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薬に頼らない「ホリスティック」


二十代の頃低すぎた血圧は年齢を重ねるごとに少しずつ高くなってきました。昨年とうとう近所のクリニックで降圧剤を処方されてしまい10カ月ほど服用しました。
年末から薬を飲むのをやめていますが、血圧は120から130くらいで落ち着いています。そもそも服用前に家で3ヶ月ほど測った血圧も120前後でしたので、本当に飲む必要があったのだろうか⁉…とずっと疑問に思っていました。そんな時に出合ったのがこちらの本です。


年齢に90を足した数値までなら心配ないそうですので、私は十分正常範囲です。
2019年に「血圧治療ガイドライン」が刷新され、降圧目標が140から130に引き下げられました。130を越えたら高血圧と診断され薬を処方されるようになり、90%の人が本当は飲む必要のない降圧剤を飲んでいるのだそうです。降圧剤を飲む人が増えるにつれて、病気になる人が増えてきたというデータには驚きました。
又、塩分を控えることで病気になる人も増えているそうです。寒いところに住む人は体温を上げるために塩分が必要なのに、控えることで狭心症や心筋梗塞などの病気で亡くなるリスクが増しているなんてビックリしました。

この本の著者は予防医療家で薬剤師さんです。薬に頼らずに食事や運動、東洋医学など、多方面から症状にアプローチする「ホリスティック」を日本で初めて提唱した方で、現在もその第一人者だそうです。

先月、友人に誘われてこの本の著者である加藤雅俊先生の講演会に行ってきました。加藤先生は優しそうな気さくな感じの方で、体を鍛えていらっしゃるのか筋肉質。薬剤師さんというより体育の先生のような雰囲気の方でした。
参加者は私より一回りもふた回りも年上に見える方ばかりで、年を取ったら薬漬けになるのは当たり前だと思っていた自分はまずこの事に驚きました。
私の両親も義母も、毎日たくさんの薬を飲んでいたからです。

詳しい内容は言えないのですが、本に書けなかった(殺されるから)というお話がとても面白くためになりました。
あんまり他の人に話さないで(本当に狙われるから)と言われましたので、全てをお伝え出来ないのが残念です。


    ♢  ♢  ♢  ♢  ♢

「このままだと心筋梗塞や脳卒中など死に至る重大な病気につながるので、今から予防のために降圧剤を飲むべき」
たいていの人はこの常套句により降圧剤を飲む羽目になるそうです。会社の健康診断で引っ掛かり、三十代から降圧剤を飲む人が増えているなんて驚きました。私もまさにこれで、クリニックの嫌な感じの医師から「救急車で運ばれてコロっといけばいいですよ。何年も何十年も寝たきり状態になったらどうするんですか!」と脅されて、しぶしぶ飲み始めたのです。
そういえば、あの時の医師は血圧の測り直しをしてくれませんでしたが、加藤先生は
「誰もが最初に測る血圧は高いものです。何度も測って落ち着いてきた血圧が正しい数値なので、5回でも6回でも測ってください」
と、おっしゃっていました。
私の場合は病院等では異常に高くなり、2回目、3回目で下がってきて普通になります。何回も測って下がった血圧が本来の正しい数値と聞いて安心しました。
「いつ、どこで測っても低くないと正常とはいえないんですよ!」
あのイヤな医師の顔は二度と見たくありません。

健康のために大切なことは食と運動と睡眠で、睡眠している間は体を修復しているそうです。夜中や明け方に目が覚めると睡眠不足を心配しますが、修復が終わったから目が覚めるのであって問題はないそうです。

血管はそう簡単に破れたり破裂したりはしないということも安心しました。急に倒れるのはドラマの世界だけで、必ずサインがあり、それを見逃さなければ大丈夫とのこと。
ろれつが回らなくなる、顔がマヒしている、箸を落とす、しびれる等の症状が出たら迷わずに救急車を呼ぶことが重要だそうです。

運動に関しては血圧に特化した体操が写真付きで本に記載されていますが、特別なことをしなくても階段の上り下りでも効果があるとのことでした。階段を上ったり、急ぎ足で歩くと心臓がドキドキしますよね。このドキドキしている瞬間が心臓や血管を鍛えているのだそうです。
足を鍛えることは心臓だけでなく、認知症予防にも良いそうですので一番効果的だという階段の上り降りは意識して行うようにしています。

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お話のあと、血圧を下げるツボ押しや簡単なストレッチ(見出し画像の猫参照(^-^))を体験して、最後に質疑応答と先生の著書の販売とサイン会があり、あっという間の90分間でした。
持参した本にサインをしていただき、22歳年上の友人へのプレゼント用に文庫本を求めサインもしていただきました。真面目な友人は私以上に降圧ストレッチにハマっているようです。

人の体には血圧を正常の状態にコントロールする機能があるので、安易な服薬は逆に健康を害したり、老化を早める可能性があるのだそうです。
薬によっては長く飲み続けると、血管や心臓、肝臓や腎臓にまで負担がかかるので注意が必要だと学べて良かったです。この先、必要になったらもちろん服薬しますが努力で改善できることはやってみようと思いました。又、血圧や、塩分の摂取量をそこまで気にすることはないことを知ることが出来て、気持ちがラクになりました。


最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m






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