出逢いが自分の人生を創る
2022年、英語を学ぶためにフィリピン留学した。
元々は英語を使って外国人と話すことがただの憧れに過ぎなかった。
いつか海外で暮らしてみたいなと淡い憧れを抱いたところ、西表島で島暮らし中に海外経験豊富な同年代と出逢った。そしてその出逢いがきっかけで海外への道が確実な目標へと変わった。
そして2022年の正月には
『今年中には留学行きたい!』
『とりあえず海外に出てみたい!』
という思いを抱く。
だけど、実際はコロナ禍で今すぐに行ける状況ではなかったため、ひとまず伊江島に移り、引き続き島暮らしを堪能していた。
すると、またそこで海外経験豊富な同年代との出逢いが。
この出逢いが最後の強烈なひと押しとなり、『もう留学行こう!絶対に何が何でも今年中にいくんだ!!』
という強い想いにさせた。
その後すぐに留学エージェントと話をし、留学の日程を決定。
自分が提示した条件を元に、その中で紹介された学校のうちの一つに決めた。
でも結局、それまで自分が考えていた条件とは違う別の内容で申し込みしたため、
結果的にはそこの学校じゃなくてもよかったのにな。なぜこの学校を選んだろうか……
と妙に不思議な気持ちだった。
私の留学先の学校は韓国人比率40%、日本人比率40%、その他台湾人、中国人、ベトナム人、モンゴル人というアジアの学校。
自分の英語力を伸ばすために、せっかくなら外国人の友達を作ろう!
そう意気込んで、部屋も三人部屋を選択。
だけど実際は自分の学校ではなく、同じ敷地内の別の学校に通っているアラブの男性たちと友達になって、毎日彼らと一緒に過ごすようになった。
そして気づいたら、彼らは私にとってただの友達ではなくて、本当に大切な、なくてはならない存在になっていた。
今まで外国人と英語で話せるようになることがただの夢だったのが、彼らともっと深い話がしたいからもっともっと英語を話せるようになりたいという思いを持つようになり、
次はオーストラリアに行くことを決めた。
単なるワーホリではなく、英語をちゃんと学ぶという目的を果たすため、アシスタントナースの資格を取ることも決意した。
フィリピンに行く前は、別の学校の友達と仲良くなるなんて思ってもいなかったし、アラブ人と仲良くなるなんて思ってもいなかった。
当初は、なぜあの語学学校を選んだのか、なぜその日程で行くことにしたのかも不思議だったけれど、今だから言える。
アラブ人の彼らと出逢うためだったのだと。
すべての人との出逢いには意味がある。
そして自分がすべき事、行くべき場所に行くために人との出逢いがあって、彼らによって導かれていくんじゃないか。
島暮らしで海外経験豊富な同年代と出逢わなければ、今もまだ留学には行っていなかっただろうと思う。
そして、アラブの彼らと出逢わなければオーストラリアに行こうとも思わなかったと思う。
だって留学当初、自分のあまりの英語の出来なさに落胆し、帰国したら日本の安全な環境で島暮らしするのが自分には合っていると思っていたくらいだから。
人との出逢いや、その人からの影響を受けて今の自分の人生が創られている。
オーストラリアでアシスタントナースの資格を取ることだって、自分にとってそんな簡単なことではない。
だけどなぜか不思議とそれも導かれてるような気がするのだ。
今はまだ分からないけど、一年後に、『このために私はここに来たんだ。』『この人と出逢うためだったんだ。』と思えるような出逢いや出来事が待っているような気がする。
そのために今はまた新たな『オーストラリアでアシスタントナースになる』という目標を目指して頑張ろうと思う。
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