見えてないことを指摘するのは果たして有益か
今朝、夢みたんです。
あるプロジェクトのメンバーが、WEBサイトへの情報追加に取り組んでいました。僕はハタからボーっと眺めてるわけですが、大体、人間の認知は下図のようなことで説明できると思います。他者との共同作業であるプロジェクトも、同じです。
要するに、クライアントにも、パートナーである自分たちにも見えてない課題というのがあって、上の図でいうと右側のピンク領域なんですが、僕はおっさんで経験だけは豊富なので、皆には見えていないことがよく見えます。で、こう思いました。
「皆には見えてない課題があるけど、ここを認識して思考プロセスを走らせるのと、気づかないまま進めるのとでは、結果に影響しそうだから、指摘しておこう」
というわけで、ちょっといいかい、という具合で、
現在のプロセスが内包している矛盾点、矛盾を生み出している課題の存在をペラペラ喋ります。
で、こういう対処法があるんじゃないかということまで話したところで、周りを見渡すと、メンバーはポカンとした表情してました。
あ、ちょっと伝わらなかったかな、もしくは現実的に考えて僕の言ったことはワークしないと弾いたのかな、とかそんな事を思ったところで、ばちんと目が覚めました。
で、思ったのは
いま俺が指摘したことって、果たして皆にとって有益だったのか?
360度いろんな角度から思考してみるっていうのは、結構強力な土台になるので必要なんですけど、果たして良かったのか?指摘した結果どうなるっていうのはよく考えずに指摘したけど。
もちろんクライアントにも見えてない矛盾や課題を発見して、予想を超える結果を導くというのが、プロなんですけど、それは間違い無いんですけど、果たして?
ここに、僕の靄の本質がありそうです。
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written by RYDEN
戦略とクリエイティブの両面から、
強靭なブランドづくりを支援する
株式会社ライデン
https://www.ryden.co.jp/
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