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自分を無才能と感じること

イラストレーターのみずきのりんごです。

今日は自分の思考整理もかねて、「無才能と感じること」について書いてみようと思います。

無才能と感じてしまう

周期的なものもあり、定期的に自分自身を無才能と感じることがあります。
「無才能だからダメなんだ」とか、そういった感じのネガティブ思考ですね。

私自身はすごくネガティブ気質で、自分自身に対する罵倒力が高いほうです。自分を一番いじめているのは自分だという言葉を耳にしますが、まさにその通りだなと感じます。

その一つとして「無才能だ」と感じてしまうのかもしれません。

でも本当に「無才能」で「ダメ」なんでしょうか。
ちょっと掘り下げて考えてみたいと思いました。

結論から言うと

「無才能でも別にいいじゃん」
です。
むしろ、無才能であると思ってるくらいの方が、個人的にはちょうどいいのではないかな、と思ったりします。あくまで個人的には、ですが。

無才能と感じるのはなぜ?

前述のとおり、無才能と感じるのは周期的なものや、ネガティブ気質によるものはあります。
それは仕方がない部分なので、それを取り除いた場合、何が残るのかと考えたときに下記のようなものが残りました。

・他者と比べてしまっている
・他者の評価を求めている
・劣等感を抱いている
・言い訳にしている

まず上から順にみていきます。

・他者と比べてしまっている

これは文字通りで、他社と自分を比較して、自分のレベルの低さを知り、ダメだ、私には才能がない…と思っている状態ですね。
このインターネット、上には上がいるわけで、上の人々と比べると、ダメだ…と思うのは致し方ないことです。

・他者の評価を求めている

これは他者からの評価によって自分自身を保っているパターン。いいねの数などが全て=自己評価になっている状態ですね。だいぶよろしくありません。

・劣等感を抱いている

上の二つに付随する内容です。劣等感、自分のコンプレックスになる部分をいやでも見なくてはいけない状態。すごくしんどい感じです。

・言い訳にしている

これが個人的に一番の根っこかなと感じます。自分は無才能だと思うことであらゆることへの言い訳にしている状態です。

以上4つが主に残った部分です。

他者依存と自身の内面に存在する負の部分、これらをひっくるめて感じることが「私には才能がなくてダメなんだ」なんですね。

無才能と感じて起こること

さてなぜ無才能と感じるのか、という理由が見えてきたところで、無才能と感じたときに自身に起こることを見てみます。

・無才能を言い訳にすることで、できなくて当然だと諦める
・モチベーションが低下する
・消極的になる
・成長速度が遅くなる

・できなくて当然だと諦める

「どうせ私は無才能なんだから、できなくて当然」
「だからやらない」
になってしまうようです。挑戦すれば芽が出るかもしれないのに、言い訳を用意することで予防線を張り、やらなくなってしまいます。

・モチベーションが低下する

「無才能だ、だからダメだ」と自分を罵倒するモードに入ってしまうので、必然的にモチベが下がります。もう全然集中できません。いつもなら簡単に終わることですらも終わりません。

・消極的になる

モチベが低下して言い訳をするので、挑戦すらしなくなります。どうせ~という感じでその場足踏みどころか、寝転んでしまいます。

・成長速度が遅くなる

その結果、全体的に成長しなくなってしまい、伸びるものも伸びなくなります。

とてもとてもよろしくない状態ですね。ただ無駄に時間を過ごしている感じがしてしまいます。
この状態になると、進捗も悪くなってしまうし、なるべくなら避けたいところですね…

でも

無才能と感じてもいい

無才能と感じることで、活動に悪影響が出るのなら、思わないようにしたほうがいいんじゃないかな?という考えも出てきます。
臭いものには蓋をしろ作戦。

しかし「こう考えるな」「思ってはいけない」と押し込めたことは、逆に自分を蝕みながら、声高に主張してくるのが心の声です。
これまでの経験上、自分の感情を押し殺していいことはありませんでした。寧ろ自律神経を壊してしまうくらいに悪影響でした。

なので、思ってしまうのは仕方がないとして、それをいかに受け止め、流しつつ、共存していくか、を考えました。

無才能を利用する

自分が無才能でダメだと思う理由は上記でいろいろ書きましたが、それを逆手にとればいいのではと思いました。

思考を反転する

まず、他者と比べてしまっていることが原因なら、他者ではなく過去の自分と比べるようにします。
他者の評価を求めるのではなく、自分のなかで評価をつければいい。
劣等感はエネルギーに。
言い訳にはしない。
と逆の方向に持っていきます。

正直なところ、私は割と調子に乗りやすいタイプです。調子に乗ると浮かれてしまうのでよく失敗します。そこを無才能と考えることを理由にセーブできるんじゃないかと。

「無才能なんかじゃない!」

一時期は劣等感が強すぎるあまり、逆に自分は「特別」なんだと思っていた時期がありました。「評価されないのは周りのせい」みたいな、よろしくないパターンに陥っていました。
失敗するのもプライドが高いので恥ずかしい、したくない、みたいな思考もありました。

無才能ではない、特別思考がずっと根強くあったんだと思います。

この特別思考というのが非常にやっかいでして…。
あまりに強すぎると「過剰な自信」、酷いときは「劣等感から他者を踏みつけ・見下す行為」に発展しやすい気がします。
これまでそのパターンに陥った例もみてきましたし、自分自身にもその部分が全くないとは言えず、恥ずかしいです。

その部分は家族と、年月によってやわらかく溶けていきましたが、長く自分の成長を阻害しました。
でも今は「無才能でも別にいいじゃん」と思えるようになってきています。

無才能でもいい

これは私の思考パターンの対策なのですが、無才能だからダメなのではなく、無才能でもいいんだと思うようにしたら少し気が楽になりました。

  • 評価軸を自分にし、過去の自分からの成長を楽しむ

  • できなくて当たり前(失敗して当然)なので気にしない

  • 経験値が足りていないだけ

  • 自分を大きく捉えているだけ

  • 私は普通の人間

といった風に考えられるようになったからです。

評価軸を自分にしたことで、他者との闘い、ではなく、基本が自分との闘いになりました。
うまくいかないときも誰が悪いとかではなくて、自分との闘いに負けただけなんだと。そんな風に考えると、ウニのようにとんがっていた心のトゲも、ほんのりまるくなったように思えました。

それでも苦しいときはある

ただ、考え方を変えるようにしても、苦しいときはあります。
周期や気候などの影響は避けられないし、過去の経験なども浮かび上がって、より強いネガティブになったりします。
これを書いている今も苦しいです。
けれど、この記事は将来また同じように苦しくなっている自分のために書いています。

その未来の私に言いたい。

無才能で苦しいときはあるけど、一時的なもの。
少し休んでから、また地道にコツコツ歩いて行こう。

思考を反転させてみて。
一時的なものだと思い出して。
無才能でも困ることはない、むしろメリットの方が大きいよ。

だから大丈夫!!

無才能だ~と嘆いてへこみ、動かなくなるよりは、無才能だ~と受け止めて、そのとき疲れていたら休み、また気分が戻ってきたら動けばいいんじゃないかと思います。

本当はそんなことを考える暇もないくらい、何かに夢中になったりできたらいいのですが、そういうわけにもいかないので、無才能~と内なる自分が指をさして来たら、するっとかわせるようになれたら最高ですね。

というわけで、無才能でも別にいいじゃん!!という思考整理の記事でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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