見出し画像

【テレワーク移行録その2】オンライン1on1で行なった3つの工夫

「愛と青春」を謳っているHeaRの大上です。
企業の採用支援やオンボーディング支援、最近ではテレワーク導入支援も始めました。

コロナウイルス収束に向け、弊社も原則リモートで仕事をしています。

ロックダウンが起きている国々の情報を見ていると、
テレワークによるメンタル不調が問題になっているようです。

HeaRでは「心」と「身体」の健康状態を定点観測していくためにも、1on1の頻度を増やしました。
これまでは隔週に1回でしたが、リモートワークに移行してからは週に1度行なっています。

リモートワークになると、コミュニケーション量そのものが減りますし、感情共有の機会も減ります。1on1を通してそれらの時間を増やす必要がありました。

様々な1on1をカタチを試してみたので、これからオンライン1on1を始める方の役に立てたら嬉しいです。

進め方は対面の1on1と変わらず

HeaRでは下記のようなことを意識して1on1を運営しております。

・1人あたり30分前後
・1on1は上司のための時間ではなく、メンバーのための時間。
・パソコンは基本的に閉じる
・斜めの席に座る(正面よりも心を開きやすいというデータあり)
・上司から聞くのは「今日の天気(心の健康状態)」のみ。定点観測する。
・それ以外はメンバーが話したいこと、聞きたいことに費やす
・ティーチングとコーチングを使い分ける(極力後者の割合を多くする)
・共感を大事にする(心理的安全性の醸成)

オンライン1on1によって、これらが難しくなる感覚はなかったです。
むしろ二人きりの空間が作りやすいので、会議室がない企業さん(HeaRもそうです)はオンラインの方がありがたみを感じるかもしれません。

オンライン1on1時に加えたこと

とはいえ、対面の1on1と同じやり方だと上手く回らない部分もありました。そこでオンライン1on1時に工夫したことを3つ紹介していきます。

1.健康状態のチェック
コロナウイルスの広がりもあるので、体調不良になっていないかの確認を行なっています。オフィスで仕事をしていると、顔色や仕事への姿勢で判断しづらくなります。
また、長時間家にいることによる運動不足や精神疲労によっての体調変化もヒアリングしています。

2.チェックインの充実
オフラインの1on1でもチェックインは行なっていましたが、オンラインは画面越しのコミュニケーションのため、以前よりも相手の感情や雰囲気を感じ取りづらくなりました。

そこでチェックインの時間を長くして、相手の心の調子を確認したり、発言しやすくするための雰囲気づくりを行なっています。

いくつかのやり方をご紹介です!

2-1.診断メーカーでラフな質問をする
1on1する相手の名前を入力し、その質問に回答してもらいます。
ラフな質問が出るので、その話題を広げながら雰囲気づくりを行なっていきます。

▼例えば、佐藤さんの場合

スクリーンショット 2020-04-05 15.05.11

スクリーンショット 2020-04-05 15.05.18

以下、チェックイン例
「佐藤さんの血液型は何ですか?」
「よく◯型の人って、△△っぽいとか言われるじゃないですか?思い当たる癖とか習慣ありますか?」

2-2.ZOOMの背景画像で遊ぶ
ZOOMでは「バーチャル背景」をカスタマイズすることができます。
その機能を用いてチェックイン(アイスブレイク)を行なっています。

▼1on1前にお題を伝えます。お互いサッカー部だったのでサッカーの話題。

スクリーンショット 2020-04-05 15.29.39

画像6

以下、チェックイン例
「◯◯さんって、△△選手が好きなんですね。どんなところが好きだったんですか?」
「◯◯さんはどんな特徴を持ったサッカー選手だったんですか?」

2-3.散歩を組み合わせる
リモートワーク中心の生活になると、どうしても運動不足になりがち。
少しでも運動不足の解消や気分転換のために、散歩しながら1on1を行なったりしています。

▼散歩1on1中の画像。2枚目はメンバーが1on1に乱入してきたハプニング画像

iOS の画像 (1)

スクリーンショット 2020-04-02 16.00.07

以下、チェックイン例
「◯◯さんの近所には何があるんですか?」
「◯◯さんは運動不足解消のために何かしていますか?」

3.大きな仕草
画面越しだと伝わりづらい部分もあるので、
・声の大きさをいつもの1.5-2倍にする
・相槌をしっかりする
・オーバーリアクションする(笑う、共感する、驚くなど)
は意識して取り組んでいます。

オンライン1on1の反省/改善点

特に散歩1on1は改善すべき点があると思いました。
歩きながら会話することもあり、腰を据えてじっくり話すトピックには不向きです。

メンバーの心の健康状態によって話したい内容は変わります。
そこで事前に1on1の形式をヒアリングして、各々の希望する形式で行なっていきたいと思いました。

オンラインのマネジメントで差がつく

これまでのマネジメントはオフィス内の雑談や居酒屋で行われることも多かったと思います。
しかしリモートワークへ移行すると、その手法は使えません。

リモートワーク中のマネジメントで差がつきます。
みなさんもぜひオンライン1on1を導入してみてください。

これから1on1自体を始める方、
オンライン1on1について相談したい方はぜひ連絡ください!

Twitterもやってます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?