ランニングイベントの今～3大会の振り返りと今後～
お久しぶりです！ここのところ大会続きで少し放置気味でした…。やっぱりひと月に3大会(トレイル1・ロード2)詰め込むと結構バタバタになりますね。それでも、選手やスタッフの方々のご協力のおかげて無事終えることができました。運動時以外のマスク着用や検温、紙での記録証発行の中止(WEBからのダウンロード)といった感染対策にもご理解いただきありがとうございました！
さて、今回は紹介もかねて7月に開催した3大会の振り返りをしていきたいと思います。これまではトレイルの話題ばっかりでしたが、実はロードの大会もたくさんやっているので、この機に知ってもらえると嬉しいです！
1. KAKITSU 2021～播磨の国の山城跡を巡るトレイルラン～(7月23日開催)
終日曇りで比較的走りやすかった昨年から一転、今年は常に日差しが照り付ける厳しいコンディションとなりました。ロングクラスの完走率は80％をきっており、これは距離(30km)を考えるとかなり低い数値です。30℃を超える気温の中、中盤の急な登りと日陰の少ない稜線部分を進むのは本当にきつかったと思います。ただ、完走された方も途中棄権された方も、地形や気候、自分の状態をよく見極めながらレースを進められていて素晴らしかったです。ショートクラスも決して楽なコース設定ではなかったのですが、完走率は100％で最年少はなんと3歳！すごい！！
そして、このコンディションの中でも大きなトラブルなく終えられたのは、選手自身のセルフケアもさることながら、たつの市の方々のご協力があってこそでした。普段手の届きにくいかゆい所をカバーしていただき、とても助かりました。
ひとまずほっとしたところですが、細かく見ていくとまだまだ改善の余地はありそうです。ご意見をいただいているエイドや周辺情報といった部分については、今後さらに充実させていけたらと思います。個性的なコースを目指すとどうしてもキツくなってしまうので(笑)、その分サポートもしっかりしないとですね。さらに、これ以外の新プランも…。詳細は来年をお楽しみに！
【大会結果】
※「ITRA」と「UTMB® World Series」のサイトにも結果が掲載され、完走された方の記録が正式に承認されました！
新体制のUTMBの方にも今後「Qualifier」としてレースを登録していく予定です。本戦やシリーズ戦に参加するための一助になればと思っています。細かい仕組みや見方についてはまた別の機会で！
2. グッドモーニングラン in フラワーセンター(7月11日開催)
グッドモーニングランは「暑くない早朝に走って夏場のトレーニングを充実させよう」というコンセプトのもと、様々な会場で開催しているシリーズイベントです。会場となるのは開園前の公園や競技場で、思う存分自分の走りに集中できます。また、レース終了後もたっぷり時間があるので、有意義な1日になること間違いなしです！
今大会の各レース(2km/6km/10km/16km/駅伝4km×3)は、兵庫県立フラワーセンター内の特設コース(1周2km)を周回する形で実施しました。アップダウンが少なく、美しい花々と豊かな自然に囲まれた気持ちの良いコースです。しかし、この日は早い時間からみるみる気温が上昇。暑さにまだ体が慣れていないこともあって苦戦した方も多かったのではないでしょうか？
ちなみに、今回は中安友美さん(Re Run Running Club)をゲストにお迎えし、レース前の効果的なアップについてレクチャーしていただきました。なるほどと思うことばかりでとても勉強になりましたね。走りの方もさすがでした。また、フラワーセンター様には会場だけでなく、参加賞のきれいなお花で大会に華を添えていただきました！花だけに…すいません…。
そして、これと同内容の大会を夏終わりの9月5日(日)にも開催します。ご指摘のあった部分は改善し、よりよい大会になるよう準備を進めてまいりますので、ぜひご参加ください！
【大会結果】
3. グッドモーニングラン in 播磨中央公園サイクルランド(8月1日開催)
こちらもグッドモーニングランシリーズのひとつで、普段は走れない自転車用のコースを使った大会となっております。少しアップダウンはありますが、自転車用にしっかり整備されているので走りやすいです。大会当日は営業時間前の早朝からコースを開放していただきました。いつもお世話になります！
この大会には一般的な3種目(1.5km/3km/10km)に加え、「バトルラン」というちょっと特殊な種目があります。1500mを2本走って順位を争うというもので、陸上競技の予選と決勝に近いイメージです。
①2~3組に分かれて1本目(予選)を走る
②1本目の結果に応じて、A(組上位)とB(組下位)の2組に再振り分け
③2本目(決勝)を走って順位を決する(例：A→1~10位／B→11~20位)
具体的な流れはこんな感じです。1本目でAグループに入れないと、2本目をどれだけ良い記録で走っても上位にはなれません。上の例の場合、Bグループになった時点で11位以下が確定します。1本目でいかに余力を残しつつAグループに入るかがポイントです。今回もこうした駆け引きが面白い見ごたえのあるレースとなりました！
グッドモーニングランin播磨中央公園サイクルランド。バトルラン決勝。10kmとWエントリーの西山さん。W優勝でした！
Posted by RunningHigh - ランニングハイ事務局 on Sunday, August 1, 2021
全体の方はというと、好記録を残されている方が多いなあという印象でした。特に10kmとバトルランの両方で優勝された西山選手の走りは圧巻。こんな状況の中でも継続的にトレーニングされている選手には尊敬の念しかありません。大規模大会が続々中止になっている現状ではありますが、ここでの走りが秋以降の自己ベスト更新につながると嬉しいです！
※バトルランは一般種目とダブルエントリー可能で、とことん追い込みたいという方にもおすすめです！
【大会結果】
4. まとめ
改めて、上記大会に関わってくださった方々、本当にありがとうございました。ランニングハイ事務局では、8月以降も多くの大会を予定しておりますが、まだまだ難しい状況は続きそうです…。ただ、そんな今だからこそ、民間の小規模大会ならではの柔軟で遊び心のある運営が生きると思っています。こうした運営が常にできるように、より一層工夫をこらしていきますので、今後ともよろしくお願いします。
それでは！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？