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『ANIPLEX 20th Anniversary Event -THANX-』 ライブレポ #アニプレックス20周年

アニプレの20周年スペシャルイベント。
なんとかチケット握って昨日行ってきたけど今まで行ったどんなライブ、イベントの中でも特に満足度が高い神イベントでした。

他のイベントもこれを真似してくれとか見習ってくれ…というのは全然思ってなくて、多分このイベントはこれまでアニメ業界を牽引してくれたANIPLEXでしかできないイベントだったと思う。そしてこの規模でこのメンバーが揃い踏みのイベントというのは後先考えづらいのでそれくらい特別なイベントだったなぁと。

いつも通り簡単かつまとまらない感じにはなると思うけどライブレポという名の雑感書くよ。

公演概要

※アーカイブ視聴できるチケットも1/14まで販売中

セトリ

座席

3階バルコニーA1ブロック中段
ちなみにここ、機材開放席で先着で滑り込んで入手したチケットだったんだけどなんならアリーナより神席だった説もある。ちなみにチケ代は5K。神かよ。

イベント感想

良かったポイントを褒めていく形式で。

20周年記念の名に恥じない豪華キャスト、アーティスト

まずはこれに尽きる。よくこのメンバーを集めてくれたなと…。
アーティスト陣で言えばLiSA、Aimer、UVERworld、ClariS、結束バンド、DOESら他のイベントで一堂に会することはまずないであろうまさに”アニプレックスが繋いだ”メンバーが揃い踏み。呼びたいアーティストを呼べる力がある、そしてそれに応えてくれる信頼関係がめちゃくちゃ窺えたね。

声優も生では初めて見る人たくさんだったけど特にまどマギの悠木碧、SAOの松岡禎丞、あの花の茅野愛衣など時代を代表する作品の歴代主人公キャスト”として”まとめて観れるのは後にも先にもこのイベントだけだったかなと。
そしてシクレもいたりして…!(ここは後述します)
多分有名声優ばかりなのでどこか別の作品で共演してる姿とかは見ることがあるんだろうけど、作品の垣根を超えてANIPLEXという企業だからこそ集められるメンバーでお得感エグかったなぁ。

イベント構成が素晴らしすぎる

正直なところ、このイベントへは期待度はもちろん高かったけど、出演者に声優も多かったことから多分構成は前半は声優がたくさん壇上に出てきて20年を振り返るトークショー、後半にライブパートで代表曲をワンコーラスずつ…みたいな感じなんだろうなぁとどこかで内容が期待以下だった時に傷つかないための予防線を張っていた自分がいた…笑
※声優自体はもちろん大好きなんだけど、生で見るならトークイベントとかじゃなくライブや朗読が良い派なので…

しかし、蓋を開けてみればこのイベントは紛れもない”アニソンライブ”だった。
なんなら普通のアニソンフェス系のイベントより全く無駄がなく駆け抜けていったので3時間半もあっという間に過ぎたし、26曲も聴けたらそれは満足度高いよ…!名だたるアニソンが聴けるのを期待していったファンとしてはこの構成にしてくれたのが最高に嬉しかったし、20周年をお祝いするに際してファンのことを第一に考えてくれた結果の構成だったんだろうなと思う。

セトリと映像演出が偉すぎる

名だたるアーティストを呼んでいてもセトリ(順番も曲も)でズコーっとなるイベントは正直少なくないと思うけど、このイベントは観客が観たい聴きたいポイントを素晴らしく押さえていたなと感じる。

最初のピアノパートで雰囲気を作り出してからの開幕LiSAのRising Hopeは大正解だね。あれで場が暖まって一気に楽しさのボルテージが上がった感が自分だけでなく周囲からも伝わってきた。あとCrow Songやってくれたの嬉しすぎて泣いたし叫びすぎて声枯れた。  

全編通してだけど、版権元が故に映像をこれでもかというほどに使えるのでそれも最高だったね。アニソンの良さってアニメの中身とともに曲が存在していることであって、それが他の曲との差別化ポイントだと思うのでアーティストの単独ライブや他のアニソンフェスではあまり実現できないアニメ映像バックでの歌唱が”全員で、全作品で”観れたのが本当に大きい。アニメ好きで良かった。

長くなりすぎないように一言だけあとはコメントしていくと、
あの花はGallileo Gallileiが復活するというめんまもびっくりな奇跡があったからこそのこのステージだと思うとエモかったし、
AimerのFateは狂ったように聴いてたBrave Shine回収できて感無量、
うる星やつらの花譜はできれば正面から観たかった笑、
ClariSは後半にも登場の3曲堂々披露だったけどironyついに回収できて嬉しい、
UVERは一瞬で彼らのステージに全てを持っていけるのがエグいしColors of the Heartでこの日1番懐かしい気持ちになった、
るろ剣はアニメ2期に繋がる演出とReolのパワフルな歌唱が印象的、
しょこたんの空色デイズは俺に効きすぎる…泣いちゃった、
銀魂の茶番劇(結束バンド、鬼滅いじり)からのDOESの曇天は中学時代を思い出し、
かぐや様は2期が1番好きなのでダディダディでマーチンさんのノリと鈴木愛理の御尊顔を拝めたのも良かった、
結束バンドはようやくTシャツ着て出てるイベント来れて嬉しかったし転がる岩嬉しすぎたローリンローリン(星座になれたらはいつか回収しに行きます)、
そして鬼滅をここまでの人気に押し上げた楽曲3曲のAimerLiSA。テイストの違う曲なのにすべてアニメの世界観とマッチさせてるの改めて流石だなと。LiSAは17年のアニサマを最後に観てなかったので鬼滅曲を聴くのは今回が初めて。でっかくなったなぁ…(謎目線)

本当はアーティスト別にもっとたくさん感じたことあるけど全てを書くわけにもいかないのでこれくらいかな。久しぶりに観れた人もいればお初もかなり多くて、一生のうちに回収したいなあと思ってた楽曲を何曲も拾えたのがデカすぎたね。

声優の使い方が”分かってる”

前述の構成の部分とも大きく関わっているんだけど、今回のイベントの最大の評価ポイントはここかもしれない。
それは、全編通して声優が個人名義として喋る(トークやMCする)ことが一切なかった点、言い換えれば、ずっとキャラクターとしての生演技をするためだけにステージに上がっていたのが素晴らしすぎた。

餅は餅屋。アーティストは歌唱。声優は声のお芝居なんですよ。
変にトークとかを挟ませず、楽曲の前振りや間奏での名台詞再現、簡易朗読劇風の生アフレコ。20年間でヒットした作品たちを彩った名演技こそ俺たちファンが本当に現地で聴きたかったものだよな…。なぜかあまり生演技が聴けることに考えが至ってなかった(ハードルを下げていた)のもあって心底感動してしまった。

2~3節ののセリフのためだけにアサインされた声優もいたと思うけど、歌唱に負けない全力の演技で物凄い存在感だったね。
個人的にはFateが最高すぎた…。杉山さんも下屋さんも川澄さんも全力の演技がいいのはもちろん、バックの映像とセリフのチョイスが群を抜いて良かったね。

行くぞ英雄王、武器の貯蔵は十分か?

Fate/stay night UBW[Unlimited Blade Works] 第24話 


and more…さん、エグすぎる

文字通り。

まずは声優だけど、正直すまん。事前に声優誰が出るかあまりチェックしてなくてこにたんと日野さんシクレに気づかなかった…!笑
いやでも2人とも圧巻の演技で素晴らしかったのはいうまでもない。

そしてそしてなによりも、自分がアニメ人生で最も泣いたシーンを持つアニメである天元突破グレンラガン。そのカミナの兄貴の生演技が聴けるとは…!これは予想外すぎたよ。
グレンラガンのシモンがカミナを失った失意から復活するシーンが俺は好きすぎて何度見てもめちゃくちゃ泣いてしまうんだけど久々にその感情が押し寄せてきてダメだったわ。グレンラガン好きだったしいまだに好きだなと…。

あとはなんといっても前半締めのシークレットアーティスト。
唐突にハガレンの映像、しかも旧作の方が流れ始めてここからは旧作アニメの映像プレイバックでもやるのかなー?とか呑気に構えていたらどうやら様子がおかしい。やけにがっつりハガレンの映像が流れる。
あれ、ハガレンの曲歌ってるアーティスト誰か今日来てたっけ…?と思って思考を巡らせるけれど思い当たるはずもなく…。あーもしかしたらカバーでメドレーでもやるのかな?と思っていたところにスクリーンに映し出される”ポルノグラフィティ”の文字…! そして聴こえてくる象徴的なベースのイントロ。確信した。

メリッサだ。

会場は自分含めボルテージえぐすぎ高まりすぎてなんだか今でも夢だったんじゃないかと思ってしまうけど、セトリに書いてあるから夢じゃないらしい。
実は旧作のハガレン観てないんだけど、観てなくてもこの楽曲は俺ら世代の全オタクに刺さる楽曲だよなぁ…。モノホンをこの一曲のインパクトのためだけに呼べちゃう企業努力と呼んじゃう気概に感服した。一生着いていきますANIPLEX。

シクレ枠でいうとポルノ以外にももうひと枠。
ついに期せずして羽川翼として歌う堀江由衣を観てしまった…!
やたら神谷さんと千和さんが壇上で生演技する割につばさキャットの脚本と映像進行するなと思ったらこれ。脳汁ハンパないって。
やはり声優は歌うならキャラとしてだ。これが1番輝くよなってのを再認識した。

and moreさんはこうやって使うんだよなぁ。素晴らしかった。

まとめ

アニプレ20周年あらためておめでとうございます!
多分、オタクじゃなくてもアニプレが関わってきた作品に人生で一度も触れたことがない人はいないんじゃないかな。そう確実に思うくらいにはイベント最後のエンドロール映像で流れた関わってきた作品群が膨大かつ名作だらけだった…。

アニメ業界は苦境と囁かれてもう久しい気がするけど、アニプレみたいな企業が牽引してくれるからこそ自分たちは日本のアニメ産業を楽しむことができてるんだよなと。
こちらこそ THANX   だよね。

いい新年のスタートが切れたので、明日からの仕事は本当に憂鬱ですが頑張ります(血涙)

#アニプレックス20周年

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