アイキャッチ_父の手紙ー1

父が認知症になったかもしれない、そんな変化は会話にもちらりと。

無口な父と私は、私が東京で母親となってから電話で話すようになった。

子どものこと、仕事のこと、健康のこと、親戚のことなどぽろぽろ話していたが

前書いた

「昔(私が小学生の頃)千葉の御宿に海水浴に行った時、

「月の沙漠」のモデルとなった「ラクダに乗った人の銅像」が

1頭だったか2頭だったか聞いてきた。

相当トートツに。


父1501-4のコピー


その頃、私がパソコンで仕事する時間が長くて

目が悪くなったことを話していたので、

定期的に目のサプリサプリメントを送ってきてくれたりしたのです。



1年くらいの間にそのサプリメントに添えてくれていた手紙が変化してきました。

初めは便箋に1〜2枚、

達筆すぎて読めない部分もある文章が書かれていたんだけど、

だんだん言葉が少なくなっていって…


父の手紙ー1

いくらなんでも省略しすぎでしょ〜!

なんて電話で言ったら笑っていました。


そのくらい通じる、でもそのくらい面倒くさくなる。


歳を取るとそうなんだろうし

認知症のお庭で遊び始めると、そんなふうになるのかもしれません。

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