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ウェルビーイング (Well-being)とは?ワーケーションで高める幸福。

「ウェルビーイング」が注目を集める背景

働く期間が長期化し、予測不可能な時代に私たちは生きています。そんななか、生涯一つの組織だけで働く可能性は、低くなる一方です。だからこそ、単に「働くこと」にとどまらず「よりよく生きること」という観点が、社会のテーマとなっています。「ウェルビーイング」の関心が高まっている背景にはこうしたことがあるのではないでしょうか。Googleトレンドで見ても、「ウェルビーイング」の検索数がここ1年ほどで増えています。

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ウェルビーイング(Well-being)の直訳は、「幸福」「健康」です。ウェルビーイングとは、幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態として使われることが多いようです。

Well-beingに繋がる「人との繋がり」

「精神的、社会的に満たされる」要素の基盤となるのが、「人との繋がり」です。人と繋がる手段はボランティア、副業、居住地域での活動、趣味など様々ですが、その一つとしてワーケーションが挙げられるかもしれません。

この記事では、自身の経験を通して、ウェルビーイングとワーケーションの関係性を考えてみます。

かねてからずっと気になっていた「ワーケーション」。何だか楽しそう!
その一歩を踏み出す機会となったのが「東伊豆ワーケーションモニターツアー」でした。
モニターとして参加をし、東伊豆の圧倒的に美しい風景自然のなかで仕事をすることでの心と頭が解き放たれる感覚は、とても大きなインパクトでした。都内の2LDK(夫と子供と亀とハムスターで居住中)の部屋でテレワークをする日常とは全く違いました。特に中長期的での自チームのあるべき姿を考えるにあたっては、環境が違うだけで発想が拡がることを実感しました。

外での仕事

東伊豆町がワーケーションに力を入れる背景や、「町まるごとオフィス」に関わる方の想いにふれたことも、私の心に色濃く東伊豆が残った理由です。モニターの一員として、この素敵な町での体験を何とか伝えることができないか、帰りの踊り子の中で、そんな想いがふつふつと湧いてきました。

ワーケーション後の関わり

モニター1か月後くらいに、東伊豆のワーケーションをよりよくするためのオンラインディスカッションの場にお呼びいただきました。より多くの人や企業に東伊豆に来てもらうにはどうしたらよいか、という観点でモニターや町の皆さんとディスカッションをしました。

こうした経験がベースとなり、東伊豆町は私にとって一気に身近な存在になりました。次第に、まちまるごとオフィス東伊豆のnoteやfacebookを見ることが習慣化していきました。


▼まちまるごとオフィス公式WEBサイト&note

その後、「旅館を継ぐ”若旦那三人衆”で新業態カフェ開業を通じて、稲取温泉を活性化させたい!」というクラウドファンディングで3,000円を寄付。クレープチケットを手にしました!

何がこんなに私を突き動かすのか。「この町が好きで、もっと沢山の人に知ってもらい、関わってほしい」という、東伊豆ワーケーションに関わる方々の想いです。

この度、1月29日に「ワーケーションは 個人と企業に どんな価値をもたらすのか?」をテーマにした「まちまるごとオフィス東伊豆」のトークイベントに、パネラーの一員としてお呼びいただきました。

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ワーケーションはどんな価値をもたらすのか?

今、町では以下のような予期しなかった嬉しい動きもあるそうです。
✓学生の滞在:大学の授業がオンライン実施であるため、東京の大学生が東伊豆のアパートを借りて短期滞在する動きがでてきた
✓ワーケーションで来た人の、地域の方に向けたワークショップ開催:東京からワーケーションで来た人が町の人向けに「SNS活用の仕方」をテーマにワークショップを行う etc...

町で枠組みを用意していなくても、多様な人を惹きつけ、交流の機会を創ることができれば、様々な動きが生まれてくることを感じました。今後に向けて、繋がりとそこからの可能性をどのように最大化していけるか、という以下のような話題に、拡がっていきました。

・「町の中の人」と「外から来てくれる人」が交流し合い、「教える」「教えてもらう」の上下の関係ではなく、与え合うフラットな関係でい続けるにはどうしたらよいか 
・個人のテレワークやチームの活性化という観点だけでなく、「地域との協働」という観点で企業と関われる可能性はどのように創っていけるか

本イベントへの参加が、ワーケーションが個人や地域にもたらす可能性と今後の課題について、多様な切り口で知ることに繋がりました。

点と点が繋がることで感じる充実感

一つの行動が点となる。そのそれぞれが繋がっていく。
モニターに参加したことが、東伊豆の皆さんと何度も接点を持つきっかけとなり、町に惹きつけられていくことになりました。

・モニターの後の気づきをSNSで発信
・モニターとしてのディスカッション参加
・クラウドファンディングへの寄付
・イベントへのパネラー参加

一つひとつは点かもしれません。しかし愛着を持った町に役に立てているささやかな感覚は、喜びに繋がっています。

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ワーケーションはウェルビーイングや幸福に繋がる一つの手段

ウェルビーイングと近い意味である「幸福」。幸福の構造はピラミッドで、下層に「健康」があり、中層に「コミュニティ」や「つながり」、その上層に「個人」の自己実現があるそうです。

生きる・働く期間が長くなった今、一つの組織や一つの役割は永遠のものではありません。複数の組織、地域と「繋がる」ことで、自らが役に立てる可能性は拡げていけます。ワーケーションはウェルビーイングに繋がる「人との繋がり」を作る有効な手段となり得るのではないか、そう感じています。


※ご紹介※ 本イベントにご参加くださったYACCOさんが、企業視点での記事を書いてくださいました!









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