライト数で決まるとも言われている。港別入国者数でいえば、1位成田、2位関西、3位羽田、4位福岡、5位中部、6位新千歳、7位那覇となっており、これらは年間で100万人以上が入国している。
一方で他の地方空港は多くて10万人台、大半はそれ以下となっており、大きな空港の近くで訪問者が増えるのは当然と言える。

11位以下を見ていくと
11位 広島
12位 兵庫
13位 大分
14位 岐阜
15位 長野
16位 静岡
17位 石川
18位 熊本
19位 宮城
20位 奈良

となっている。面白かったのが20位の奈良県である。奈良県は訪問客数6位なのだが、消費単価が47位と最下位なのである。私は奈良県のお寺など歴史のある建造物や仏像が好きなのだが、確かに特に大きくお金を落とすところは無い気がする。訪日客も同じようで、周りの大阪や京都で買い物など消費をしていくようだ。

また岐阜が上位の理由はやはり世界遺産効果だ。外国人にとっては東京や大阪と言った大都市以外は、ほとんど知識がない「白地図」と同様のようで、都市の知名度より「世界遺産」として認知し訪れている。

今後、まずますインバウンドは活況になっていくだろうが、このような統計が出ているという事は、自治体も「いかに消費をさせるか」といったことに注力してくるだろう。創意工夫で外国のお客様を取り込んでいくのはいいことだと思うが、同じ消費やサービスなのに旅行で気が大きくなっている訪日客だからと料金だけを上げていくことは、やめてほしいなと思う。

円安で外国旅行も大変だというのに、国内旅行も行きにくくなってしまう。

今回の「インバウン度」調査について21位以下など、もう少し詳しく知りたい方がいらっしゃったらコメントください。追加で記事書きますので。

今日はここまで。

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