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統一教会判決に関して毎日新聞が伏せた不都合な事実! TBS番組ひるおびでの八代弁護士の発言巡る判決に関して、毎日とNHKの報道の内容を比較してわかった!!


【事件の概要】

・TBSの情報番組「ひるおび」内(2022年9月放送)で
・八代英輝弁護士が統一教会について、
・統一教会は「カルト団体」「反日的思想」などと語り、また、「教団がやっている外形的な犯罪行為など」と発言
・つまり「統一教会は犯罪を行っている組織だ」などと断定発言した
・これに対して、統一教会がTBSと八代弁護士を名誉毀損で賠償を求める裁判を起こした
・上記の裁判に対して、2023年6月30日に、東京地裁により結果が出た

【ここで述べること。メディア各社での取り上げ方】

上記の事件に関して、東京地裁が2023年6月30日に判決を下した。
この記事では、メディア各社が東京地裁の判断を、それぞれどのように伝えているか比較して、各社の発信の背後にある動機を見ていこうと思います。

【毎日新聞の記事では・・・】

1:判決について
毎日新聞の報道記事で、判決に関する記述をそのまま記すと・・・
1箇所目(冒頭部分):
「東京地裁(伊藤正晴裁判長)は30日、名誉毀損(きそん)を認めず、請求を棄却した。」

2箇所目(記事本文):
『旧統一教会の信者による違法な献金の勧誘を認定した裁判例が複数存在することから、数々の消費者被害が生じている点は真実だとし、発言に違法性はないと結論づけた。』

要約すると、「統一教会には消費者被害を認定する裁判例が複数存在するのは真実で発言に違法性はない」ということになる。

重要ポイント
しかし、毎日新聞の記事は、判決で述べられたある重要な部分を隠していた! それは、NHKの報道内容を見ると明らかになるので、下の【NHKは・・・】へと読み進んでほしい。

【NHKでは・・・】

1:判決について
『「意見や論評の域を逸脱するものとはいえず、違法ではない」として訴えを退けました。』と伝えた。

2:そのうえで付け加えられた内容
『「発言は、問題の部分だけを切り出せば、教団の社会的評価を違法に低下させるという評価を招きかねず、発言者が弁護士であることを考えれば不適切な面があったことは否定しがたいが、意見や論評の域を逸脱するものとはいえず、違法ではない」として、訴えを退けました。』

【重要ポイント】

発言者が弁護士であることを考えれば不適切な面があったことは否定しがたい』との裁判官のコメントがある。

これはつまり、
『発言者:八代弁護士は、弁護士として不適切な発言をした』
と言っているわけだ。

発言が不適切であったことは「否定し難い」』と言い回しているのは強い強調だ。
つまり、裁判官は、八代弁護士に対して、『あなたは不適切な発言をした』と明言して、お灸を据えたのである。

八代弁護士の行為が、妥当な行為か、ダメな行為かといえば、「ダメな行為をした」と指摘しているのである。

これはつまり「違法行為として損害賠償を要求する程には重くはないけれど、八代弁護士の行為はよくない行為であると認定する」判決だったということだ。
八代弁護士の行為は不適切だったとの司法の結論が出されたのだ。


【結論】違法でなくても悪いことはある

法律というものは、ある程度のガイドラインを示すもので、法で世の中の善悪全てが裁ける物ではないことは、皆さんよくご存知だと思う。
多くの人が同情する行為であっても、違法に当たるので刑を受けなかればならない人がいたし、逆に、多くの人から見て本当に憎らしいと思わざるを得ない悪行を行っている人でも法的に裁くすべがなく野放しになるということも経験してきた。

つまり、違法にはならなくてもダメな行為はあるということだ。
八代弁護士の行為は、それにあたる。
「弁護士として否定し難いほどの不適切な発言をしたぞ」と、裁判官から指摘を受けているわけだ。

そして、毎日新聞の記事では、裁判官による八代発言へのダメ出しに全く触れていない。
報道しない自由の発動。それによる裁判結果のねじ曲げである。
TBSという、毎日新聞と同系列のTV局に都合が悪い内容は伏せたのだ。

裁判の判決には、
マルかバツかのデジタルなものと、その判決の「行間」というアナログなものとがある。
その行間を伝えるのこそが、大メディアの腕の見せ所というものだと思う。大メディアから、そういう行間を伝えるチカラやセンスが消え始めて久しい。
亡国のマスメディア。

左翼共産主義の口車に乗って情報流を作り出した社会は、どんどんとやばい方向に流されていく。これがこの記事で言いたいことである。

【おまけ】さらに東スポになるとこうなる

さらに、スポーツ新聞の東スポだと、こういう内容になっていた・・・

1箇所目(冒頭部分):
「教団の請求は棄却され、八代弁護士とTBSの完全勝利となった。」

2箇所目(本文):
伊藤正晴裁判長は「請求は棄却する」と判決文を読み上げ、開廷から5秒ほどで閉廷した。

記事タイトル:
八代弁護士&TBSが旧統一教会に〝5秒瞬殺〟の完勝 

実際には、5秒で瞬殺などしていない。
八代弁護士に対して、「弁護士として 否定し難いほどの 不適切な発言をしたぞ」というお灸が据えられているので、裁判官の判決全体をきちんと聞けば、5秒では終わっていないはずである。
スポーツ新聞は報道ではないので、これくらい盛っても許される訳である。


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