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1から始めるメイク解説(女装・MtFさん向け)

メイクを始めたいけど、どうしたら良いの?
という質問をX(旧Twitter)で頂くことが多いので、プチプラで揃えられるメイク用品のリストを作成しました。
全て実際に使ったことのある商品になります。
主に20〜30代の女装・MtFさん向けの解説になりますが、メイクをしたことがない方にもお役立ていただけると思います。
イエベ、ブルベ問わず使えるコスメを集めました。
全て購入しても15,000円を超えないので、適宜参考にしていただけたら嬉しいです。

まずは保湿から。
メイクを行う習慣がないと保湿されていない方も多くいらっしゃるかと思います。

こちらの商品が化粧水、乳液どちらの機能も兼ね備えていて、朝晩の洗顔後にこれを使っておくだけで十分な保湿ができるので、オススメです🙇‍♀️
成分も良く、オールインワンの基礎化粧品の中ではトップクラスに安くて優秀なので、もしスキンケア用品選びに困ったらぜひこちらを勧めます!
保湿がされていないと、皮脂でベースメイクが崩れてしまったり上手くファンデーションが乗らずにガサガサになってしまうので、本当に保湿はしっかりと行うようにしましょう💪

次に、ベースメイク用品の紹介を行っていきますね。

特に身体が男性の場合、皮脂が出やすくファンデーション単体では崩れてしまうことが多くあるので、皮脂崩れを防止する下地を使うのがオススメです!

こちらの商品は安く、長い間支持されているものですので信頼性もあります!
プリマヴィスタなどより強力なものもありますが、まずはこちらから試してみるのが良いかと思います。
付け方ですが、手の甲に適量を出して、それを人差し指で両頬、鼻先、口元、額に乗せて、それを手のひらで優しく伸ばしてあげると薄く均一に乗ります。
ベースメイクは厚ければ厚いほど崩れやすく、化粧しています感が出てしまうので、なるべく薄く付けるようにしましょう😌

次に、ファンデーションの紹介です。

ファンデーションはパウダータイプ、リキッドタイプ、クッションタイプと種類が多いですが、最も簡単に扱えるクッションファンデを今回はご紹介します。
こちらは安いにも関わらず高品質で、崩れにも強いクッションファンデーションで、ミシャのファンデーションは化粧慣れしている人も使っているほどなので、買ってみて間違いはないと思います!
使い方ですが、まずは手の甲で練習してみてください。
パフを中指で持ち、面積の1/3ほどに軽くファンデーションを染み込ませます。
その状態で、擦るのではなく軽い力でポンポン、と叩くようにして手の甲に塗ってみてください。
その状態で、塗り終えたら、手の甲と手首で肌の明るさが違ってくると思うので、一度パフをティッシュに押し当てて残ったファンデーションをティッシュに吸着させてください。
ティッシュにファンデーションが移らなくなったら、ファンデーションを塗布した手の甲を再度パフで抑えるようにしてファンデーションを肌に馴染ませてあげてください。
ファンデーションを塗っていない部分と塗っている部分の境目がぼんやりして、自然な感じに仕上がると思います!
そうすると余分なファンデーションを取り除きつつ、薄付きで自然な形になり、肌にファンデーションが密着して崩れにくくなります。
実際のメイクの際は、ファンデーションの量をパフの1/2程度にして、それを顔で行う感じです。
もちろん、小鼻の脇など、細かい部分もパフを折りたたんでしっかり塗布しましょう!
顔につける場合は、両頬、おでこ、口元、鼻先の順番でまずは大雑把にパフを押し当てて、そこから満遍なく軽い力で広げていくのをイメージすると上手くいきやすいかと思います。

次に、ファンデーションで隠しきれない部分をカバーするため、コンシーラーを使いましょう。
女装される場合は、下記のコンシーラーを使ってみてください!

脱毛していないと、どうしても青髭の部分はファンデーションだけでは隠しきれないと思います。
その際に役立つのがこれで、青髭になっている部分にスタンプして指で軽く馴染ませましょう。
クマにも有効で、青髭とクマは男性に見える要因として大きいので、しっかり隠しつつ、指で馴染ませてファンデーションと色浮きがしないように仕上げてみてください。

鼻先、赤みやニキビなどに関しては、こちらのコンシーラーがオススメです。

こちらも使い方は同じです。
ファンデーションだけでは隠しきれない肌のアラの部分にちょん、と付けて、指やスポンジで馴染ませてあげると、自然とアラを隠してくれます!

次に、ベースメイクの仕上げのパウダーの紹介です。

こちらもロングセラー商品で、コスメ通からも絶賛されているパウダーです。
パウダーは汗や皮脂を吸着したり、ファンデーションの上から重ねることによって崩れにくくしたりする機能があるので、基本的には必須のアイテムとなります。
使い方はパウダーをパフで取り、パフを揉み込みパフ全体にパウダーを馴染ませてから、軽い力で顔全体に満遍なく押し当てるイメージです。
外出先でメイクが崩れた際にもこれ一つでお直しが出来るので、もし出掛けられる場合はポーチに忍ばせておくと安心です🙆‍♀️

次に、リップの紹介を。

こちらの商品、激安ですが、本当に高品質です。
色は様々ありますが、大人として悪目立ちせず、顔のパーソナルカラーに左右されにくいベーシックなレッドブラウンを選びました。
この色なら誰でも自然なように仕上がるかな、と思います。
塗り方については、まず下唇に塗ったあと、上唇のM字の部分を塗り、口端からM字の部分まで繋げるように左右塗ってください。
可愛く見せるテクとしてオーバーリップというものもありますが、女装初心者さんだと逆に目立ってしまうので、唇の部分からはみ出ないようにして塗るのが良いかと思います。
あとは、指先を使ってリップの輪郭をぼかしてあげると自然な形に仕上がります。

ちなみに、こちらのリップは別途ケースを買う必要がありますので、こちらもご用意ください。

次に、眉を描いていきます。

こちらのアイブロウペンシルは汗にも強く、落ちにくく自然な発色なので、使いやすいかと思います。
眉を描くのは慣れが必要ですが、わたしの場合はリップとのバランスを見ながら、眉尻を描いています。
細く眉尻を描き終えたら、一本ずつ眉毛を描いていくイメージで、眉全体を埋めていきます。
眉頭まで描き終えたら、付属のブラシで眉頭と眉の中間あたりのくっきりした部分をぼかしてあげることで、自然と柔らかな印象の眉に仕上がると思います。
人によってはリップが先かアイブロウが先か異なるので、そのあたりは慣れてみてから順番を決めてみても良いと思います。

次に、アイシャドウです。

こちらはある程度慣れてから使ってみてください。
男性の顔は立体的で、女性の骨格に近いように見せるためには平面になるように仕上げる必要があるので、慣れていないと立体感が強調されて逆に男性の骨格の特徴が強くなってしまいます。
ただ、やはり目元にラメがあるのと無いのでは可愛らしさや綺麗さが違ってくるので、パッケージ裏にある使用方法を読んで、徐々に試すようにしてみてください。

次にまつ毛を持ち上げていきます。
ビューラーやカーラーはたくさん種類がありますが、使いやすく、持ち運びもしにくいこちらがオススメです。

使い方に関しては取り扱い説明を読んでみてください。

眉を持ち上げ終えたら、次はマスカラを塗っていきます。

なぜ黒ではなくブラウンかというと、黒だと強い印象が出てしまうためです。
こちらの商品はキープ力も高く、ブラシも櫛のようになっており塗りやすいので、初心者の方はもちろん、わたしも普段愛用しています。
付けすぎるとダマになってしまうので、数回まつ毛に重ね塗りをするようなイメージです。
もし瞼に付いてしまったりする場合は、綿棒を使うとベースメイクやアイシャドウを落とさずに誤って付けたマスカラ液のみを除去できるので、メイクに慣れないうちは綿棒が手元にあると便利です。
難易度は高いですが、下まつ毛にも塗ることでより目元が大きく強調されて綺麗になるので、慣れてきたら下まつ毛にも軽く塗ってみてください。

次に目尻に引くアイライナーです。

こちらもアイシャドウ同様必須ではなく、慣れたら使う感じです。
描き方はわたしも未だに慣れていないのですが、もし目が吊り上がっていたりなど強めの印象がある場合は、アイライナーを使うことで垂れ目に見せたりなどが可能です。
目尻から2mmほど引いて、初めのうちは精密に描くのも難しいと思うので、色がついたら指でぼかしましょう。
そうすることで、不自然ではなく、自然な形に仕上がってくれるかと思います。

こちらは必須アイテムではないのですが、ついでに紹介します。

チークです。
肌に血色感を与える役目があり、付ける場所によっては輪郭のゴツさを抑えたりなども可能なコスメです。
ただ、顔のパーソナルカラーによって合うチーク合わないチークがあるのと、逆に職業としてオカマをされている方やドラァグクィーンの方のように、付け過ぎてしまうと女装感や輪郭が強調されたりなどもするので、慣れないうちは使わない方が良いと思います(チークを目立たせたメイク、カッコいい場合もあるんですけどね……)。
使う場合、面長の方は頬骨よりも上あたりに、横にサッとブラシをなぞってみてください。
チークに関しては純女さんでも使い慣れていない方も多くいらっしゃり、詳しい解説の記事などがたくさんありますので、もし使いたい場合は調べてみるのも良いかと思います。

最後に、特に女装やMtFさんにとって必須なシェーディングの紹介です。

やはり男性の場合など輪郭がゴツかったり、顎が長かったりするので、錯視効果で顔を小顔に見せる機能があります。アイシャドウと同様です。
必須アイテムです。
使い方は輪郭にもよりますが、エラの部分は軽く影を作るイメージでファンデーションと明らかに色浮きの無いように影を入れてみてください。
特にわたしは面長で顎に使っているのですが、顎に使う場合はちょうど顎の骨より1cmほど上から輪郭のU字の部分にブラシで塗っています。
顎の上〜顎下まで、グラデーションになるように塗ると自然な仕上がりで、元々輪郭がゴツくないように見えるので、暗くしすぎず、あくまで自然な影を作るイメージで塗ってあげてください。

あとは、メイク前の、特に眉の部分の道具を紹介します。

使い方としては、まず眉ばさみで眉毛の長さを整えたあと、シェーバーで理想の形に仕上げていく感じです。
顔のうぶ毛を剃るのも忘れないように。
眉の形に関しては輪郭やなりたい姿によって様々なので、各種サイトを参考にしてみてください。
眉エチケットはメイクしなくても顔の印象を左右する大事な部分ですので、慣れておくのが良いかと思います。
眉間の太い毛や、ヒゲが濃く伸びるのも早い場合は添付したピンセットで抜いてあげると良いです。

さて、大まかな紹介は以上となります。
最後に一通りのアイテムをまとめたほしい物リストを公開しておくので、参考にしていただけたらと思います。

いかがでしたでしょうか?
もし少しでも参考になった部分があれば幸いです。

もし参考になったら、スキボタンを押していただけると励みになります。
Xも行っているので、もし質問などありましたらフォロー外でも気軽にお声掛けください。
可能な範囲内で、アドバイスを差し上げられたらと思います。

自分のために行うメイクは楽しいもので、わたしはメイクは人生のエンドコンテンツだと思っているので、試してみたいなー……と思われている方は、ぜひ勇気を出して実践してみてください。
それによって、自分自身に自信が付いたら、わたしは何よりだと思います。

それでは、良いメイクライフをお送りください🙇‍♀️
というところで、今回は以上とさせていただきます。

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