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【観劇記録】フレンチロックミュージカル『赤と黒』2024/1/3

私の2024年の目標は「2024年に体験した色んなエンタメをnoteに記録すること」。ということで、2024年の観劇はじめになったこの作品から記事にしていく。

東京公演のロビーにて

公演詳細

フレンチロックミュージカル『赤と黒』
【公演期間・劇場】
2023年12月8日〜12月27日
東京|東京芸術劇場 プレイハウス
2024年1月3日〜1月9日
大阪|梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【観劇日】
2023年1月3日 13:00公演
【座席】
前方下手ブロック

あらすじ

ナポレオンによる帝政が崩壊し、王政復古の世を取り戻したフランス。
小さな町ヴェリエールで、貧しい製材屋の末息子として育った、美しき青年ジュリアン・ソレル(三浦宏規)は、町を支配するブルジョワへの激しい憎悪に燃えていた。
聖職者になり出世しようと野心を抱く彼は、レナール家の家庭教師の職を手にしたが、信心深く貞淑な夫人、ルイーズ・ド・レナール(夢咲ねね)と、情熱的な禁断の恋に溺れていく。
しかしその秘密は、町長ムッシュー・ド・レナール(東山光明)に激しい対抗心を持つブルジョワ、ムッシュー・ヴァルノ(駒田一)によって暴かれてしまう。

町を出たジュリアンがパリで出会ったのは、ラ・モール侯爵(川口竜也)の令嬢、マチルド・ド・ラ・モール(田村芽実)。この出会いもまた彼の運命を狂わせていく。
ストーリーテラーのジェロニモ(東山義久)が物語を締めくくる時、ジュリアン・ソレルを染めるのは赤か黒か、それとも――

ミュージカル『赤と黒』公式サイトより

感想(ネタバレなし)


『赤と黒』の原作について何も知らなかったので、観劇前にYouTubeで簡単にストーリーを予習しておいた。その時点で主人公ソレルに抱いたイメージは「情熱的で野心的で女性を惑わす色気たっぷりな男性」。

そんなイメージを抱きながら見たミュージカルのソレルは…やっぱり情熱的で野心的でとても格好良かった。でもそれに加えて、なんというか…想像していたよりも、純粋で愚かで可愛い…!
女性を転がしているようで、かなり転がされている。余計なことは考えずすべてを懸けて成り上がりたいと思いながら、愛に翻弄されている。

宝塚版『赤と黒』は観たことがないのだが、宝塚のソレルと三浦さんのソレルは全く違うのでは、と思った。(どちらも観た方がいらっしゃったら感想を教えていただきたいです!)
私は、俳優というフィルターを通して抽出される役の個性を味わえるのがミュージカルの魅力のひとつだと思っている。俳優さんそれぞれが持つ容姿、歌声、経験、技術、感性…それらが滲み出た役を見るのが大好きだ。
この『赤と黒』では、三浦宏規さんを通してしか見られないソレルの魅力を存分に味わえたと思う。

それと…マチルド役の田村芽実さんが、とんでもなく可愛かった。登場シーンのピンクのドレス姿が特に好き!
このお衣装が好きすぎて、ずっと双眼鏡で見ていたのだが、双眼鏡越しに目を合わせてくれてる気がして(気のせい)ドキドキした。

ということで、2024年の観劇はじめになったミュージカル『赤と黒』の感想でした。
今年も素敵な舞台にたくさん出会えますように!

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