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アマル・デ・エルスと彼の唄
雨の香り夜の香りいつもの迷い道
何処にいるの?何処にいるの?冷たい息を吐く
雨の心夜の心独りで抱きしめる
暗い道を照らす音を探す錆びた器
いつかは消えるこの身体この心
それなら何のため生きていく?
意味のないこの世界意味のない毎日に
虚しく踊って砂まみれ
心の景色と見えてる景色が
重なり合わない霧の中
紅いお目々の着飾る雛人形
飛び回れ
そうだこんな日々、どうせ何もない
砂に汚されて踊りまし
グレーテルの孤独な生涯
森、森、てくてく
森、森、てくてく
幼い少女は
細い道を歩きながら
道、道、キラキラ
道、道、キラキラ
楽しい思い出を
辿っていきます
森、森、てくてく
森、森、てくてく
小さな体に
溢れるほどの想いを宿して
道、道、キラキラ
道、道、キラキラ
その目には希望が...
街、街、街、ドカーン
夢、夢、夢、ドカーン
・・・・・
森、森、とぼとぼ
森、森、とぼとぼ
すごくすごく
お
いる、神、何年も前に
「アナタの可愛い気持ちが、楽しい。
それだけのこと、ってわかってる?
そう、普通の音楽。
普通の反応。普通の感覚。
普通の好み。普通の思考。
普通の人生。
カラカラカラカラ
夜風に流され、こう、回る。
え?同じ?
違う。
明日の私かな?
すぐ其処にある部屋で、
サァ、”崩れた女神”
”夢見る屍人”
”ミライノカコ”
が踊りだすの。
どう?見えている?
今ここにある世界。
もう。知ってるつも
ふたつ、湖畔の車椅子
いつも私、記憶の底
懐かしく彩り香る
紅い世界、揺れる水面
胸刺した沈丁花
だけど貴方、知らん振りで
枯れた道を見つめるの
紅い世界、止まる水面
香り咲く金木犀
「綺麗な空を眺めてたい
霧に囲まれてく日々で
不思議の国、お伽噺
もう一度触れさせて」
だけど貴方、知らん振りで
枯れた道を見つめてる
消えた世界、止まる水面
物言わぬ金木犀
「季節は
例えば君に
例えば僕に
例えば今そこに
寄り
夜空のふりした雲たちを
景色の歯車が
ベタベタで、甘すぎて。
すべてが不味い。
昨日の胸が求めてた
優しさに殺意を向ける。
もう今はただの
ガラクタに変わった無邪気な笑顔に、
斧を振りおろしたい。すぐに。
そんな鼓動変わっていく毎日だから。
今日も唄う。
この心を結んで開いて。
さあね、いつか未来のわたしに聞いて。
夜空のふりをした雲たちをすりぬけ
「ラララ」とか嘘とかつぶやくの。
幸せなんていつからか
重すぎる荷