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ねぇ、一体どんな言葉に僕ら


それはまるで、ずっと信じてきた僕の象徴みたいなものが、音もたてずに、砂でできたお城が急な雨に降られてドロドロと溶けていくように、何とも言えずひどく重たい感覚でした。

報道を見たとき、こんなことは初めてで、どう反応していいかわからず、ただ移ろう情報に戸惑い、狼狽えることしかできませんでした。(というか今も現実味がないのですが。)それから一週間後にBa.直井由文の活動休止の一報が入り、当面の期間は残された3人でBUMP OF CHICKENとしての活動を続けていくようです。

どうしてこんなことになってしまったのでしょうね。

このような事態の本質は本人にしかわからないと思うので、起きてしまったことに対してチャマを責めたくなったり、他のメンバーに同情したりはしませんが、なんだかとても悲しくてさみしい気持ちです。

いろんな意見があるのは承知ですが、僕自身の考えというか、願わくばというか、正直に言うとチャマ一人が活動休止するくらいなら、4人で活動を休止してくれていたほうが自分の気持ちにより素直に心を痛めることができたように思えます。(あくまで僕自身の考えですが。)

あんまり新曲とかチャマのいないライブとか見たりしたくないからですかね、、、

ただ今回の決断は、メンバーが僕たちリスナーのことを一番に考えてくれて、何度も彼ら自身で悩み、苦しんだ上での最良の決定だと思うので、僕に唯一つできることは、その決断を正しく受け入れ、信じてきた事実、何度も救われてきた過去、積み上げてきた信頼、そしてそれらを取り巻く自分の参戦したライブの記憶とか、BUMPのおかげで知り合えた大切な過去の恋人、今の自分の友人との大事な、大事な思い出をしっかりと抱きしめ、今後のチャマの、BUMPの進んでいくであろう道が、できるだけ良い方向へとあるように応援していくことだと思います。

昨日のPONTSUKAも聴きました。

藤君の苦しそうな声を聴くことはつらかったのですが、事実をしっかり受け入れて、様々な事に責任を感じ、厳しくも仲間を慮り、BUMPとしての今後を建設していく趣旨の覚悟は、聴いているすべての人の心にしっかりと響いたと思います。

これはtwitterでしゃもん君も言っていたことなのですが、僕らがこうやって日々思い浮かべて呟いたりする胸の内のバンプへの思いは、僕らが思ってる以上に確かに彼らまで届いているのですね。

本当にたくさんの人が、彼らの音楽に何度も救われ、大切にしていて、これからもBUMPを頼りにして生きていくんですね。僕も立派なその中の一人ですし、これに関しては何の疑いもなくはっきりと述べることができます。

今度は僕らが「BUMP OF CHICKEN」という僕ら自身の信念を、支えてあげなければいけない時が来たんですね。

何かの漫画の言葉じゃないけど「ほんとのファンなら、落ち目の時にこそ応援してあげなくちゃ」ですね(笑)

ただいろんな意見があると思うし、中にはどうしても積極的に呑み込めない人もたくさんいるはずです。でもそれらすべてが各々の向かい方ですし、きっとどんな意見も正しいんだと思います。

こんなこともあるんですね。生きていたら。それは自分たちにも言えることだし、BUMPにも言えることなのですが。

僕は落ち込んだときや物事がうまくいかなくて詰まってしまったとき、よくHAPPYを聴くのですが、改めてさっき聴いてみて、これほんとにいい歌詞ですね??(笑)びっくりして涙が出そうになりました。

優しい言葉の雨は乾く
他人事の様な虹が架かる
なんか食おうぜ そんで行こうぜ
これほど容易く日は昇る
悲しみは消えるというなら
喜びだってそういうものだろう
誰に祈って救われる それよりも大切な手をとって
勝ち負けの基準も解らない
だけど確かに守るものがある
教わらなかった夢と共に 少年は大人になった
続きを進む恐怖の途中
続きがくれる勇気にも出会う
無くした後に残された
愛しい空っぽを抱きしめて
消えない悲しみがあるなら
生き続ける意味だってあるだろう
どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう
Happy birthday

どんなご飯を食べたらこんなにも優しい言葉が紡げるのでしょうか。

この曲のこの歌詞の何に惹かれるかって、心が弾むアップテンポな曲でもなければ、辛いことばかりじゃないぜ、がんばろうぜ!!みたいな強いメッセージ性でもないのに、悲しむべきことを一通り悲しんで、そのあと泣きながらまた歩いていくみたいな、「どうしようもなさ」みたいな半ば諦めが感じられて、いつも静かに、そのまた歩き出すための勇気が湧いてくるところなんです。

BUMPってそういう歌詞が本当に素敵ですよね。

今一度、いろんな曲の歌詞を読んでいると、まさにどこかの誰かが必要としているような言葉が、たくさん見えてきます。曲の歌詞だけでなく、雑誌のインタビューとか、ライブのMCとかも。

藤くんは、BUMP OF CHICKENは、こんな何の取り柄もないような脇役の僕に、たくさんの言葉をくれて自分を主人公にしてくれました。大げさかもしれないけど、嘘っぽいけど、ほんとうのことでしかないのです。どうしようもなく。

どれくらいの期間活動が止まってしまうのでしょうか。

そういえばaurora arkツアーから約1年が経ち
11月には映像作品が発売になりますね。(順当にいけば)

11月ってめっちゃ遠く思えますけど意外とすぐですよね。もう日中もかなり過ごしやすい気温になってきました。いいぞ〜もっと寒くなれ〜

この時期とか冬の空とかいいですよね。夕方に寒みーーとか言いながら話がしたいよとかMerry Christmas聴くの最高なんですよね〜マジで。

夕方の話がしたいよめっちゃ切なくないですか、超好きです。

そんな移ろう季節の真ん中で、今はただひたすら、物事が良い方向へと向いていくように、BUMPの曲をたくさん聴いて、然るべき時のためにまた心を温めなおす時間なのかもしれません。

また笑顔で四人がステージに立てるように、その時にみんなも笑っていられるように。早く元通りになるといいですね。いろんなことが。

これからの僕らは、彼らの、一体どんな言葉に出会えるのでしょうか。

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