マガジンのカバー画像

研究の手前

14
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とその周辺作品についての備忘録
運営しているクリエイター

#街とその不確かな壁

日曜日に『街とその不確かな壁』を読み終えてしまった…。

少しずつ読んでいたのは第一部だけで、あとは一気に読んでしまった。

何日か経ったが、なんとも言えない気分だ。

物語を読んでいたはずなのに、なぜか現実世界の仕組みが透けて見えていたような気がする。

もう一度読む。



『街とその不確かな壁』を少しずつ読んでいる。

昨日、第一部を読み終えた。

もう一度読み返してから進むか、そのまま第二部へ進むか、思案中。

案内人と一緒に、物語の世界に入り込んでいるような感じだ。

時々、何かを発見した気になって、ひとしきり一人で盛り上がるのがとても楽しい。

『街とその不確かな壁』を、一日ひとつずつ読んでいる。

ブレーキをかけつつ、読んでいる。

読んではいけないものを読んでいるような気もする。

私が私なりに辿り着こうとしているものが、ここに書いてしまっているのではないか…。

けれど、もう、止めることはできない。少しずつ、読む。

ちょっとした移動時間に、ついに読み始めてしまった。
『街とその不確かな壁』を。

一行目から、くらう。
読み進めるにつけ、悶える。

いつもなら早く結末を知りたくて一気に読み進めるところだが、今は少しずつ味わい尽くしたいと思っている。

あくまでも、今は。
先のことは分からない。