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引っ越しを目前に。


もうすぐ、約2年間過ごした部屋から退去する。振り返ってみたら、あっという間だった。思い出があふれ出てくる。

この家で彼と一緒に住み始めて、いろんなことがあった。おやすみとおはようを当たり前に共有できるようになったこと。コロナ渦中になり、他者との関わりを持つことが難しくなった状況で、そばにいてくれる人がいることのありがたさに改めて気が付いたこと。夜中にアイスが食べたくなり、一緒にコンビニに買いに行ったこと。帰り道に一緒に月を見上げたこと。彼がピザを頼みすぎて私が不機嫌になったこと。良い歳してロクヨンにはまり、眠い目をこすりながら対戦したこと。

思えば、私も誰かと「共存」することができるのだ、と気が付かされた貴重な時間だったように思う。また、一緒に違う場所に身を移して。思い出を、積み上げていけるように。お互い、成長していけるように。今は、新しい生活を妄想しつつ、段ボールを積み上げている。

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