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DX = IT化とならないために【#地域複業 knowledgeメモ】

コロナ社会の中の1年、地域複業と呼ばれる活動を通じて、改めて肝に銘じようと思う事を今日はまとめたいと思います。

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2020年度の初めに

新しい生活を始めた際に、これからはDXの時代であり、その領域で挑戦したいという形でnoteを書かせていただきました。

↓記事内より

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ただしかし、、、それから1年。

いくつかの企業経営者と関わらせていただき、支援をさせていただく中で、デジタル活用を目指さなければいけないという意識は、どの企業も言葉を扱っている状況かと思います。

しかし企業で選択され、投資されるものが、ITツールを導入するという発想になりがちになってしまいます。

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これは本来のDX、特に"トランスフォーメーション"という言葉からすると、かけ離れている状況です。

"トランスフォーメーション"は、よく言われる話ですが、幼虫からサナギになり、脱皮して成虫になる位に変わる話であり、これまでの延長ではないということです。

それは組織の改革であり、ビジネスモデルの転換であり、そのような改革をすることが、"トランスフォーメーション"であると。

課題はどこに?

そのような、DX=デジタルトランスフォーメーションへの意識を持ち、予算を投じて、事業計画を見直していこうという企業経営者の方と、日々切磋琢磨する議論と思考を伴走させていただいています。

中々難しいのが実状です。しかし、この意識を持って取り組んだ企業と、そうでない企業の差は必ず出ると感じます。

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判断基準が難しいと思われるのは、デジタルを活用した事業の予算計画を、経営陣がいまいちピンとこない・立てれない、みたいなところがやはり課題の1つだと思います。

予算積算を、私の方で例えばするとします。
すると、やはりこれだけかかるのかとなります。そして、それはいつ回収できるのかとなるのですが、それが短期的に回収できるものでは中々ないので、資金計画含めて判断が難しい面が出てきます。

中期的な事業計画として、新規の組織が推進役として、別の軸で取り組むということも有りだと思います。
しかし、それは組織の中での評価の仕方みたいなところも、中々に難しいところも出るところを目にしています。

どう推進していくのが良いのか?

ツール導入思考をなくす。まずこれは、最重要ですよね。

その上で、3~5年後を想定した、中期の戦略を立案する事だと思います。DX実現には早くても1~3年はかかり、成果が上がるのは3年後から5年後になる。その将来的に役に立つDXでないと意味をなさいと思います。

なので、中期的な事業や業務プロセスをイメージしていかないといけない。
地域企業がDXを進めていくには、経営陣と適切な人材が同じ目線を持ち、企画立案から推進までを進める事しかないと思います。
その際の舵きりに、船と船員が一体となる為のビジョンとなるイメージは、重要だなと感じます。

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また、外部環境や顧客、競合の変化を見極めていかなければならない為、社内の既存人材だけで、このイメージを描くことは難しいと思う。外部との議論や協業により、自社の将来像をイメージできれば、変革に向けて多くのアイデアが生まれてきますよね。


皆さんの方でも、実際に企業の方が推進していくために、経営陣やマネージャークラスの方がどう取り組むべきかといった、ご意見等あれば是非ともお願いしたいと思います!よろしくお願いいたします。

イノベーティブであれ

[デジタルトランスフォーメーション(DX)の池田解釈]

既存の価値観や枠組みを覆す、革新的なイノベーションをデジタルの活用でもたらすものであり、人々の生活に、デジタル技術を浸透させることでより良いものへと変革すること

この感覚を、本当忘れてはいけないなと思います。どうしても、議論の中で、今見えていることだけが正解となってしまいがちです。

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アメリカの進み方を見ていれば、次の正解が分かった時代から、世界で変わっていることも日本では進まないこともあり、人々の価値観の基準を定義することも難しい世の中ではあると思います。

CX(カスタマーエクスペリエンス)プロデューサーとして

まだまだ、劇的な変化が加速する社会において、マーケティング活動の支援や、デジタルを活用したサービスデザインの支援が、私が取り組む仕事だと考えています。

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コロナ禍をきっかけに、ビジネスモデルを見直したい企業の皆様、是非一緒に前進させましょう!

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