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コラム2 「自己肯定感の教科書」を読んで②


1.はじめに

前回の続き、自己肯定感の教科書(中島輝)を読んで、考えたことを書き残します。

2.自己肯定感の中の”6つの感”

自己肯定感には”6つの感”が存在することを確認しました。

中島さんは、その6つの感を木に例えています。
①自尊感情…木の「根」
②自己受容感…木の「幹」
③自己効力感…木の「枝」
④自己信頼感…木の「葉」
⑤自己決定感…木の「花」
⑥自己有用感…木の「実」

これは、それぞれの”感”は互いに影響し合っていることの例えだそうです。

3.小学校で育みたいものは何か

①”6つの感”を分類してみると…

6つの感、どれも大事にしないといけないんだな…と思いつつ、この6つの感は大きく2つに分類できるのではないかと感じたのです。

私が考えた分類は、以下の通りです。
A 自尊心、自己受容感
B 自己効力感、自己信頼感、自己決定感、自己有用感

お分かりいただけるでしょうか?
Aは、「ありのまま、どんな自分も大事に認める”感”」
Bは、「何かできることによって得られる”感”」

として分類しました。

②小学校で育みやすいのは…

であるならば…
(もちろんどれも大事なのは大前提として…)
多様な他者と関わる機会が多い”とされる小学校で育みやすいのは、Bの感なのでは…?と感じるのです。

簡単に言うと、Aの感は、少人数や近しい仲間内のみでも育むことが可能であるのに対し、Bの感を育むには、多くの他者が必要となるのではと考えられるからです。

もちろん、近しい仲間内だけで育んだAの感が、強固なものかは考え物ですが、大人数であれば、気の合わない人や悪く言う人も出てくるでしょうし、ありのままを受け入れる難しさは出てくるのかなと思います。

その点Bの感は、多様な他者と関わることで身についたり発揮されたりするものでもあるのかなと考えたのです。

4.おわりに

いかがでしたか?
私はまだまだ勉強中の身なので、浅はかな部分もあるのかもしれませんが、一つでも参考になる部分があれば嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました!

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