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映画「365日のシンプルライフ」を見た感想

0、はじめに

こんばんは〜〜🎬🍿

私事ながら、本日第一段階の配属発表日でした。


自身が関心のある分野に身を置くことができ(希望が通り)

月曜日から始まる領域別研修が楽しみです✌️✌️


さて、お昼ご飯の時間にコツコツと見ていた

映画の感想を今日は書きたいと思います✏️📘


1、映画「365日のシンプルライフ」とは

今回私が見た映画は

「365日のシンプルライフ」という映画です。


Amazon primeでオススメされたのを機に

見てみました。


普段見る映画は、現実世界と重なりにくい映画が多かった気がします。

映画特有の世界観というか。


でも、この映画は観ることだけに留まらない

"ジブンゴト化"してしまう映画なんです。

見ながら映画と自分の周りの現実を行ったり来たりするような。

なんだか新鮮でした。


監督・脚本はフィンランド人のペトリさん。

なんと、主演もこのペトリさんです。

多才な方です。


そして映画の舞台はフィンランド

フィンランドと聞いて「幸福ランキング1位の国

であることを思い出しました。


フィンランド人にとっては

幸せ=個人の幸せ」という考え方があるそうですよ。

つまり周りにどう思われるかは関係なく自分が幸せであることが大事だと。


そんなフィンランド人は4つのものを大事にして生きている。

NATURE(自然の豊かさ。地産地消をするサステイナブルな食文化。)

SAUNA(心も体も健康に)

CREATIVE(編み物の文化。長く愛されるデザインを取り入れる。作り出すことで上達、達成感、満足感を得る)

ME(いまの自分のことを考え、いまを感じる。心地よいものに囲まれる

この4つを大事にしていると聞いたことがある。

この映画は特にCREATIVEMEに着眼した映画だと思う。


2、映画からのメッセージ


この映画は主人公が

モノに溢れて、モノに支配されそうな気持ちになり

なぜ不幸なのか、考える時間を見つけるために

モノのない生活をはじめるところからスタートする。


モノのない生活、

つまり、

「持ちモノ全てをリセットする"実験"」をする物語だ。


この映画から気付かされたことは5つ。

①いまの生活は思った以上にモノに溢れている

極端な話、戦争直後とかってモノが本当に少なかったはず。
職につける人はラッキーな人だけ。
みんなほとんど何も持っていない。
モノを買うことができないのだ。

そんな時代だからこそ、みんな自分が所有しているモノを大事に長く使う

一方でいまは職についている人はたくさんいる。
モノも簡単に買うことができる。
そして気づかぬうちにモノに溢れた生活を過ごしている。

そんな現代にこの映画は
「ものをなくすと本当に必要なものがわかる。何が必要か自分で見極めることが大事」と訴えかけてくる。

私はパッと身の回りを見渡した。
しばらく使っていなくて埃が被っているものがある。
「これって本当に必要だったんだろうか」という疑問が湧き出て来る。


②モノが一義的ではなく多義的になる

モノが少ないと目の前にあるものをいろんな方向から見て
価値を見出そうとする。

例えば、ブランケット。
モノに溢れた生活をしていたらただのブランケットでしかない。
ただ、モノがない生活をしていたら???
枕にも寝袋にもカーテンにも、スカートにもなる優れ"モノ"になる。

新聞も「1日の出来事を知る情報収拾するもの」に留まらず、
「娯楽」という見方が生まれる。


③モノとの接触に敏感になる
例えば、毎日当たり前のように着ている服。

服を着ることが「作業」になっていたとしたら??
そこから何か感情が生まれることはないと思う。

でもこの映画の物語は服を着ることが1つの「体験」のように描かれている。「服に身を包むのは"気持ちいい"」のだ。


④持っているものの多さで幸せは測れない
途中で出て来るおばあちゃんの一言が印象に残っている。

「人生はモノで出来ていない。別の何かが必要だ」という言葉。

モノを作り出した時の達成感とか、
好きな人と一緒に過ごす時間とか
そういうものこそが人を幸せにさせるのではないかと考えさせられた。


⑤広告代理店という仕事はクライアントが売っているモノを売る会社ではない。そのモノを通じて生まれる体験を売る会社だ。

本当に目の前にあるその"モノ"は必要か??
という問いに対して「yes」と答えさせるには

価格や機能だけでは足りなくなって来るだろう。

そこから得られる幸せとは??体験とは??
そういった視点が大事だと思わされた。


いままでこんなに真剣に映画を観たことはないと思う。笑

改めて、この映画というのは

映画は観ることだけに留まらず

見ながら映画と自分の周りの現実を行ったり来たりする、

"ジブンゴト化"してしまう映画

でした。


ぜひ、自分と比較しながら観て欲しい映画です。

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この絵は必要?

「生きていくために100個選べ」

と言われたらその中には入らないだろう。

でもその次の生活を楽しむためのモノを100個選べと言われたら?

迷うね。入って来るかもしれない。

モノと見つめ合うと新しい気づきと感情が生まれる。

 2020.05.15 Miho

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