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140字小説 「交番の少年」

お使いで迷った少年が、交番で道を訊ねるが不在。そこに財布を拾った女と鉢合わせ、善意で落とし物を引き受ける。さらに男が自首してきたが、後で戻るので伝えて欲しいと去ってしまった。少年はいっぱいの頭で、帰ってきたお回りさんに全て伝えた。「道を間違えて。これ財布。さっき自首しに来ました」

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