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『雑草ラジオ』を読んだら、半径5mでできることをやってみようと思った‼︎

こんにちは、くぎです。

『雑草ラジオ』の本を読みました。この本です。

大学時代の友人の3冊目の本です。※共著含む。
なので、
なのでではないですが、いい本だなって思います。
ラジオが軸の一つですが、コミュニティについて考えるきっかけや、チャレンジすること、小さく始めるのきっかけになれる本だと思います。

こんな人におすすめ

  • ラジオ好きな人、技術的な話はそんなに多くないですが、初心や大事にしていることが思い出せたりするかもしれません。

  • 自治体の防災担当者、総務省の事業の「臨時災害放送局」について知れます(これ重要「)。またラジオのタグで、インドネシアの災害、阪神・淡路大震災、熊本地震について学べます。

  • 地域コミュニティに関わっている人、ラジオを通じたコミュニティについて学べます。平時と非常時のコミュニティについてヒントがたくさんあると思います。

  • 社会に小さなインパクトを与えたい人、それってどんな人?って感じですが、小さくてもいいから誰かのためにチャレンジしてみようって人。スマホ一つでなんかできそうだから始まった話に勇気づけられると思います。

著者は、

瀬戸義章氏

アマゾンのプロフィール情報は以下の通りです。

[著者]瀬戸義章(Seto Yoshiaki)
作家・ライター
特定⾮営利活動法⼈BHNテレコム⽀援協議会 プロジェクトオフィサー
1983年⽣まれ。神奈川県川崎市出⾝。⻑崎⼤学卒業。物流会社でマーケターとして勤務後、フリーに。著書に『「ゴミ」を知れば経済がわかる』(PHP研究所)、共著に『ルポ ⼀緒に⽣きてく地域をつくる。』(影書房)。"


PART1は、ラジオの話

PART1は、ラジオの話です。舞台は、インドネシアや神戸。地域地域、人々その時々のラジオの使い方、使われ方が書かれています。

ラジオって、昔からあるんですね。日本でラジオが始まったのは、大正14年だそうです。

古い技術かと思うと、今でも軽トラに乗る時AMつけたり、ドライブの時FMつけたりします。

古くからあるけど、使えるツールです。

本書の中で、印象的な部分がありました。

スキマンは他にも、さまざまなセクターの声を拾った。林業団体や研究機関、ガジャマダ大学の森林学部、森に関するNGO・・・・・・やがて村人も、村役場も、そして政府も、リンタス・ムラピがヤギ小屋の音声放送局ではなく、重要な「ムシャワラ」の場でもあると認識していた。

雑草ラジオP29

議論が必要な話題に対して、ラジオにいろんなセクターの方に出演してもらって、いろんな角度で話をしてもらう。この地域の伝統である「ムシャワラ」は、本書によると「全員一致」を目指す考え方なんだそうだ。

それに、コミュニティラジオが関わるのは、面白い。地域でこれからのことを決断する場面は、いろんな時にやってくる。それを、ラジオでできるのは、すごくいいなーと思って読みました。僕だったら、対面の時は、いかに自分の話をたくさんするかを考えるし、ZOOMなんかだと、相手の話している時は、イヤホンを消音にするかも知れない。ラジオだったら音声だけなので、ついつい耳に入ってきて、それがきっかけで次の展開につながるかも知れないなって思いました。

PART2は、持ち運べるラジオ局の話

PART2は、持ち運べるラジオの発案の場面から始まります。

内容は、読み物を読んでいるように、技術的な話は分かりませんが、すらすらと入ってきて、面白い文章です。

印象的だったのは、本編とは少しずれますが、

リコーグループには、社員が任意で給料やボーナスの<端数>を寄付する制度がある。

雑草ラジオP178

素敵な制度ですね。

これ個人的にやりたいなって思いました。
給与明細でするのか、通帳に入った時にするのか、悩ましいですが。

この制度がきっかけで、持ち運べるラジオ局が実現していったそうです。それもすごい。

読んでみて

地域、コミュニティー、対話、ラジオ、防災、ハッカソン、社会課題、インドネシアなどなど、いろんなタグで興味深く読める本だなと思います。

読みやすいし。

僕にできること何かな〜って考えて、まずは、この本で読書会をして、いろんな人の切り口で感想聞きたいなって思いました。

読書会開きます。
準備できたら、このnoteにもリンクを貼ります。ご興味あれば、よろしくお願いします。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

『雑草ラジオ』を読んで思ったことでした。

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