散りゆくまえに
天気は不思議なものだ。
気分が沈んでいる時に限って、
突き抜ける空の青さに心染みたり、
雨は心をちょっぴり暗くするのに、
その雨音は心地よいものだったりする。
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色んな表情見せる空に吹き抜ける風、
若葉は舞った。
今日も輝く青と白を追いかけて
身体いっぱいに陽気を蓄えよう、
期待感と不安感を胸に抱えながら。
楽しさを求めることは、
どんな景色を見せてくれるのだろうか。
恐れを知らない強さは、
どんな景色を見せてくれるのだろうか。
夢を描く希望と現実は、
どんな景色を見せてくれるのだろうか、
まだ僕には分からない。
ただ遠くに見える空は少しずつ、
陰り始めていた。
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